Sojo University Repository
Not a member yet
458 research outputs found
Sort by
Development of Programmable Thrust Ball Bearing Life Evaluation Tester―About the Effect of Reversing Operation on Lubrication Conditions―
生産設備に用いられる回転機械などの故障原因の多くは、偶発的な故障などを除いて、軸受の損傷に起因することが多いと言われている。すなわち、軸受の寿命を延長させることが機械の寿命延長に大きく寄与することになる。著者らは、これまで潤滑油を構成する成分の違いが軸受寿命に与える影響と、そのメカニズムについて検証してきた。具体的にはスラスト玉軸受を試験片とし、潤滑油中に油浴潤滑させ、軸受がフレーキング損傷に至るまでの寿命時間を観測する軸受寿命評価試験機を用いて検証を進めてきた。この寿命評価試験機は、軸受の回転方向、回転速度は変化を伴わない等速動作であり、ブロアなどの動作を模している。しかしながら、性能検証対象の潤滑油は自動車用エンジン油、ギア油であり、これらは回転速度、回転方向の変化を伴う複雑な動作条件で用いられている。このような動作条件の違いが軸受寿命に与える影響について検証するために、スラスト玉軸受寿命評価試験機の駆動源にACサーボモータを使用し回転速度、回転方向などをプログラム可能とした新型の寿命評価試験機を新たに製作した。本報にて、その詳細と実験結果について報告する
Learning and Teaching Methods for the Period for Integrated Studies In a Teacher-Training Course
本稿では、まず、新設科目の「総合的な学習の時間の指導法」の創設過程や文部科学省から提示された教職課程コアカリキュラムに基づく本科目のシラバス作成についてまとめた。
次に、この総合的な学習の時間の指導法の授業を通して、総合的な学習の時間の改訂の趣旨や目標・内容の理解を深めるための指導の在り方、指導計画(全体計画・年間指導計画・単元計画)の作成方法、並びに探究的な学習(課題設定―情報収集―整理・分析―まとめ・表現)を効果的に展開するための学習活動の在り方等について教授した結果(成果と課題)について整理しまとめた。
特に、総合的な学習の時間の学習の特徴である「探究的な学習」への学生の取組内容を、その学習過程に沿って、課題の設定に関する報告書、情報収集に関する報告書、情報を整理・分析した報告書、そして最終的に探究的な学習の総まとめの報告書を作成・提出させ、実践記録として整理した。この学生の取組内容を、今後の「総合的な学習の時間の指導法」の授業改善を図る参考にしたいと考えている
A Conceptual Diagnostic Survey of Mechanics and the Consideration of Physics Education at Sojo University
崇城大学2021年度前期と後期に開講された物理学実験を受講した学生を対象に、力学概念調査と物理意識調査を行った。この結果から、多くの学生が、1年次の物理学の学習を終えた後でも、MIF(Motion Implies a Force)誤概念や作用・反作用に関する誤概念を保有し、ニュートン力学を十分に理解するための出発点に立っていないことが明らかになった。また、意識調査では、学生が概念の獲得に向けて努力することはできているが、それを問題と関連付けることに困難が生じていることが示唆された。これを踏まえ、崇城大学での物理教育の在り方について考え、1年次の基礎物理学のクラス分けテストの実施を提案する。また、正しい概念の獲得に向けたアクティブラーニング型授業の必要性、物理学の授業内容に関する全学的な連携の重要性について報告する
Student Guidance and Career Guidance in High School ―Current Situation from the Perspective of New Courses of Study and Student Guidance Proposal―
近年、いじめの重大事態や児童生徒の自殺者数の増加傾向など、子供たちを取り巻く環境
が大きく変化している。そのような中で、生徒指導の基本的な考え方や取組の方向性を再整
理するとともに、今日的な課題に対応していくため、「生徒指導提要」が12 年ぶりに改訂さ
れた。
また、平成30 年に改訂された高等学校学習指導要領は、令和4 年4 月から年次進行で実
施され、令和6 年度に完全移行となっている。それとともに平成23 年刊行の高等学校キャ
リア教育の手引きも、令和5 年3 月に中学校・高等学校キャリア教育の手引き-中学校・高
等学校学習指導要領(平成29 年・30 年告示)準拠-として、新たに刊行されている。
このように学校教育が大きく変わっていく中で、新しい「学習指導要領」と「生徒指導提
要」、「キャリ教育の手引き」を参考に指導の在り方を再確認する。そして、これまで高等学
校で行われてきた生徒指導・進路指導について現状を報告するとともに再整理したい。この
ことを通して、これからの指導の在り方について考察し、学校組織の指導体制を改善すると
ともに教職員の共通理解を図りながら、生徒一人一人の自己実現・自己形成を支援していか
なければならない
A Study on the Practice of Extraclass Activities in Senior High School ―Focus on School Events―
本稿は、高等学校における特別活動が担う教育的意義について、熊本県立玉名高等学校を
事例にして検討を行った。先行研究でも指摘されている通り、高校における特別活動の重要
性は教科等と比べて相対的に劣位に置かれがちである。しかし、だからといって特別活動を
軽視して良いわけではない。教育の目的が人格の完成にあることを踏まえれば、教科等の知
識や技能とともに人格形成に欠かせない他者との協働や合意形成、人間関係形成、自己実現
の経験は特別活動を核にして取り組む必要がある。
熊本県立玉名高等学校体育祭を事例に分析すれば、人間関係形成や社会参画といった特別
活動が目指している資質・能力は学校が持つ歴史や伝統に強く支えられていた。特別活動を
より充実したものへと昇華していくためには、歴史・伝統等の環境的な側面も重要な役割を
担うが、やはり教職員一人一人が特別活動の意義を再確認し、各種教育活動に反映させてい
こうとする態度が求められるだろう
Construction of a Supplemental Leaning System for Enhancing Basic Academic Skills
加速化する少子高齢化による18 歳人口減少等の国内社会問題に伴い、各大学の定員充足
は益々過酷な状態に陥っている。この対策として大学入試選抜方法が多様化しているが、こ
れにより大学入学時の学生基礎学力に大きな差が生じている事実がある。一方で大学は“ 単
位の厳格化” ならびに“ 学びの質保証” を文部科学省より求められており、教員側の講義の
質向上と在学生の質保証を実現する施策が必要不可欠であると言える。このような背景から
崇城大学では教育刷新SEIP(Sojo Educational Innovation Project)が2010 年に答申され、現在
「学生が学修する大学づくり」を掲げたSEIP Ⅱが実践されている。この理念を踏まえ、崇
城大学機械工学科では“ 学力の2 極化” に対応できる“ 緩やかなコース制” を有する専門共
通カリキュラムを2013 年度から実施し、着実な教育効果を得ているが、一定学力に達しな
い学生には効果が見られないことも事実である。本報告では、初年次教育および在学生の基
礎学力向上を目指して実施している補習システムとその実績を紹介するとともに、現在教学
マネジメントで求められるアドミッションポリシーのアセスメントに対する本施策の有効性
について記述する
Redesigning an EAP Course During a Pandemic
This paper discusses how a traditional face-to-face content-driven English for academic
purposes (EAP) course for first-year Japanese university students was transformed into a
virtual one during the COVID-19 pandemic. The researchers discuss the pedagogical
strategies (e.g., flipped learning, project-based learning) and ICT tools that were integrated
into the online EAP course. The paper also examines the student participants’ (n=98)
adjustment to emergency remote teaching (ERT) as well as the psychosocial frustrations
and dissatisfaction that can germinate within virtual learning environments. The
researchers share the key lessons that were learned from ERT during the COVID-19
pandemic and how this knowledge can help English as an international language (EIL)
educators expand their professional horizons in our current ‘new normal’ era.
本論文は、COVID-19 パンデミックの際、日本の大学 1 年生を対象とした従来の対
面式コンテンツ主導型学術英語(EAP)コースが、どのようにバーチャルコース
に転換されたかを明らかにするものである。研究者は、オンライン EAP コースに
組み込まれた教育戦略(反転学習、プロジェクト学習など)と ICT ツールについ
て論じている。また、学生参加者(n=98)の緊急遠隔授業(ERT)への適応や、
バーチャルな学習環境で芽生えうる心理社会的なフラストレーションや不満につ
いても考察している。研究者らは、COVID-19 パンデミック時の ERT から学んだ
重要な教訓を共有し、この知識が、現在の「新たな常態」の時代において、国際
語としての英語(EIL)教育者が専門家としての視野を広げるためにどのように役
立つかを述べる
Challenges in the SALC toward Fostering Autonomous Learners
欧州での言語教育においてオートノミー(自律)の重要性が主張され、1970年代に世界で初となる自律学修センター(Self-Access Learning Center 通称SALC)が設立し、半世紀近くになる。情報化社会の教育において、教室学習での学びの枠を超え学習者の自律学修を促進し、学習者が学んだ知識を活用できる力は益々重要となってきている。学習者のラーナーオートノミーを育成することは、学習分野を問わず、変化の激しい時代において生きていくため必要となる生涯学習マインドの素地となり得る。日本でも2000年代から文部科学省が自律学修を重視し教育指針として推奨している。昨今では多くの日本の高等教育機関において、SALCが併設されているが、崇城大学では2010年に神田外語大学と提携し、英語教育機関であるSojo International Learning Center(SILC)内に理系大学で稀な大規模SALCを設立した。本文においてはSILC/SALCの設立からこれまでの軌跡をまとめる
The Challenges of Implementing an Online Telecollaboration Project
Whilst advances in the Internet and technology have contributed greatly to language learning in recent years, exposure to opportunities for language use within an online educational environment are less prevalent. Utilising the learning platform Moodle, this small-scale project had a primary focus of facilitating communication and exchange between students of a university in Japan and a university in the U.K. The participants consisted of 33 students, 20 from Japan and 13 from the U.K. The project attempted to oversee online interactions between the two groups via activities on the Moodle platform, to encourage participation within this online community and build connections. However, due to problems on both sides of the project, the desired outcomes were not realised. These included activity preparation challenges, student and teacher engagement, time management and scheduling, and teacher-to-teacher communication. This article highlights the challenges in this project and outlines future adaptions to prevent the same mistakes again. It also aims to present to the audience the potential pitfalls of undertaking similar projects
Early Literature and Problems of Thought for the Art and Works of Taro Okamoto
Taro Okamoto, who played role as an avant-garde artist in postwar Japan, not only produced works but also had a great influence on the art world and the society of those days. It is implied through the continuous holding of exhibitions, video works and features in magazines focused on Okamoto as well as research in various academic fields. However, from my point of view, there is no study that provides an overview of the earlyr literature on Okamoto, analyzes who addresses what related to Okamoto, in particular method.In this study, I investigated the academic fields of the researchers to divide then into four fields: “art critic and art historian,” “sociologist, philosopher and intellectual historian,” “art pedagogist,” and “others.” Then, I organized discussions by field and chronologically, and verified the contents to reveal the academic fields, researchers, current status of research and unresolved issues of study on Okamoto