Sojo University Repository
Not a member yet
    458 research outputs found

    Collaborative production of terra cotta by burning rice husks in the field〜the possibility of collaboration between art and the local community as seen in two cases〜

    Get PDF
    稿者は2018年より、熊本県菊池市政策企画部企画振興課が運営する廃校を活用した施設である菊池市旧龍門小学校龍門地区活性化支援センター龍門アーティスト集合スタジオを拠点に彫塑作品等の制作活動を行っている(1)。菊池市は、年間9,450トンもの収穫量がある菊池米、七城米などの米の産地で、燃料となる籾殻が調達しやすい上、広い農地があって火を使った野焼きが行い易いといった好条件を備えている。そこで稿者は、このような環境を生かした彫塑制作の方法として、特に野焼きを採用している。 稿者が籾殻を使用したテラコッタ粘土の野焼き法に出会ったのは、現崇城大学芸術学部長の恩師・勝野眞言教授が “大地のメモリア”展(熊本県津奈木美術で2016年に開催)において実施した住民参画型現代美術プロジェクト「ひねってねじってぺったんこ!」に、野焼きワークショップのアシスタントとして参加した時のことであった。野焼きの協働作業時に地元住民と交流したことや、籾殻の入った外枠から作品を取り出す時に参加者との一体感や達成感が生まれたことなどが魅力的な体験として強く記憶に残り、卒業後も稿者が野焼きを続けるきっかけとなった。また、焼成によって生まれる作品のプリミティブな造形美も野焼きを続ける理由の一つとなっている。さらに稿者は、野焼きをする時に人々が火を囲むという、現代では珍しくなってしまった光景が生まれたことにも心惹かれた。現代では火が電気に変わり、生活から遠ざかって、火を見ることは非日常的な機会に限られる傾向にある(2)。野焼きをする際に火を焚くと自然と人々が集まり、知らない者同士が交流を始める場面に幾度も遭遇した。また、焼成用の土台となるコンクリートブロックやレンガを運んだり、焼成するテラコッタ作品などを運んだりする協働作業の工程(図1)、火を焚く協働作業の工程(図2)などには、一種の祭りのような要素があるように稿者には思われた。火を中心とする協働作業がもつ一種の祭的要素に対する稿者の興味は、2021年6月〜9月にかけて青森でのアーティスト・イン・レジデンスプログラム「ゆらゆらと火、めらめらと土」(3)における火に対する信仰や祭りに関する調査や、現地での野焼き時における地元住民との協働制作へと発展した。そこで稿者は、同要素が野焼きによるアートと地域との交流の根源にあると考え、稿者が行った野焼きによる制作と、制作を通してどのような交流が生じたかを本研究報告で整理しておきたい。 本稿では、まず「野焼き」について概説した後、2020年7月4日(土)〜 8月10日(月・祝)に公益財団法人東京都歴史文化財団東京都現代美術館主催の東京都千代田区にあるトーキョーアーツアンドスペース本郷で開催された「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2020 成果発表展デイジーチェーン」(4)に出品するために熊本県菊池市で制作した高さ2.4メートルの作品《自立について》(図3)(2020年、テラコッタ)の野焼きによる焼成と、それを契機に決定した青森県青森市の国際芸術センター青森アーティストインレジデンス(5)における地元住民とのテラコッタの野焼き協働制作(6)の2事例について報告する

    Lectures of the “Best Teaching Award” Winners 2020― Idea for Improvement (5th Report) ―

    Get PDF
    2020年のCOVID-19の流行により、日本国内の大学でも対面授業に代えて遠隔授業を実施することとなった。崇城大学においては、学生の通信環境を考慮し非同期的なオンデマンド型方式による遠隔授業を原則とし、前期においても感染症対策を行いつつ対面授業を一部で再開した。後期には、遠隔授業と対面授業の組み合わせを含めて授業形態を7種類に分類して、科目の特性に応じて各授業が実施された。今年度はベストティーチング賞(BTA)の新たな試みとして、遠隔授業についての表彰区分を設けた。「授業に関する学生アンケート」のスコアと各受賞教員へ実施したアンケート回答を比較して、授業構築の特徴を分析した。 BTA対象授業では対面授業か遠隔授業かの授業形態によらず、学生へのフィードバックに注力した事例が多く見られた。感染症拡大を避けるため取りうる教育技法に厳しい制約を受けながらも、教授者は様々な工夫により授業を実施していった

    Implementing English Prosody Pronunciation Strategies with Japanese EFL Learners

    Get PDF
    This action research study explored the need for an increased focus on prosody in the English language classroom, given a shortage of instruction on suprasegmentals (i.e., intonation, rhythm, and stress) in many Japanese educational contexts. To address this educational shortfall, pronunciation strategies covering common prosodic features of English were created and implemented as online activities in first-year English communication classes at a university in Japan. In line with action research, the study aimed to identify effective means of delivering prosody pronunciation strategies in an online environment, while also examining student perceptions of the activities to inform the discussion of future research and material design. Student responses were generally positive, and based on the data, the author suggests that utilizing prosody pronunciation strategies to improve the intelligibility and communicative ability of students is a meaningful pursuit

    Considerations for Using COTS Video Games as Language Learning Tools

    Get PDF
    Video games have become the world’s largest entertainment industry sector. The rapid growth and mainstream acceptance of video games have had very little impact on their adoption in language learning contexts. Commercial off-the-shelf video games (COTS) have certainly been used for educational purposes in English language teaching. Still, their application is often not as straightforward as a graded reader, movie, song, or even something like a board game. This paper will cover three areas that educators will need to acknowledge regarding a game’s viability and accessibility as a language learning tool. The first consideration is the learning context in which the COTS will be utilized, where the learning activity will occur. The next are the pedagogical considerations of a COTS. The final consideration, which is the largest roadblock to utilizing COTS as learning tools, is accessibility. Many obstacles such as cost, digital rights management, and usage licenses make adopting a COTS for language learning difficult; however, numerous exciting options exist to match any combination of learning context and outcomes

    Current Trends and Issues of Corporate Ethics in Japan

    Get PDF
    近年、わが国では企業による粉飾決算や偽装工作等の不正が頻発するようになってきている。こうした企業倫理の低下を象徴するような事態が発生するようになった背景には、①短期利益追求主義の強まり(資本主義精神の変質)、②日本的経営手法の変質、③企業組織の中に未だに残る暗黙のムラ社会の雰囲気の存在、④メインバンクのモニタリング機能の弱体化、⑤企業が掲げる CSR の履き違え(または曲解)の5点があるものと考えられる。企業に内在する体質と風土は、問題が発生した際のマスコミ等に対する危機管理広報の際にも表れる。中には、拙い対外広報によって傷口を広げてしまい、世間からの批判が強まって信頼を失ってしまうようなケースも少なくない。企業倫理の向上のためには、これといった決め手があるわけではないが、①まずもって経営トップの高い倫理観が必要であり、それを前提に、②コーポレートガバナンスの制度化等の体制の整備・強化、③経営理念を意識した経営計画の策定と社員教育の徹底、④社内での闊達な議論風土の醸成による風通しの向上などの基本的動作が欠かせないだろう

    An Examination of Challenges Encountered by Japanese Learners of English

    Get PDF
    This research paper analyses the various difficulties encountered by Japanese students when learning English. Firstly, three main contributing factors were proposed: linguistic differences between English and Japanese, societal barriers, and the education system in Japan. In examining the linguistic difficulties, a survey was administered to 25 Japanese learners of various levels to determine which area of English grammar posed the most difficulty. There was then an examination of the societal barriers and education system in Japan and how these also contributed to the relatively low level of English language proficiency in Japan

    The consciousness and actual situation for the reading of college students

    Get PDF
    「若者の読書離れ」は、よく耳にする言葉である。実際に大学生と接していると、やはり、「読書離れ」を感じる。それに伴い、長文を読む忍耐力、読解力も欠けているように感じる。そこで、読書に対する意識や読書時間、態度、考え方などを学生に調査することにより、学生の実態を把握し、今後、読書を推進していくために、授業での取り組み方などを検討する材料の一つとして、考えていきたい

    Creating an Advanced Level Speaking Test

    Get PDF
    This extension to the standard speaking test was designed to assess the speaking level of higher tier students in second year university classes, using the CEFR-J as a basis. It was designed to complement the existing speaking test and to enable students to demonstrate skills up to B2 level of the CEFR-J. The test was designed to fit in with the existing curriculum using topics covered within it. The validity of the test was established with reference to Bachman and Palmer’s 1996 model for establishing test usefulness

    《A Scene》A Study on Expression of Imaginary Stories in painting

    Get PDF
    本稿では修了制作《A Scene》において絵画による空想の物語という題材の表現について論じていく。 第一章では鑑賞者と表現された物語の関わりという点で物語を表現することが出来る他の媒体と絵画を比較し、それぞれの特徴を述べていき、今回の題材を絵画で表現することの意味を考察した。鑑賞者は映画や小説といった媒体では描き手の設定した時間軸の中で物語を受容することになるという特徴を挙げ、絵画では自分の時間で鑑賞し描かれた物語の世界に自由に出入りすることが出来るという特徴を挙げた。比較した結果、今回は作品をどう見るかを鑑賞者に任せることを目的としているため、絵画での表現は適していると考えた。 第二章では題材設定に至るまでの経緯を述べた。まず題材設定の理由については、空想の世界を可視化したいという願望が生まれるまでの経緯を、私の空想の経験や空想の世界に対する考え方を通して見ていく。そして作品の目的が自己の願望の達成となったために作品が自己満足なだけのものになってしまうのではないかという恐れを抱き、他者の介入を想定した作品を制作したいという思いを持った。このようにして作品の目的が定まっていく中で、空想を絵画として不特定多数の人に鑑賞されることにより、鑑賞者から新たな物語が紡ぎ出されるという効果が期待出来るのではないかという考えが生まれた。次に題材となった空想の物語が生まれるまでの経緯を私の空想に至るまでのプロセスから述べていき、私の空想はファンタジー作品の影響を大きく受けていることや、空想が生まれるのは日常の風景の中であることを明らかにした。そして今回の空想では上記のことが、魚の尾が生えた少女や浴室となって現れたことについて述べた。 第三章では修了制作の画面が出来上がっていく過程を、エスキースの段階からキャンバスの画面での表現までを見ていく。まず複数のエスキースを制作し、その構図がいかに決定されたかについて具体的に示した上で、本修了制作の表現の工夫について、幾つかの例を挙げて説明した。すなわち、冷たい浴室の空間を表現するために寒色を意識して使用したことや、主役の人物を目立たせドラマチックな空間を作るために光の描写を工夫したことなどについて考察した。 以上の考察によって、今まで当たり前に描いてきた絵画という媒体を通して自分が表現したい意味を考えることが出来、絵画の持つ可能性について考察した

    《Also Art》A Study of the Diversity of Pictorial Expression through the Making of Graffiti.

    Get PDF
    イギリスの The Art Newspaper 誌が発表した世界の展覧会動員数ランキングにおいて上位1位から4位までを日本で開催された展覧会が独占し、世界から大きな注目を集めた。一方、2007年に森ビルが発表した「国際都市アート意識調査―東京・NY・ロンドン・パリ・上海―」では世界の主要な5つの都市の中で東京に住む人の美術館への来館頻度は最下位であった。しかし、この調査はインターネットによって行われたものであり、回答者の多くは若年層であると推測される。2つの調査結果を比較すると、日本人は全体として美術館や展覧会に興味を持っている人口は多いが、若年層におけるその割合は低いと考察することができる。 しかし、そのような美術を愛好しない若者は、一般に展覧会で展示される、いわゆる芸術作品に対して抵抗を持っているだけではないか。古典技法による油彩画や、概念的な先端芸術など美術史の枠組みの中で評価を受けている美術に対し、難解な印象を持つ若者は少なくない。上述したような優れた美術作品は美術館や画廊などまで足を運ばなければ実際に鑑賞することはできない。美術に対し苦手意識を持つ人にとって、そうした施設は敷居が高く自ら赴き、作品を鑑賞することは難しい。では、美術に親しむことのない若者に、どのように働きかけることで、興味を持たせることができるのか。 そこで、本研究はストリート・アートとしてのグラフィティに注目した。身近に存在し、よりポップで自由な表現のできるアート作品から興味・関心の糸口を見つけようと考えた。だが、グラフィティは非合法的に描かれたものも多く、街の景観を損ね、秩序を乱す落書きというイメージを持っている人も多い。その一方で、これまでの美術史に存在しない新しい表現として認められてきている。ストリートの反社会的な落書きとしてではなく、新しい美術文化としてグラフィティを受容させることで、美術の多様性を伝え、苦手意識を持つ者から、悲観的な固定観念を取り払うことができると考えた。 本修了制作では、本来屋外の壁面に描かれているグラフィティを持ち運び可能な支持体に描き、美術館で展示しようと考えた。美術館に飾られた絵画作品としてグラフィティを鑑賞することで、純粋に芸術的な要素を受け入れられるのではないだろうか。このように、本作では芸術の多様性を主張する目的で、美術館で展示可能な絵画としてのグラフィティの表現を試みた

    457

    full texts

    458

    metadata records
    Updated in last 30 days.
    Sojo University Repository
    Access Repository Dashboard
    Do you manage Open Research Online? Become a CORE Member to access insider analytics, issue reports and manage access to outputs from your repository in the CORE Repository Dashboard! 👇