AUE Repository (愛知教育大学学術情報リポジトリ)
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特別支援学校における「協働性」を基盤としたカリキュラム・マネジメントを支えるミドルリーダーの役割―特別支援学校に求められる協働と二つの実践事例を通して―
textチーム・アプローチが基本となる特別支援学校にあっては,教職員同士の協働が求められる。そして、特別支援学校において「協働性」を基盤したカリキュラム・マネジメントを実現するためには、ミドルリーダーとなる教師の役割が重要なファクターとなる。そこで、本研究では、特別支援学校における二つの実践事例に焦点を当て、特別支援学校のミドルリーダーの役割について考察を加えた。結果、校内において、主に①管理職、②ミドルリーダー同士(分掌部間等)、③ミドルリーダーを支えるサブリーダーやフォローワーとの協働があり、自校が目指すグランドデザインを教職員間で共有し、「到達目標」を校内に浸透させ、教職員や分掌部同士がつながるための “仕掛け” づくりがミドルリーダーの役割の一つとなることが確認できた。一方で、特別支援学校の独自性として、異なる障害領域への異動が、時にミドルリーダーとしてのリーダーシップの発揮を妨げる要因になることが示唆された。departmental bulletin pape
ホストクラブに関する女性のジェンダー・イメージの相対性
textホストクラブをめぐっては、女性をめぐる固定観念的な主体-客体、優位-劣位、搾取-被搾取といった関係を相対化しつつ、男女の等位あるいは女性の主体性、優位性、搾取性という視点を強調する論調がある。しかし雑誌記事の検討によると、もともと男女の等位性あるいは女性の優位性が芽生えつつある社会のもとでそれを売りにしてホストクラブが登場したが、2000 年頃にホストクラブが大衆化する中で、被害者としての女性が意識され、女性の非主体性、劣位性、被搾取性という視点で捉え直されるようになってきた。そして今日では、店内のゲームを超えた全体的な視野のもとで、女性のジェンダー・イメージは複雑な様相を呈している。既存の議論におけるジェンダー・イメージの相対化は、それ自体は妥当であるとしても、社会現象の捉え方を相対化するというとき、その相対化の仕方もまた相対的である。departmental bulletin pape
知的障害特別支援学校における児童生徒の自立的・主体的な参加を促すための授業改善に関する実践的研究(3)―教育実習における「授業づくりの5つの視点」の活用に向けた取組―
textdepartmental bulletin pape
メリアムやミズーリ大学附属初等学校におけるカリキュラム開発と社会的効率主義との関係性②
text昨年度の拙稿においては,メリアムがミズーリ大学附属初等学校において実験を指導した当時における教育に社会的効率を求める動向について,クルーグやクリバードの文献に学びながら整理した。本稿においては,拙稿で提示した,教育において社会統制や社会奉仕を重視することを社会的効率だとする動向と,メリアムとの関係性について論じた。社会統制の動向について,メリアムはエルウッドを介して,ロスから間接的に影響を受けていたとも言える。ロスの主張する社会統制は,自己統制に関する主張も含まれていたが,彼自身が社会統制を「社会生活の中で機能を果たす支配」と捉えていたことからも,外部からの社会的抑圧の要素が大きかった。ただ,彼に影響を受けたエルウッドは,当時の社会問題の解決は外部から社会統制では実現せず,個人の精神的態度の涵養によって実現する着想をもっており,そのような精神的態度の涵養は,若者への教育を通して行われることも主張した。このエルウッドによる主張に依拠して,メリアムは洞察力や自己統制,社会奉仕の精神的態度の涵養に関する必要性を表明したのである。departmental bulletin pape