AUE Repository (愛知教育大学学術情報リポジトリ)
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高校生に対する「介護福祉士版体験的コミュニケーション理解プログラム」の試行と体験の意味の検討(その2)―グループインタビューの分析から―
text本研究は、「介護福祉士版体験的コミュニケーション理解プログラム」の作成に向けてプログラムを試行し、参加者が体験したことの意味を検討することを目的としている。本稿はグループインタビューの分析から体験の意味を探った。プログラム参加者の中から 6 名に協力を依頼しグループインタビューを行い、SCAT を用いて分析し、次の5点を見出した。1. 楽しさ・面白さ・喜びの中で自由な表現や対話をしていることから、コミュニケーションの循環が起こっている。2. 自分と他者が違うことに気づき、違うことを肯定的にとらえる体験である。3. 体験の効果を感じられるプログラムである。4. 新たな発見や新たな発想が生まれる体験をもたらしている。5. 多様な共感の体験をもたらしている。また、プログラム終了後の対話によって、学習内容や日常生活での体験とプログラムの体験を結びつけた理解を進められる可能性や、対話を通して他者の経験を聞き、内省して体験を深める機会をもたらす可能性もあるということが指摘された。departmental bulletin pape
特別支援教育専攻学生による「科学へジャンプ」のワークショップ実践(第3報)
text本稿は、視覚障害児向け教育プログラム「科学へジャンプ」において愛知教育大学の特別支援教育専攻学生が企画・立案および実施したワークショップの内容を整理したものである。①複数の種類の豆腐作りの体験を通して、加工食品の一種である豆腐を身近に感じるワークショップ、②振り子の運動の具体的なイメージを持った上で感光器を用いた実験に取り組み、振り子の動く速さに関わる条件を見つけ出すワークショップの二つを実践した。参加者の活動の様子や発言の内容から、児童生徒が両者の題材に興味・関心を持ち、新しい学びを得たことが確認できた。また、ワークショップの講師または補助員として関わった学生の振り返りの内容から、学生たちが発問や指示といった授業運営の基本や、視覚障害への配慮の要点等、重要な視点を多く学ぶことができたと考える。departmental bulletin pape
拡大教科書に携わるボランティアの継続を動機づける心理プロセスについて
text本研究では、拡大教科書の制作に携わるボランティアが、どのようなプロセスを経て活動の参加継続を決定しているのかを明らかにすることを目的とした。愛知県内で活動する拡大教科書制作ボランティアグループに所属する7名に半構造化面接を行い、その内容を複線経路・等至化モデル(TEM)を用いて時系列に沿って分類し、共通点及び相違点とその原因を検討した。結果として、当ボランティアは継続動機を援助成果志向性によって生み出している群とグループへの帰属意識によって生み出している群に分かれており、それは援助成果の実感の有無によって左右されていることが明らかとなった。このことから、人間関係等の外的要因に左右されずに活動を継続するには活動による受益者などとの交流をはじめとした援助成果を実感する機会を設けることが有効であると示唆された。departmental bulletin pape