Osaka Kawasaki Rehabilitation University Repository
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Proposal on methods of recovery and raising the self-esteem of infants who require custodial care
要保護児童の福祉増進のための基礎資料を得ることを目的として、平成15年に実施された厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課による児童養護施設入所児童等調査が実施された。その結果をもとにして、父母による非道処遇や環境上養護を必要とする児童が、その多くは3歳未満に入所し、平均4.4年の所在期間で退所していくことがうかがい知れる。それらの実態をふまえた上で、入所児童のセルフ・エスティームは低いと推測されることより、本論ではセルフ・エスティームを一つの尺度として乳幼児への支援を考察した。その支援としては、入所児童を受容することからはじまるのである。受容されることで、エリクソンの言うところの“自分は生きていく価値のある人間である”と肯定的なセルフ・エスティームを育むことにつながると考える。Original Articledepartmental bulletin pape
Reflections on self-centered love and self-transcendent love from the viewpoint of Frankl's "Copernican revolution"
拙論の目的は、恋と愛を質的に異なる現象として扱い、両者における自己-他者関係の相違を明確にすることにある。まず、恋においては、自己の欲望を余すところなく満たすために他者から離れようとする方向性と、自己が他者に受容されるために他者に接近しようとする方向性の二つが、互いに鋭く矛盾したまま、並存していることが確認される。この矛盾を解決するために、恋する人間はさまざまな戦略をとるが、それらはすべて破綻するということが明らかにされる。次にフランクルの「コペルニクス的転回」の概念を手掛かりとし、恋における自己の特徴は、自己中心性にあるのだと位置づけられるのに対して、愛の特徴は、自己超越性にあるのだということが、「Bei-sein」にまで遡って説明される。その結果、愛において他者は、主客が分裂する以前の、自己における他者の端的な顕現への驚きを通じて、その存在の独自性を看取されるのだ、ということが示される。Original Articledepartmental bulletin pape
Physiological considerations in the prevention of dementia
認知症は認知障害のために自力での日常生活や社会生活に支障が出る症候群である。認知症の予防法を、原因疾患による病理的変化にとらわれず、その発症機序から生理学的にとらえて考察した。認知症の原因疾患は各種報告があるが、しかし、病理像と周辺症状の程度が完全には一致せず、発症機序についてはまだ不明な点が多いために症候群として理解されている。最近の報告から、認知症は、軽度認知障害の段階から含め、運動介入や知的刺激、複雑な環境刺激などにより予防または改善できることが示されつつある。それらから考察すると、認知障害が進む背景には、アルツハイマー型などの病態を伴う二次性の変化と、加齢に伴う生理的変化である廃用症候群によるとされる脳機能の低下が混在していることが考えられる。しかも、二次性の変化については、廃用症候群を防ぐ運動介入などの刺激による予防法により認知障害に至らずに済む事例もある。今後は、身体活動性の維持のみでなく脳機能を維持して健康で活動的生産的な老後「productive aging」を目指すため加齢に伴う生理的変化における廃用症候群とその予防に注目することが重要と考えられた。脳外科領域において、廃用症候群のリスクが理解され、早期リハビリテーションが常識となるのに30年を要したことを考えると、人体と言う生体システムには、その生理として、成長後には刺激がなければ廃用化する仕組みが備わっていることを、気長に指摘していく必要があるだろう。Review Articledepartmental bulletin pape
Practicing horticultural activity to the demented elderly and it's effect: engagement in the Enable-Garden
Reportdepartmental bulletin pape
University extension : Support for child raising in the community : Let's play together
Report of Open Lecturedepartmental bulletin pape
Molecular mechanism of alzheimer's disease
光学顕微鏡レベルでのアルツハイマー病(Alzheimer s disease;AD)の病理学的変化として3つ挙げることができる。一つは老人斑、二つ目は神経原線維変化、三つ目は神経細胞の脱落である。家族性アルツハイマー病の原因遺伝子として、主にアミロイド前駆体タンパク質(APP)、プレセニリン(PS)が知られている。老人斑はAPPが切断されてできるbアミロイド(Ab)が沈着したものである。APP遺伝子の変異は、このAbの相対的産生量を増加させることと、より凝集性が高いタイプのAb42の産生量を増加させる。また、PS変異はAb42の産生量を増加させる。さらにAPP遺伝子変異やPS変異とタウタンパクが相互作用することで神経原線維変化や神経細胞の脱落を引き起こすことが明らかとなった。本稿では、ADの病理学的特徴とこれらの遺伝子の分子機構について概説した。Review Articledepartmental bulletin pape
Music activity program as occupational therapy for elderly patients with dementia: introduction of rhythmic activity exercises
認知症高齢者に対する作業療法はいろいろな種目が実施されている。しかし、実施した作業療法を通して治療効果を判断することは非常に難しい。このような点から、筆者はこれまで介護老人保健施設で認知症高齢者に対しては、作業療法のプログラムが生活の一部となる活動を模索してきた。その結果、参加者が楽しみながら活動できるプログラムとしてリズム音楽を実施するようになった。この活動は認知症高齢者に対する療法というよりも、生活に潤いを持たせながら楽しく心が弾む時間を共有したいという考えから実施してきたものであり、今では参加者にかなり受け入れてもらえてきたと思っている。また活動の中で参加者の表情の変化も観察しやすい状況を経験してきた。今回、認知症高齢者に対する作業療法のひとつの活動としてリズム音楽を取り入れてきた経緯とその内容を紹介する。Reportdepartmental bulletin pape
Development of contents for e-learning using a Criterion-Referenced Instruction technique : Guidance for acquisition of Japanese syllabic (kana) characters
近年、企業等ではインストラクショナル・デザイン(Instructional Design, 以下、ID)手法を用いた研修が行われ、研修効率を上げている。しかし学校教育現場では、未だにOJT(On the Job Training)が中心であるのが現状である。そこで、多量な知識と技術の習得が求められているコ・メディカル養成校でも教育効率を上げるために、ID手法の取り組みが有効であると推測する。そこで、言語聴覚士養成校において、ID手法のひとつであるCRI (Criterion-Referenced Instruction)技法を用いてコンテンツを開発した。CRIの技法を用いることでシステマチックな設計が可能であり、学習目標を達成するために必要な過不足のない学習内容が網羅できた。しかし、受講者のモチベーションを高めることや関心を持続させるには、CRIの技法だけではなく、他の分野の理論や技術を総合的にデザインすることが不可欠であった。Original Articledepartmental bulletin pape