Osaka Kawasaki Rehabilitation University Repository
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Listening behavior of children who have hearing difficulties in a noisy environment
聴力に低下が見られないが、ことばの聴取に困難がある児童生徒8名(男6名、女2名)に騒音下語音聴取検査を実施した。そのうち4名(男4名)は、学習障害、注意欠陥/多動性障害の診断を受けていた。その結果、児童生徒には、騒音下の聴取に低下傾向が見られた。この聴取傾向は、聴覚情報処理障害の聴取傾向と同様であった。併せてマトリックスにて異聴傾向を検討すると、騒音が負荷されると有声子音通鼻音/m/ /n/、無声子音破裂音/p/ /t/ /k/に異聴する傾向が見られた。聴覚情報の処理に関して聴覚情報処理障害、学習障害、注意欠陥/多動性障害との関係性については明言できないが、状態として騒音下での聞き誤り傾向があり、聴覚情報を処理する過程に共通する問題があった。聴覚情報の処理の困難さを補うために、視覚情報を充実し、騒音を軽減するような環境調整を行うこと等の教育的支援や家族支援をすることが重要であることが確認された。Original Articledepartmental bulletin pape
The protection of hard of hearing in the elderly: the patients stayed in the nursing home and the dementia patients in the institute
聴覚の補償をすることは認知機能をよくする認知リハビリテーション開発の重要な柱と考える。高齢難聴者が仲間とコミュニケーション出来、多少とも質の高い生活ができるように補聴器装用により補償を考えた。しかし後期高齢者にとって補聴器装用は手指の巧緻性の問題、記憶の問題、思考の硬さの問題などが原因で難しさがある。最も困難な事は2つあり、その1つは、イヤモールドの装着であり、2つ目は補聴器を耳介にのせることであった。後期高齢難聴者が自力で補聴器装用を可能にするために、様々な工夫を考えた。その1つはイヤモールドへの工夫である。親指と人差し指でつまむエルボ付近の着色、耳孔に入れる音孔部分の着色がそれである。どこをつまんで、どこを耳孔に入れるのかをわかり易くした。また実際のイヤモールドを使う前に、チップを使った仮のイヤモールドもどきのものを使用した。これはイヤモールドの使用を容易にした。3事例でそれぞれの補聴器装用の実際を示した。どの症例もそれぞれに問題を提起した。Original Articledepartmental bulletin pape
Psychiatry from the standpoint of Oriental medicine : A consideration base on the theory of Yin-Yang and the five elements
精神医学を陰陽五行説の観点から解説した。陰陽は東洋哲学、東洋医学の根幹を成す考え方であり、陰陽は神仏が物質世界を創り出す時の法則である。そして物質世界を創り出す時の材料は音である。神仏が音を材料として陰陽という法則でもって、具体的に物質をどのような順で現わしたのかを説明するのが五行説である。五行説は、水、木、天、土、金の順番に物質がこの世に現れたことを教示すると同時に、水木火土金そして再び水木火土金と物質は循環運動ないし円運動を行っている。五行説では五臓を肝、心、脾、肺、腎としており、更に五志として臓器と感情の関係に言及している。「怒」を木性臓器の肝の帰属とし、「喜」を火性臓器の心の帰属とし、「思」を土性臓器の脾の帰属とし、「悲」を金性臓器の肺の帰属とし、「恐(驚)」を水性臓器の腎の帰属とした。このように腎の受け持つ感情は「恐」すなわち恐怖や不安であり、恐怖や不安を主訴とするパニック障害や不安神経症は腎に対する過大な負荷によって起こる可能性があるが、逆に低蛋白食の施行で腎に対する負荷を少なくすれば精神症状の改善が見込まれる可能性を示した。Review Articledepartmental bulletin pape
Efforts for a community-based rehabilitation system : A report of Community-based rehabilitation conferences and the 2007 Senshu community based rehabilitation (CBR) symposium at Osaka Kawasaki Rehabilitation University
Reportdepartmental bulletin pape
CELLAR COURSE : Proprioceptive neuromuscular facilitaion (PNF) training
Report of Open Lecturedepartmental bulletin pape
Case studies on helping with eating in elderly persons with severe dementia: two cases who refused spoon feeding
:身体機能面には問題はないが、重度認知症による認知障害により食事を自己摂取することが困難で、かつ介助者が直接スプーン等で口に食物を運ぶ食事介助(摂食介助spoon feeding)をすると、拒否や抵抗を示す2例の重度認知症高齢者を経験した。食事だけではなくその他の身体的なケアにも拒否・抵抗を示すことが多く、介護量が多大なケースであった。2つの対照的な食事環境を設定し調査した。普段の大集団での食事環境を「集団環境条件」とし、また対照的に静かな個室での食事環境を「個室環境条件」とし、それぞれの環境で、昼食を3回ずつ摂食してもらい、両者における「摂食困難時間」と「総食事時間」を調査した。結果、両事例ともに「集団環境条件」より「個室環境条件」において摂食時間の平均が短縮した。「個室環境条件」のような静かな環境が混乱せず精神的な落ち着きを促し、結果的に介助に対する抵抗も軽減され、食事時間の短縮に結び付いたと考えられ、効果的な介助環境が示唆された。Original Articledepartmental bulletin pape
Current status and future approach towards the problem of dementia
少子高齢化が未曾有のスピードで進みつつあり、我が国において認知症の診療と介護は大きな社会的課題である.認知症患者数は160~180万人、有病率は65歳以上の7~8%程度といわれている。認知症の原因疾患として、アルツハイマー病、レビー小体型認知症、血管性認知症が重要で、アルツハイマー病の増加が著しい。この総説では、認知症の問題点として、(1)患者数が極めて多いことと今後も患者数が増え続けること、(2)介護負担の大きさと医療・介護受け入れ態勢の不備不足、(3)意思能力の消失、(4)医学・医療的対応の限界、(5)認知症の行動と心理症状(BPSD:Behavioral and Psychiatric Symptoms of Dementia)の問題、(6)合併症の問題の6つの項目を挙げ、それぞれについて解説を行った。Review Articledepartmental bulletin pape
Analysis of mineral dynamics associated with the development of dementia
わが国では認知症は特別の症例を除いて高齢者に発症する。この発症の誘因となる疾患も種々ある。また、認知症には遺伝性と後天性がある。微量金属(アルミニウム、マンガン)の蓄積は、これまでの研究で認知症の要因の可能性が指摘されてきた。これまで我々は、研究Ⅰ「低カルシウム・マグネシウム食飼育ラットにおけるアルミニウムの中枢神経系組織への沈着」、研究Ⅱ「低カルシウム・マグネシウム食飼育ラットにおけるマンガンの中枢神経系組織への沈着」、の2つの研究を行い、有害微量金属である、Al(アルミニウム)、Mn(マンガン)が、生体内組織や中枢神経系組織(CNS)に沈着するかどうかを検討した。その結果、Alに関しては低Ca(カルシウム)・Mg(マグネシウム)食で飼育したラットでは、CNS内と骨組織で著明に蓄積が認められた。研究Ⅱでは、過剰にCNSに沈着すると認知症やパーキンソン病の誘因になるといわれている、Mnについて検討し、低Ca・Mg食でラットを飼育した際には、MnがCNS内で低下することを認めた。最後に、Alの増加食でラットを飼育した場合の影響を研究Ⅲ「低カルシウム・マグネシウム飼育ラットにおける亜鉛の動態と亜鉛の認知症への関与についての一考察」で検討した。その結果、亜鉛(Zn)がCNS内や骨組織で著明に低下することが明らかになった。さらにZnのAl、Mn除去作用とその意義について考察した。例えば、ヒト高齢者ではCa、Mgは負のバランスが保たれており、その結果、老人性骨粗鬆症が起こり易くなる。今回の実験では、飼育されたラットのCaとMgが負のバランス状態にあり、ヒト高齢者のミネラル環境に類似している。この環境下でラットにCNS障害性のAl、Mnの蓄積が認められた。今回の研究は、ヒト高齢者の認知症においてもAl、Mnが関与している可能性を示唆し、今後、ヒト高齢者のミネラル環境に注意を向ける必要性があることを指摘した。Review Articledepartmental bulletin pape