Shumei University Repository
Not a member yet
137 research outputs found
Sort by
Characteristics of child rearing difficulties experienced by primiparas in the first month after giving birth
PDF要 旨
目的:産後1ヵ月の初産婦の育児困難感の特徴を明らかにすることであった.
方法:産後1ヵ月健診を受診した初産婦を対象に無記名自記式質問紙調査を留め置き法にて実施した.得られたデータは,Krippendorff(1989)の手法を参考に,内容分析にて産後1ヵ月の初産婦の育児困難感の特徴を推論した.本研究は,国際医療福祉大学研究倫理審査委員会の承認(承認番号 18-lg-133)を得て実施した.
結果:産後1ヵ月の初産婦の育児困難感の特徴として 【授乳が難しい】【児の世話が難しい】【母親役割以外のネガティブな感覚】【児に対する愛着形成が進まない】の 4 カテゴリーと 16 サブカテゴリーからなる特徴が抽出された.
結論:産後1ヵ月の初産婦の育児困難感には,授乳が難しい,児の世話が難しい,母親役割以外のネガティブな感覚,児に対する愛着形成が進まないといった特徴があった.産後1ヵ月の初産婦には,育児困難感の特徴に応じた支援が提供できるような育児支援体制を構築していく必要性が示唆された.departmental bulletin pape
Outcomes and current status of online practical training at long-term care facilities for elderly : learning outcomes and issues of nursing students
PDF要 旨
COVID-19 の影響により、オンラインとなった高齢者施設実習をリアルタイムでのコンテンツ提供とビデオ通話を用いた双方向コミュニケーションを中心とした方法で、施設入所中の高齢者を受け持ち実施した。本研究はその学修成果と課題を明らかにするため、学生3名に個別インタビューを行い分析した。
学修成果では動画視聴や高齢者像作成を踏まえた【討議を重ねることによる学びの深化】を経て【看護・介護の専門性の具体的な学び】や【その人らしさを尊重したケアの重要性への学び】【認知症高齢者のとらえ方の肯定的変化】【動画視聴による様々な援助場面の理解と満足感】等につながった。また、【学びの過程を共有することによる実習の達成感】や【動画視聴と討議を重ねることによる学びの深化と満足感】は【オンライン実習による主体的な学習態度の涵養】をもたらしていた。背景には【教員との円滑なコミュニケーションによる学びの深化】や【実習指導者との緊張的関係の緩和】が影響していると考えられた。オンライン実習の課題として【看護技術の実践力への不安】【資料作成におけるグループワークのしづらさ】や長時間のパソコン使用による【オンライン実習での臨地実習と異なる疲労感】があった。departmental bulletin pape
"Kenko-ikiiki Work place" modeling for care workers using simultaneous multiple group analysis.
PDF要 旨
目的:本研究は、伊藤・美濃・吉田(2021)、美濃・伊藤(2021)の継続研究である。本稿では、施設介護職員と訪問介護職員に焦点を絞り、それぞれの職場モデル構造を明らかにし、介護福祉職員がいきいきと働ける職場づくりに必要な基礎的知見を得ることを目的とした。
方法:介護職員 300 人(施設介護業務 150 人、訪問介護業務 150 人)を対象にインターネット調査を実施、回答選択式質問を用いた横断調査を実施した。
結果:多母集団同時分析の結果、仕事の資源、心身の健康の下位変数項目、ワーク・エンゲイジメント、職場の一体感を変数とする適合度の良いモデルが得られ、施設介護職員、訪問介護職員両群に共通のパスと固有のパスが抽出された。訪問介護職員は「仕事の資源」が「心身の健康」に直接的・間接的に寄与していた。一方で、施設介護職員においては、「心身の健康」に直接的に影響を与えず、「仕事の負担」の低下を介して「心身の健康」に間接的に影響を与えていた。
結論:「健康いきいき職場モデル」で示される諸要因との関連を示すモデル構造のプロセスが施設介護職員と訪問介護職員で異なることが示された。よって、介護福祉職がいきいきと働ける職務マネジメントには、上司がリーダーシップを発揮し、仕事上の失敗を取り戻す機会や成功に導く雰囲気がある部署レベルでの職場風土の構築が有用であることが示唆された。departmental bulletin pape
A literature review on health activities in infant facilities : comparison of Kindergartens, day care centers, and centers for early childhood education and care
PDF要 旨
本研究の目的は、幼稚園、保育所、認定こども園に関する国内の文献を分析し、乳幼児施設における保健活動の現状を検討し今後の課題を見出すことであった。
文献検索方法は、医学中央雑誌を用い、2008 年から幼稚園教育要領および保育所保育指針が改定された 2020 年までの「保健活動 and 幼稚園」および「保健活動 and 保育所」「保健活動 and 認定こども園」をキーワードとして検索し、20 件の文献を分析、検討の対象とした。
幼稚園、保育所ともに養護教諭や看護職者が配置されている園は、配置されていない園と比較して、園児の健康と安全管理について整っているという結果がみられた。さらに、養護教諭や看護職者が配置されている利点としては、怪我や病気の子どもがいる時に専門家が対応してくれるという安心感があった。しかし、乳幼児施設における養護教諭と看護職者の配置率は低く、その背景には財政的余裕がないことや保育士確保を優先するなど、配置の必要性の認識が様々であることが示された。また、保育所においては、専門性が発揮できないことや、保育士などの多職種との関わりに困難を感じていた。保健活動の担い手である養護教諭や看護職者の専門性が保育の現場で理解され、保健活動への意識を高めていけるような働きかけが必要であることが示唆された。departmental bulletin pape
A literature review on family nursing practice focusing on the family system
PDF要 旨
目的:看護師が家族を看護するときに、家族システムの5つの特性をどのように捉え家族システム看護を実践しているかを既存文献から明らかにし、今後の課題について検討する。
方法:医中誌 Web 版を用いて、看護師が患者と家族をシステムと捉え、患者を含む家族を対象に、家族システム看護を実践しその内容を記述している研究 15 件を抽出し分析した。
結果:看護師は、下位システムである家族を援助の対象とし、家族の情報を収集し、理論やモデルを用いて実践していた。その実践内容は、家族構造を捉え、家族の行動や思考が円環的に起きているとアセスメントされての様々な方法での介入であった。看護師の介入により家族は問題現象に気づき、行動を変容させたことが明らかになった。
考察:看護師は援助の過程で家族システムの特性について理解を深め、理論やモデルを活用し、より効果的に家族をシステムとして捉え看護を実践できていた。しかし、下位システムだけではなく上位システムについても特性を理解し、家族看護を提供することが課題であると示唆された。そして、発達課題を捉えた家族看護の実践についても検討し、共通性を見出す必要性が認められた。departmental bulletin pape