Seisen University Academic Repository
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育児支援に関する研究の現状と課題(文献検討)
目的 育児支援に関する研究を概観し課題を明らかにしたうえで,今後看護職としての子どもの育ちを支
える支援を検討する基礎資料とする.
方法 医学中央雑誌Web 版で,検索式を「育児」and「社会的サポート」and「育児支援」とし,原著論文,
過去10年に限り検索し研究対象とした.
結果 文献は,育児ストレスを軽減させるための育児支援に関する研究,父親の育児行動を促進するため
の研究,共働き夫婦に対する育児支援対策に関する研究,地域の子育て支援の実践報告および活動評価に
関する研究の4 つに分類された.
考察 乳幼児をもつ母親の育児ストレスは,ソーシャルサポートや母親の育児に対する肯定的な気持ちで
低減が図れるが,育児に自信が持てず肯定感が低く,育児支援が活用できない母親に対して保健師や看護
師などの医療職がどのように関わり支援を行うのか検討する必要性がある.また,共働き夫婦が充実した
育児や家庭生活を送れるように,ワークライフバランスを実現できる支援の在り方を検討する必要性があ
る
日本における男女共同参画社会の展開(8) -官学連携による座談会の実践-
本論では、大学生と男女共同参画に関する先行研究を概観した上で、筆者らが彦根市役
所と連携して実施した、大学生対象の「男女共同参画座談会」の実践を報告し、意見交換
の内容と参加学生の感想をもとに、座談会の成果と課題について分析を行った。
先行研究を概観したところ、キャリア教育の領域の実践に関する研究、ゼミや心理学の
授業における実践に関する研究、学生の専門領域に関連したボランティア活動としての実
践に関する研究を確認することができた。男女共同参画座談会の分析では、「教育の問題」
等の男女共同参画を推進するにあたっての課題や、啓発を目的とした本座談会の成果と課
題を学生の語りから明らかにした
大学生アスリートにおける反芻・省察が 日常・競技ストレッサーの経験頻度に与える影響
本研究では,大学生アスリートを対象にして,反芻・省察と日常・競技ストレッサーの
経験頻度との関連を検討した。対象者は,大学の運動部に所属している学生アスリート115
名(男性75 名,女性40 名)であった。結果は,反芻が,日常・競技ストレッサーの下位
因子である「競技成績」,「日常・競技生活での人間関係」,「自己に関する内的・社会的変
化」,「経済状況・学業」に有意な正の影響を与えていた。省察は,「日常・競技生活での人
間関係」,「クラブ活動内容」に有意な負の影響を与えていた。反芻・省察の交互作用効果
については,どの従属変数に対しても見られなかった。以上から,反芻が高いアスリート
は,競技成績や人間関係,自己の内的・社会的変化,経済状況・学業に関するストレッサ
ーを多く経験しており,一方の省察が高いアスリートは,人間関係と部活動での活動内容
に関するストレッサーの経験頻度が少ないことが明らかにされた
Reconsideration of the childcare measure-Through a waiting-list child problem-
待機児童に関する資料を精査したところ、公表の待機児童数は保育所への入所申請が実現しなかった数の一部にすぎないこと、9割以上の幼稚園において満3~5歳の在園児の預かり保育が実施されており長時間化が進行していること、2012年には約3分の1であった1・2歳児の就園率が、わずか8年後の2020年には半数を超えるまでに急上昇していることを確認した。今後、3~5歳の保育所ニーズは出生数の減少に応じて数年後から漸次減少に転じるが、それでも3歳未満児の保育所ニーズは増加が見込まれる。一方で2040年の幼稚園ニーズは激減する可能性が判明した。保育の質および量を確保するためには現状を正しく把握し、現状に即した制度再設計に向けた議論が不可欠である
A New Curriculum that Fosters Professionals with Ability to Deal with Diverse Population of Individuals: Nurse Curriculum
A New Curriculum that Fosters Professionals with Ability to Deal with Diverse Population of Individuals: Public Health Nurse Curriculum
A Survey of Employment Conditions of the Nursery Teacher in the Children’s Ward:Through a Questionnaire Conducted on Administrators of Nursing
背景 医療を受ける子どもの権利保障の立場からプレパレーションへの関心は高まりつつあり、今後の看護師と保育士の協働が期待される。目的 プレパレーションにおける看護師と保育士の協働を目指すための基礎的資料として総合病院小児病棟における保育士の雇用実態について調査する。方法 全国の小児病棟をもつ公立総合病院の看護部長133名に質問紙調査を実施し、総合病院小児病棟の保育士の雇用実態を分析する。結果・考察 回答を得た43施設のうち小児病棟に保育士配置があるのは約4割、混合病棟の保育士配置は有意に少なく、病棟保育士のプレパレーション・カンファレンスへの参加は少なかった。医療処置場面での保育士と看護師の協働や情報共有など病棟保育士の役割拡大と専門性の発揮が望まれる。結論 総合病院における病棟保育士配置は約4割にとどまり、プレパレーションに参加している割合は低かった。今後の保育士の専門性を発揮した看護師との協働が望まれる