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Efforts and Problems of Our Study to Put Nightingale’s Thought into Practice Based on the Progress of Nightingale Nursing Study Society in Shiga
背景 ナイチンゲールの看護思想は,看護の基礎と捉えられているものの,臨床で活用されているとは言い難い.こ
のような状況のなかで,ナイチンゲールの看護思想と活動を知り,「看護とは何か」を今一度考えたいとする臨床と
教育の人々の強い思いから「ナイチンゲール看護研究会・滋賀」が発足した.
目的 ナイチンゲールの看護思想を看護実践に活かすことを目指した,本研究会の取組みの報告と参加者の意見から
研究会の今後の方向と課題を明らかにする.
方法 平成27年10月~平成28年8 月までに開催された研究会の実践記録および参加者の学びや意見の記録から,研究
会の取り組み内容を明らかにして,本研究会の現状とナイチンゲールの看護思想を実践に活かすために必要な今後の
課題について分析する.
結果・考察 8 回に亘る研究会の学習内容に関する参加者の学びや意見の記録から,概ね本研究会の意図した目標は
達成できた.現在は理論と実践(体験)を関連づけ,具体例を取りあげ,ディスカッションしているが,臨床で理論
を実践に活用するための方策を検討していきたい
Literature Review of Prevention of the Dislocation after Surgery for Femoral Neck Fracture of Elderly Patients
背景 大腿骨頸部骨折手術後の脱臼予防肢位は、高齢者の生活の再構築を妨げる一因と考えられる。目的 高齢者における大腿骨頸部骨折後の治療と脱臼予防に関する研究を概観し、今後の研究課題を明らかにすることを目的とした。方法 2004〜2013年に国内で発表された関連論文19件の文献検討を行った。結果・考察 文献は、脱臼予防のための術式の改善に関する研究(9件)、脱臼予防指導に関する研究(8件)、脱臼予防装具の改良に関する研究(2件)の3つに分類された。これより後期高齢者に対して手術法が改善され、脱臼発症率が軽減した傾向が伺えた。また指導方法の工夫により、患者が脱臼予防肢位を理解しやすくなる傾向があったが、指導後に脱臼発症率を調査している文献は半数で、術式に応じた指導がなされているか、後期高齢者や認知症高齢者にはどのような指導が有効であるかは明確でなかった。結論 術式の改善と術後の指導において、それぞれの困難な条件を統一し、脱臼発症予防の期間を定めて退院後の追跡調査を行うことが必要である
Analysis of Cases in Which Supervisors of Nursing Practice had Difficulties in Guidance
目的 病院に所属する実習指導者の指導上困った場面や状況を明らかにする.
方法 指導者10名を対象とし半構造化面接を行った.臨地実習指導上の困った場面や状況について語られた内容を抽
出し,質的記述的に分析した.
結果 指導者の実習指導上困った場面や状況は,【実習内容や学生の状況に合わせた患者の選定が難しい】【指導観と
実際の指導が違うように感じる】【指導する時間がない】【学生の個性が多種多様であり, 個別性に合わせた指導が難
しい】【教員と指導観が違い指導にもやもやする】【グループの人数が多いと学生個々にきっちり指導できない】【学
生が実習目標を達成しているかわからない】【実習指導に関わる人との調整が大変である】であった.
考察 分析した結果,臨地実習指導者は,学生一人一人に合わせ,実習目標が達成できるように一生懸命指導しよう
とする思いがあり,理想の指導とのズレに悩みながら指導を行っていることが明らかになった.今後,学生に個別指
導する時間の確保,指導を評価する,教員とコミュニケーションを取りながら指導を行う必要がある