Seisen University Academic Repository
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The Contemporary Image of a Father : A Survey
P(論文)父親と子どもの関係を明らかにするため、今回の調査対象は、乳幼児期から青年期前期の子どもを持つ父親1968人。35~45才のサラリーマンで、2~3人の子どもを持つ核家族が大半である。結果を要約すると、次のようになる。1、父親像としては、仕事重視に傾き、子どもには厳しい姿勢で臨むのが良いと考える者が大勢を占める。2、子どもと遊んだり会話したりする機会が十分にもてなくて、基本的なコミュニケーションに不足している。3、子どもとの間のコミュニケーション不足を心の中に感じているが、具体的な対策がとれず、母親まかせ、責任回避の姿勢が見られる。4、子どもとの接触不足とその対応のまずさから、妻からも自分が評価されていないことを自覚している。またそれが家庭での自分の存在意義を薄くしているのを感じとっており、父親としての権威の低下を実感している。5、友人タイプの場合でも、家庭内での存在感は弱まっており、父親不在の傾向が進んでいる。6、父親の子育ての基準は、自分の体験や経験に基いている。それが、子ども社会の変化とズレを生じた時にコミュニケーション不足を招いており、父子関係において、父親の柔軟な思考に不足を来たしている。7、今回の調査は、現代の父親像を概観するための基礎的なデーターを収集することであった。そのために、質的分析を中心に行なった。今後の課題として、量的分析とともに、子どもの側からみた父親像との比較検討が求められる
Relationship between Career Education and Career Consciousness of University Students -Anxietys of Career Decision -
P(論文)大学生の就職にあたって,「自己の適性・適職を自覚していない」「進路を決断できない」,いわゆる進路不決断状態がしばしば認められる。主な原因は,進路選択における不安や進路選択過程に対する自己効力感が不足しているためと考えられる。大学生に対するキャリア教育の取り組みにより,進路選択過程における自己効力感を高めることにより,進路決定できるようになると考えられる。本研究は1年間の追跡調査により,キャリア教育プログラムの取り組みが学生の進路決断不安を軽減する効果があるか否かを検討することを目的とした。調査は滋賀県内の私立大学1年生から3年生,116人を対象に3つの時期に分けて調査を行った。調査には清水(1990)「進路不決断尺度」を利用した。その結果,わずか1年の間にかなりの変化が見られた。キャリア教育により,学生が将来の進路に関心を寄せるようになり,キャリア教育の効果が現れたと言える。また,進路選択において,周りの環境とどのように関わっていったらよいかという不安が認められた。さらに,現在の経済情勢から,就職にあたっての選択肢が極めて少なくなったことにより,学生が現実的な考えを持つようになり,却って選択に関する不安は減少する傾向も認められた