Seisen University Academic Repository
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Examination of Student Learning and Teaching Methods in Community Health Nursing Diagnosis Practices
背景 地域看護活動を展開する上で必要な地域診断技術の習得を目的に,本学では,コミュニティ・アズ・パートナーモデルを使用した地域診断演習に取り組んでいる.目的 本研究では,地域診断プロセスでの学生の学びを明らかにし,地域診断演習の教授方法を検討することを目的とする.方法 地域診断演習受講者81名に対し無記名の自記式質問紙調査票を用いて,地域診断プロセスごとの理解度と学びの内容を調査した.結果および考察 地域診断に関する理解度はすべてのプロセスで高かった.学生は情報収集手段の選択が難しく,既存資料のみでは十分に情報を得ることが難しいと考えていた.また,膨大な資料を分析,統合してアセスメントすることの難しさを感じていた.地域診断演習によって,地域診断の一連のプロセスの重要性を認識し,地域看護過程の展開方法を理解していた.結論 地区踏査による情報収集,対象領域の選定を早期に行うこと,既習知識の想起を促す必要がある
Assessments to the Trainees for the First Training Year after Graduation from the Nursing University
背景 A 大学看護学部附属看護キャリアアップセンター(以下キャリアアップセンター)は,平成23年度に開設し事
業の一環として卒業生のサポートを行っている.
目的 平成26年度A 大学看護学部看護学科卒業生を対象に卒後1 年目研修を実施し,研修内容の評価と今後の課題を
検討することを目的とした.
方法 平成26年度A 大学看護学部看護学科を卒業し,卒後1 年目研修を受講した27名を対象に無記名自記式質問紙調
査を行い,項目別に単純集計を行った.また,自由記載は,意味内容の類似したものを分類しカテゴリー化した.
結果・考察 研修内容や有用性,仕事への活用についての質問に対して,「とてもそう思う」「そう思う」が合わせて
100%であった.また,卒業後1 年が経過する時期に研修を開催することは,卒業生が自らの経験を客観的に振り返
る機会となった.
結論 急変時対応について卒後1 年目研修を行ったことは,卒業生の学びたい内容であり,今後の臨床に活用できる
内容であった
A study on tourism marketing in Zamami, Okinawa Prefecture
沖縄県の座間味島は,那覇市の泊港から,高速艇で約50分,フェリーで約2時間,沖縄本島から西に約40kmの東シナ海にある慶良間諸島のほぼ中央に位置する座間味村の主たる島である.明治には,ケラマ節という鰹節の生産が盛んな漁業中心の離島だった.第2次世界大戦の沖縄戦では,アメリカ軍が上陸した島で今も戦禍が残る.現在は,第3次産業従事者が90%以上を超える産業形態の島であり,マリンスポーツを中心とした観光客を招いている.サンゴ礁の保全などの美しい環境を維持させるルールの問題や,オフシーズンの集客戦略が,座間味島全体の現在の課題である.本研究では,座間味島におけるフィールドワークを実施し,座間味島住民から今後の座間味島の産業に関する意識調査を行った.今後は,2005年にラムサール条約に登録された美しい大自然に加え,新たな観光要因を創出することが,これからの座間味島の魅力づくりの一助となると考えられた
Development of gender equal society in Japan(Part 5)Transition of the gender equality policy in Maibara City
米原市の男女共同参画政策の変遷を概観したところ,「第1次推進計画」から「第2次推進計画」に改定する際に,市の現状に則した変更を加えることによって市の男女共同参画政策の方向性を明確に示し,独自性を一層打ち出していた.また「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」への対応を図るなど,「社会情勢の変化や,国の動き」に対応した変更もなされていた.
一方で,「基本目標(重点目標)」から「施策」までの名称において「男性」「父親」等の表現を使用し,男性を対象とした取り組みであると明示しているものはなかった.男性対象の政策に関して,米原市がその独自性を打ち出す段階には到っていないと捉えることもできた
Relationships among Difficulties of Child Rearing by Mothers with Childhood Later Stage Children, Their Self-efficacy and Social Support
目的 幼児期後期の子どもをもつ母親の育児困難感とソーシャルサポート,育児に対する自己効力感の関 連を明らかにする. 方法 A県内における保育園・幼稚園に通園する子どもの母親198人を対象に無記名自記式質問紙調査を 行った. 結果 分析対象は回答が得られた80人(回収率40.4%)のうちの79人(有効回答率98.7%)であった.子ど も総研式・育児支援質問紙の判定基準により育児困難感が高いと判断された母親は20%であった.育児困 難感とソーシャルサポートに関連がみられ,「地位のサポート」を認識しない母親は育児困難感が高かった. また,育児困難感と育児に対する自己効力感に関連がみられ,育児困難感の高群は育児に対する自己効力 感が低かった. 考察 幼児期後期の子どもをもつ母親の育児困難感を軽減するためには,ソーシャルサポートの「地位の サポート」である子育てに対して褒められたり認められることが育児に対する自己効力感を高めることに つながると考えられた
Review of Literature on Decision Making of Medical Treatment and Care in the Final Stages of the Elderly’s Life
目的 高齢者の人生の最終段階における医療とケアの意思決定を促進するために必要な意思決定項目を先 行文献から明らかにする. 方法 キーワード「高齢者」「人生の最終段階」「最終段階」「終末期」「意思決定」「意思決定支援」を検 索し,研究テーマに合致した11件を抽出した.抄録および本文を精読し人生の最終段階の医療とケアに必 要な意思決定項目を整理,分類した. 結果 意思決定項目は,延命治療,療養場所,意思表示方法であり,延命治療は心肺蘇生法や人工栄養, 人工呼吸器など,療養場所は医療機関や自宅,ホスピス・緩和ケア病棟など,意思表示方法は,ADなど が明らかになった. 考察 高齢者の意思決定支援は,治療内容に対する具体的な説明,入院経験や医療知識による療養場所の 選択肢と病状の変化による療養場所の変更の提示,意思表示方法には本人の望む医療とケアの実現と家族 の精神的負担軽減につながる書面作成の説明が示唆された
職場適応困難な新人看護師に対しての看護師長の行動
目的 職場適応困難な新人看護師が職場適応するための,看護師長の行動を明らかにする.
方法 新人看護師教育で職場適応のために個別支援を行った看護師長10名に面接を実施し,SCAT を用い
て質的帰納的に分析した.
結果 職場適応困難な新人看護師が職場適応する為の看護師長の行動は,「間接的行動」と「直接的行動」
に分類された。間接的行動は【病棟内外において新人看護師の育成体制の構築】【病棟内での指導方法の
決定・支援】【受容する職場風土の醸成・整備】【指導にあたるスタッフの精神的サポート】【発達障害傾
向の理解への努力】であった.直接的行動は【お互いが目指す看護師像への到達のための関わり】【社会
人としての指導】【精神的支援】【動機付けへの関わり】であった.
考察 職場適応困難な新人看護師が職場適応する為の看護師長の行動は,スタッフの指導への疲労状況を
確認し精神的サポートを行い,発達障害に対する正しい知識獲得が必要である