Seisen University Academic Repository
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Investigation into Cultural Frictions within Japanese Companies in China (Part 1)
P(論文)中国に進出している日系企業の数は年々増えており、その規模も拡大しているが、これらの日系企業の抱えている問題点もしばしば指摘されている。本研究では、日本国内における中国に進出している日本企業への訪問調査および中国現地におけるいくつかの日系企業のトップインタビューを実施した。その結果、日本企業が中国で発展するには、長期戦略を立て、日本の企業文化を強要するのではなく、企業のトップ現地化など、中国の文化との融和が不可欠なことを明らかにした
A Research on the Attitude and Value of Labor : With Special Emphasis on Chinese Adults
P(論文)中国における20歳代の社会人205名,40歳代の社会人189名を対象に調査を実施した。調査の項目はMOW国際研究チームによって作成された尺度を参考にして,質問紙を開発した。その結果,20歳代の社会人は「仕事上の倫理」の強度は40歳代の人より弱いことがわかった。「達成動機」の尺度では年齢差に有意義性が見られなかった。「なぜ仕事をするか」の尺度では,20歳代の社会人は「利益」「経済」「勉強のチャンス」「興味」「地位」を重視したが,40歳代の人は「家族生計の維持」「安全保障」「社会への貢献」をより重視することを明らかにした。これらは各年代の社会,経済,家庭などの事情によるものと考えられる。「人生はどうあるべきか」の尺度について,この二つの年代の人たちは「仕事をする」「レジャーを楽しむ」「家庭のために責任を果たす」点では,得点が高かった。「老後の準備」について,40歳代の人は20歳代の人より得点が有意に高かった,これは40歳代の人の特徴を表す
A study on construction of a simplified personality scale on the basis of the five-factors model
P(論文)本研究では,人の基本的な性格傾向を簡便に測定する尺度を作成することを目的とした。性格の5因子モデルに従い,外向性,協調性,勤勉性,情緒安定性,洗練性などに関する項目を収集し,24項目からなる尺度を構成したが,収集したデータをもとに信頼性および安当性の検討を行ったところ,尺度は仮説どおり5因子を形成したものの,各特性を測定する尺度の内的整合性や因子的妥当性には問題があった(とりわけ,協調性尺度においてはその傾向が強かった)。そこで,項目をさらに厳選し,各特性を代表する項目をそれぞれ3項目(計15項目)に絞り,これらを各特性尺度の「コア項目」として,再度因子分析を行ったところ,より明確な5因子構造が示された。また,コア項目で構成される尺度は,他の5因子尺度との基準関連妥当性も高かった。それでもなお,内的整合性には問題が残り,項目をさらに選び直す必要性が論じられた
A Strategy to Solve a Delayed Non-Matching to Sample Task Based on Gaze Directions in Macaque Monkeys
P(論文)本研究では,マカクザルにおける視線方向の遅延標本非照合課題の解決方略をプローブテストによって調べた。その結果,サルは目の持つ幾何学的情報や輝度情報を手がかりにして視線方向の遅延標本非照合課題を遂行していた可能性は低いことが明らかになった。これらの結果は,サルは視線方向の遅延標本非照合課題において,ヒトの顔が自分を見ているのか見ていないのかを手がかりにして遂行していた可能性が高いことを示唆する。したがって,マカクザルが他個体の視線が自分に向いているのか向いていないのかを認知する能力が備わっていると考えられる
The Effects of the Prior School Non-Attendance on Adaptation to Campus Life
P(論文)本研究では不登校経験者の大学への適応について, 心理的側面から検討することを目的とした。研究1では, 以前に不登校を経験した学生とそうでない学生との比較を通し, 不登校経験に影響すると考えられる要因を調べるとともに, 大学での適応に必要と考えられる要因について検討することを目的とした。次に研究2では, 本学で1年次に行なっている構成的グループエンカウンターを導入した授業での他者との交流を, 不登校経験者がどのように捉えているのかを検討し, こうしたプログラムが不登校経験者の適応への一助となりうるのかを吟味することを目的とした。その結果, 研究1においては, 不登校経験者は対人関係の煩わしさが引き金となって学校が嫌になるものの, 煩わしさが孤独感や不信感と結びつくことで, 最終的に不登校に至る(未経験者は煩わしさを感じても, 人間関係のつながりまでは失わない)ことが示唆され, 不登校経験者の大学への適応を考える際には, 大学生活の中で人間関係のつながりの重要性を実感させる場面を作っていくことが求められると考えられた。また, 構成的グループエンカウンターは, そうした場面となりうるものであるが, 研究2において, この他者との交流が, 不登校経験者にとっても過大な負担にならずに取り組めるものであることが示された。実施による心理過程の詳細については今後検討し, 必要な配慮を明らかにしていく必要があろう
A study on the factors organizing classes : Effects of friendship in the classes on individual's satisfaction to classes
P(論文)本研究では, 中学校の生活に慣れた2年生が学級の中でどのような集団状況を示すのか, また, 学級に満足するための要因は何かといった点について, 検討することを目的とした。中学2年生を対象に調査を実施し, 学級生活満足群, 侵害行為認知群, 非承認群, 学級生活不満足群の比較をおこなった。その結果, 中学生が学級の中で満足群や不満足群に属する要因として, 学級の友達同士のかかわり方によってどちらの群に属するかといった状況の分かれ目となっていること, また, クラスの仲間から友達として, どのようなかかわり方をしてもらうかによって, 学級が満足できる場所(居場所)として認知することができるかどうかの要因となることが明らかにされた
About Goodwill and the Impression of Music Education and Physical Education Subject in the Primary Schoolchild and the Junior High School Student(Faculty of Human Studies Department of Human Psychology,Seisen University)
P(論文)本研究は,小学5年生と中学2年生を対象に音楽・体育教科に対する好意と印象の程度を他の教科と比較して検討した。その結果,体育の好意は,小学生,中学生ともに全教科の中で最も高かった。また,音楽の好意は,小学生では低く,中学生では高い傾向であった。性別でみると,小学生男子は,体育の好意が全教科の中で最も高く,音楽の好意は全教科の中で最も低かった。また中学女子は,音楽の好意が全教科の中で最も高かった。さらに,相対的に好意を比較すると,体育の好意は,男女とも小学生から中学生にかけて低くなり,音楽の好意は,男女とも小学生から中学生にかけて高くなる傾向であった。また体育と音楽の印象は,情緒的で肯定的な印象が強かった。これらの結果から,体育と音楽の好意は,性別により違いがあり,小学生から中学生にかけて変化することが示唆された