Seisen University Academic Repository
Not a member yet
947 research outputs found
Sort by
Nursing for the QOL Maintenance of a Long-term Hospitalized Schizophrenia Patient Receiving Lifestyle-related Disease Treatment
目的 長期入院統合失調症患者の生活習慣病治療とQOL 保持に対する看護について明らかにする.
方法 中堅精神科看護師3 名にインタビュー調査を行い,質的帰納的分析を行った.
結果 インタビュー平均時間は47分であった.長期入院統合失調症患者の生活習慣病治療に対して看護師は,【制限
指示遵守を指示】【精神状態の安定と安寧な生活環境の提供】【患者の人生を慮り治療の寛容さを求める思い】【医師
へ患者の思いを代弁】【精神・身体両面の安定を図るための模索】を行っていることが明らかになった.
考察 精神科看護師は,「医学的視点」で患者と関わりながらも,患者を「生活者」として捉え「生活者の視点」か
ら健康指導を行うよう意識していると考えられる.長期入院統合失調症患者の生活習慣病治療では,人生を包含的に
捉え,嗜好品以外の楽しみや喜びの模索を患者と地道に模索することが必要である
Review of Literature on Birth Review( Childbirth Recall) of Child-rearing Period
目的 産褥早期に出産体験を傾聴するバースレビューは,出産の過程での喪失体験に伴う悲嘆の表出を助け,自己肯
定感を高め,母親役割取得の一助となる.しかし,出産体験の評価は時間とともに変化するため,時期や方法をさら
に検討する必要がある.育児期のバースレビューの研究の現状を明らかにし,今後の方向性を検討する.
方法 過去16年間の原著論文を対象に検索し,研究テーマに合致した7 件を,目的および結果の類似性に基づき分類・
分析した.
結果 量的研究1 件,質的研究6 件であり,調査時期は産後1 か月までが3 件, 2 〜3 ヶ月が1 件, 1 〜3 年が3 件
であった.分類した結果は「語りの実際」と「語りの意義」,「語りの効果」であった.特に産後1 〜3 年では,ネガティ
ブな内容の語りが多く,否定的な体験は強く記憶に残っていた.
考察 育児期のバースレビューも出産体験での悲嘆の表出を助ける効果があり,特にハイリスク妊娠・分娩の事例で
は,産褥早期から育児期にかけて複数回の援助が効果的である
The Utterance in a Health Guidance Situation of a Midwifery Student : Conversation Analysis by RIAS
目的 助産外来は保健指導が主であり,妊産褥婦の自己管理能力向上を目指した関わりが求められる.そこで,本研
究では助産学生の保健指導場面における会話での発話の特徴を明らかにする.
方法 A 大学別科助産専攻の学生10名を対象とし,模擬患者(以下SP とする)に対する助産学生の家族計画指導場
面の会話をIC レコーダーで録音し分析を行った.
結果 総発話数における助産学生の発話割合は74.9%,SP の発話割合は24.1%であり,助産学生の発話割合はSP の
約3 倍であった.助産学生の全発話における各カテゴリーグループの出現割合は【情報提供】が43.1%,【プロセス】
が23.5%で,SP においては【信頼関係構築】が68.1%を占めた.
考察 助産学生は会話のプロセスを意識しながらも一方的な情報提供となる傾向を示し,保健指導内容に個別性が反
映されない一因と考えられた
助産師の分娩介助件数と助産実践能力の達成度に関する研究
目的 助産実践能力と分娩介助件数の関係を明らかにする事を目的とする.
方法 産科医療補償制度に加入している近畿圏内の分娩施設(診療所と助産院は除く)の経験年数15年未満で分娩介助件数が200件以下の条件を満たす助産師を対象に自記式質問紙調査法を実施した.
結果 分娩介助件数と助産実践能力の相関係数を求め,分娩介助件数を4群に分け助産実践能力の各分野得点に対して一元配置分散分析を行った結果,各分野得点において分娩介助件数の主効果が有意となった.その結果「分娩期の診断とケア」はⅠ群とⅡ群,Ⅰ群とⅣ群間に有意な差がみられ「マタニティケア能力」はⅠ群とⅢ群間に有意な差がみられた.倫理的感応力以外の助産実践能力の各分野得点への分娩介助件数の有意な媒介効果が認められた.
考察 分娩介助を多く経験する事で,助産実践能力は高くなる.また,助産師経験年数があっても助産実践能力は達成せず,分娩介助という経験を多く重ねる事で自信がつき助産実践能力の各分野の達成度に影響を与える
中規模病院の看護部長が中間看護管理者に期待する役割行動と支援
目的 中規模病院の看護部長が,中間看護管理者に期待する役割行動とその支援を明らかにする.
方法 中規模病院の看護部長(経験3 年以上) 9 名を対象に半構成的面接を実施し,質的帰納的に分析し
た.
結果 中間看護管理者に期待する役割行動は,【管理者として病院使命の実現】【病院の理念に貢献できる
人材育成】【患者・家族のニーズに応じた看護の提供】【地域のニーズに応じるための多職種連携の推進】【職
種間の有機的な連携と調整】【成果を上げる職場環境づくり】であった.行っている支援は,《管理実践能
力向上のための支援》《人的環境への支援》《管理者の資質向上のための支援》《地域への視野拡大のため
の支援》の4 つに分類された.
考察 看護部長は,中間看護管理者に対して常に病院理念と使命に基づいた役割行動を期待していた.そ
の役割を遂行するためには,中規模病院の良さを生かし,院内や地域において各々の役割に適応した看護
部長の支援が必要である
本学特別支援クラブに関する実態調査報告その2
本学が特別に支援するクラブ(特別支援クラブ;男女ホッケー部,女子サッカー部)の学
業成績,就職実績,地域貢献,競技成績,経済効果の状況を整理し,今後の課題について
提言する。対象は,本学特別支援クラブに所属する学生(平成27~31 年度:61~78 人)
であった。調査期間は,平成27 年度から平成31 年度(令和元年度)であった。結果,学
業成績について特別支援クラブ学生の卒業時GPA は一般学生と比べて有意に高い傾向
(P<0.1)の年度がみられた。また,特別支援クラブ学生には、卒業時GPAが学部全体の
中で最高位の学生や国内留学制度を活用するなど勉学に積極的な学生がいる一方,GPAが
2.0 未満の学生も存在した。地域貢献については,ゼミを通じて地域活動を積極的に行う
学生の存在や女子サッカー部における地域事業の積極的な協力が挙げられた。経済効果は,
特別支援クラブや監督の新聞掲載における広告換算として14,420,139 円,広報効果とし
て43,260,416 円であった。一定の広報効果が得られているが,男子ホッケー部監督や女
子サッカー部に関する掲載記事が多く,男女ホッケー部の新聞掲載回数を増やすことが課
題として挙げられた。また,動画配信による広報効果もみられた。競技成績は,男子ホッ
ケー部と女子サッカー部が顕著な成績を残していた。以上より特別支援クラブは一定の成
果がある一方,成績不振学生への学習支援や新聞掲載数の増加などの課題に対応していく
ことが必要である