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A Study on Moral Education Teaching and Learning in University and through Collaboration between University and Schools
本稿は、大学の道徳教育科目の充実、大学と学校現場の連携による道徳教育に関わる教員養成・研修の接続をめざして取り組んだ4つの事例についての研究を報告するものである。具体的には、①大学の道徳教育の授業の中での戦跡巡りの活動の内容と意義、②奈良県若手教員研修で扱った小学校の道徳科授業研究に見られる道徳的判断の解釈に関する考察、③奈良教育大学附属小学校の公開研究会において実施された生活科授業と道徳についての考察、④奈良教育大学附属中学校の公開研修会におけるESDの理念を含む道徳科授業に関する考察を論じた。最後に道徳教育実践への示唆についても述べた。departmental bulletin pape
A Study of the Comprehensive Community Sport Clubs in Nara Prefecture : From the Perspective of Independent Management
The purpose of this study is to clarify the current status of comprehensive sport clubs in Nara Prefecture from the viewpoint of product life cycle analysis, and the characteristics of management methods of 4 successful sport clubs in Nara Prefecture by using Oliver's typology of strategic responses to institutional processes. The strategic responses vary in active organizational resistance from passive conformity to proactive manipulation. It is suggested that the current status of comprehensive sport clubs in Nara Prefecture is the “maturity” as the number of participants continues to grow, but the speed begins to slow down. In order not to advance to the saturation period (stagnation), which is the next stage of the maturity period, it is necessary to increase the number of installations in the Yoshino area and the eastern area of the prefecture and solve the problems of securing own financial resources. Many of the strategic reactions of the four clubs used manipulate strategies, and many independent activities were carried out. Since the co-opt tactic of manipulate strategies, which is to import influential constituents, is used in all four sports clubs, it is suggested that cooperation with governments, schools, companies, etc. that are actors in the local community, is necessary for independent management.departmental bulletin pape
The Effect of Forming Implementation Intention on the Delay of Gratification Task for Preschoolers
これまでの研究で幼児期の自己制御能力が将来に大きな影響をもたらすことが示されている。自己制御はMischel & Ayduck (2013) によると、目の前の小さな報酬 ( 即時小報酬 ) よりも、将来的なより大きな報酬 ( 遅延大報酬 ) の獲得を目指すことであると定義されている。本研究は、幼児の遅延大報酬の獲得を促進する上で、いつどのような行動をとるべきかを具体的に計画し、言語化する実行意図形成が効果をもつか検討した。実験の結果、実行意図形成は満足遅延課題の成績に影響を及ぼさなかった。一方で、条件に関わらず、第 1 試行よりも第 2 試行で待機時間が長くなる練習の効果が見られた。departmental bulletin pape
Consideration of the Teaching materials creation for Education for Sustainable Development on the theme of “Tower of the Sun’’
本稿では、1970年大阪万博のテーマ展示プロデューサーであった岡本太郎と彼がデザインした《太陽の塔》に着目したESD教材の開発と検討を行った。大阪万博が、科学技術の進歩や国力の誇示を競い合う従来路線であったという評価がなされたなかで、岡本太郎は、近代化や科学技術で進歩した「未来は、明るいものであるとは限らない。」と警鐘する展示を展開した。岡本太郎のメッセージが、高度経済成長期の日本で理解されることは難しかったものの、展示で扱われた生命や人々の多様性と尊厳、公害、人種差別などは現在も解決が求められるSDGsの目標に通ずるものである。2025年大阪・関西万博は、SDGs達成に向けたこれまでの進捗を確認し、達成に向けた取り組みを加速させる場とされていることから、岡本太郎が《太陽の塔》を含めたテーマ館展示に込めたメッセージをESD教材として活用することは有効であると考える。departmental bulletin pape
Exploring the possibility of modern Japanese translation of Japanese classics(An Attempt at Japanese high school class): Using “Wakamurasaki” of Genji-Monogatari
古典の授業をめぐっては、入試対応型の授業かそうでないか、古文を原文で読むか現代語訳で読むか、といった対立的に捉えられる問題がある。しかし、こうした問題の捉え方は古典教育の議論を前進させていない。そこで益田勝実の古典教育論を参照し、入試対応も念頭に置き、古文テクストも現代文テクストも用いて、「翻訳」について考える授業実践を行った。そして、現代文テクストを用いることで、生徒が自分たちの生きる「社会・世界」に対する「云ひ表はし方」を習得することができること、日常の授業から文法的知識をテクストの解釈に結びつけることの必要性を明らかにした。departmental bulletin pape
Science Lab for Kids as Exciting Center Learning at Education Center of Nara-City: “Flame Reaction –Secret of Fire Works” and “Urea Crystals for White Christmas”
奈良市教育センターで小学生とその保護者を対象とした「理科教室」を開催している。奈良教育大学で長年実施してきたフレンドシップ事業「夢化学」の後継事業としての位置づけで、2011年度の6月に第1回を実施し、その後毎年複数回にわたって実施してきた。奈良教育大学の学生の教員になるための訓練の一環になればと考えて行っており、令和3年度は計2回実施した。内容は、第1回が「花火のひみつ炎色反応」第2回が「結晶の不思議ホワイトクリスマス」である。今回の内容は奈良市教育センターからの要望に基づいて決め、奈良市教育センターの方々の協力を得て実施した。実施内容を記録するとともに教員になるための準備としての理科教室のあり方や、今後の課題について述べる。departmental bulletin pape
Consideration about Training of the Creativity by Robot Education V : Results Obtained from Winning Prizes at The International Robot Convention
新型コロナウィルスに関わる諸問題をはじめ、世の中には解決困難な問題が溢れている。そのような現代社会において、未来を担う子どもたちが生きていくために身に付けなければならない大切な力は、自ら進んで課題を発見し、探究し、解決する能力や、新たなものを生み出す創造力である。奈良教育大学附属中学校科学部は、この能力をロボット教育を柱とする学習を通して獲得することを主な目的として活動している。本報告は、2021年度に取り組んできた活動の中から国際ロボットコンテストに焦点を当てて、その活動過程と成果を示す。本年度の国際ロボットコンテストWorldRobotOlympiad(以下WROと略す)の全国大会は、新型コロナウィルス感染対策のため、オンライン開催になったが、本附属中学校科学部はオープンカテゴリーで最優秀賞を獲得し、オンライン開催の世界大会に、日本代表として出場した。コンテストに向けて生徒たちは、ディープラーニング(深層学習)の理論を活用して鹿の糞だけを識別するた画像処理システムを開発し、識別した鹿の糞を回収し、バイオマス発電に利用するロボットを製作した。世界大会においては、開発したロボットについて英語でプレゼンテーションを行い、第6位に入賞した。さらに、創造的なアイデアやシステムを有しているロボットを開発したチームに与えられるCreativityAwardという特別賞も参加した全チームの中で唯一受賞した。この成果より、本校のロボット教育を通して、世界にも通用する創造力、問題解決能力、探究力などを効果的に育成できていることが確認できた。departmental bulletin pape