6100 research outputs found
Sort by
A Study on the Use of Museum Exhibits in Life Environment Studies Classes:Using the ‘Town Exploration’ Unit in Second Grade as an Example
現行の小学校学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の一つとして、博物館などの施設を活用した情報の収集や鑑賞等の学習活動を充実させることが示されている。生活科における博物館の活用方法を見てみると、生活科の目標である「自分と身近な人々、社会及び自然との関わりについて考えることができ」という中でも、「自然との関わり」に関する活用方法が多く、「社会との関わり」という面での活用方法は少ない。そこで本稿では、博物館の展示物が、実際にまちの中でどのように位置付いているのかという「まちたんけん」を含んだ授業構成例を示した。地域の博物館の例として天理参考館を取り上げ、生活科の学習に活用できる展示物として「看板」を選定し、教材としての価値を検討し、それにもとづき、第2 学年生活科単元「はっけん!まちのやさしいかんばん」という博物館の展示物を活用した授業モデルの一事例を提案した。departmental bulletin pape
Internalization of values in ESD using historical and cultural heritage as teaching materials
歴史文化遺産を題材としたESD においては、学習者が歴史文化遺産の価値を内在化できるよう、学習をデザインしていくことが求められる。対象の価値を真に理解している熟達者と呼ばれる人たちの振る舞いからは、初学者と比べて見えているものが異なっているかのように感じることがある。J.J. ギブソンの情報ピックアップ理論によれば、彼らは対象から得る情報を解釈したり処理することに長けているわけではなく、もともと対象が持つアフォーダンス(意味や価値)を適切に知覚し、利用することができているという。本稿では、価値を真に理解し、内在化した状態を、対象のアフォーダンスを利用できることと考え、それまで知覚できていなかったアフォーダンスを知覚できるようになることをESD の学びであるとした。この知覚を促す手立てを整理し、大分県臼杵市にある臼杵石仏を題材とした単元構想を示した。departmental bulletin pape
ESD Practice Based on the Conservation of Kasugayama Primeval Forest
奈良市立朱雀小学校の5 年生を対象に、春日山原始林を題材としたESD(持続可能な開発のための教育)の授業実践を行い、その成果と課題を考察した。ICT 環境が整備された現代において、世界遺産学習がどのように行われ、児童の意識や行動にどのような変化をもたらすのかを明らかにすることを目的としている。研究のポイントとして、①地域教材の価値:春日山原始林という地域教材を通して、児童がどのようにその価値を理解し、愛着を持つようになるのかを分析した。②当事者意識:児童が春日山原始林の保全問題にどのように関わり、当事者意識を持つようになるのかを考察した。③行動化:児童が学習した内容を基に、具体的な行動(例えば、保全活動への参加)に移せるようにするためのプロセスについて検討した。departmental bulletin pape
Development of Teaching Materials on Front Models in the Meteorology Field of Junior High School Science: A Focus on the Movement of Warm Air and Weather Change on Frontal Surface
中学校理科第二学年の「気象とその変化」で扱われる前線の構造と前線面における暖気の様子を提示する教材については、密度の違いによる空気塊の侵入を見せるモデル教材は多数見られるものの、天気を変化させる寒冷前線および温暖前線の前線面における暖気の様子までは再現できていない。本研究では、前線面における暖気の様子を再現させる教材を作成し、寒気と暖気の位置関係のみではなく、教科書に記載されている天気の変化もあわせて理解させる教材を開発する。そこで、寒気や暖気を再現する材料として安価で容易に入手可能なゼラチンを用いて実験を行った。その結果、前線の構造と前線面における暖気の様子を同時に再現することができた。本研究で開発したモデル教材を用いて、生徒に寒冷前線および温暖前線における寒気および暖気の位置関係と前線面での動きを観察させることで、前線の構造に関する理解が深まることが期待される。departmental bulletin pape
「高野切古今集(第一種)」書写時使用筆の特性についての考察―五島美術館所蔵「古今和歌集巻第一巻首」断簡における「須(ス)」の実見から―
departmental bulletin pape
A Preliminary Study on Teachers' Data Utilization in Schools
本研究は,学校で教育データを利活用する研修を検討していく際に,何が課題となるかに関心を向けている。教員が場面に遭遇したとき,1)どのような行動をとっているか,2)教員同士でどのようにコミュニケーションを図り,データを分析・解釈し,ある結果を出し,次の行動に向けて意思決定しているのか,参考情報を得ることを目的としている。データ収集は,質問調査,研修場面に参加し観察記録とその場で参加者に尋ね聞き取ったこと,その後の振り返りコメントの収集により行った。結果として,学校における通常のICT 活用では,学習活動における活用と評価活動における活用の間にギャップがあることが明らかになった。また,学校で必要とされるダッシュボードの設計への関与や,デジタルプラットフォームを意識化させていくこと,教師の「実践の知恵」(PracticalWisdom)を引き出し活性化することが,学校での教員のデータ活用に意味を与える可能性があることも見えてきた。departmental bulletin pape
Activity report of Center for Interprofessional Education Development -Endeavor and Problem of 2024- 【With the grant from Mitsubishi Future Development Foundation】
奈良国立大学機構(奈良教育大学・奈良女子大学)では両大学の教育連携を推進している。「喚起」「融合」「交歓」を鍵とする3つの取組<奈良カレッジズ学問祭>、<連携開設教養科目の共同履修>、<総合知育成コンクール”H2O”>などを通した「正解のない課題」に対応できる人材育成がその例である。ここでは2024 年度の諸取組を報告し、今後の展望について述べる。なお、全体の趣旨の詳細や2022・2023 年度の取組内容については「連携教育開発センター紀要第2 号」に掲載の活動報告を参照されたい。departmental bulletin pape
A Concept for Developing Educational Materials that Capture war and the Atomic Bomb as Familiar Problem to Children:Elementary School Sixth Grade The Period for Integrated Studies from “KATANISHI Peace Education”
原爆が日本に投下されてから約80 年が経とうとしている。現在日本では戦争が起ってはいないものの、他国では戦争がおき、核兵器の使用を脅かす事態となっている。また戦後約80 年の経過によって、児童と戦争の心理的、時間的な距離が開くことにより、自分事として捉えにくいことも課題として挙げられている。本実践では、原爆投下前に撮影された白黒写真をカラー化したものを教材化し、児童に比較させたり、自身は戦争を体験していないが、語り部として活動されている人と出会わせたりすることで、児童が戦争・原爆を自分事として捉え、平和学習に取り組んでいくと考え、授業実践を行った。その結果、児童が当時の人々と自分たちの生活や考え方とより近く感じることが明らかにできた。departmental bulletin pape
Changes in Teacher Efficacy in Teacher Preparation Course:Change Patterns Estimated by Mixed Trajectory Modeling and Their Relationship to Identity Exploration
本研究では,教員養成課程での学びに連動して形成され、教員就職への動機づけを変動させると考えられる教師効力感に注目し、4年間での変動のパターン(発達軌跡)について縦断的な検討を行った。また、教師効力感の変動は進路変更の検討を含む同一性探求と関連することが予想されることから、発達軌跡と各時点での同一性探求との関連について検討した。教職課程の大学生298 名を対象に、入学時から卒業時までの間に半期ずつ、9時点に渡る縦断調査を行い,5時点以上で回答協力をした168 名のデータを対象に分析を行ったところ、6パターンの発達軌跡が得られた。これらの発達軌跡を示すグループごとに適応的な同一性探求の指標である広い探求,深い探求の各調査時点での得点を算出し,時点ごとのグループ差を分析したところ,広い探求では全時点でグループ間差が,深い探求では1年次前期末のT2 と2年次前期末のT4 との間にグループ間差が示された。departmental bulletin pape