Niimi College Repository / 新見公立大学学術リポジトリ
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新入生対象の人権啓発講演会の実践から : 講演会後のアンケート結果報告
P(論文)2013年5月29日に全学科の新入生175名を対象に,キャンパス・ハラスメントについての理解を深めること を目的とした人権啓発講演会を開催した。講演会後に実施した学生のアンケート調査から,入学生のハラス メントに対する認識と講演後の意識変化を明らかにした。入学生はパワー・ハラスメントやアカデミック・ ハラスメントに比べ,セクシュアル・ハラスメントに対する認識度が高く,それは女子学生において顕著で あった。また,講演を聴くことによってハラスメントの認識が深まり,当事者になった時の対応のイメージ 化ができたとの回答が多かったことから,講演会の目的は達成されたといえる。今後は,相談室機能の充実 や継続的な研修会の開催が課題であると考える
John Steinbeck原作Burning Bright(『爛々と燃ゆる』)の日本初の公演
P(論文)本報告は2012年5月に板橋演劇研究会によって行われたジョン・スタインベック( John Steinbeck) の Burning Bright(『爛々と燃ゆる』)の日本における初めての公演に関するものである。著者は、本邦初演と なるこの作品の舞台化に関わったので、それをここに報告する。This paper reports on the first performance of John Steinbeck’s Burning Bright in Japan, which was staged by Itabashi Theatrical Group. I was involved in this performance as an advisor
訪問看護師のバーンアウトに関する研究の動向と課題 : 過去10年間の文献から
P(論文)在宅医療・看護の推進に伴い,今後ますます訪問看護の担う役割は大きい。しかし,訪問看護師の人材確 保についてはまだ十分とはいえない。入院日数の短縮化,精神疾患患者の地域移行の促進など,訪問看護の 対象は専門的・複雑化している。看護師は対人援助職者であり,バーンアウトを招きやすい環境にある。そ こで,今回は,訪問看護師を対象としたバーンアウトの研究の動向を分析し,今後の課題を明確化すること を目的とした。文献検索の結果,対象文献を5件抽出した。5件すべてがマスラック・バーンアウト尺度を使 用していた。バーンアウトとの関連要因は業務特性,職務環境,処遇などであった。訪問看護師の置かれて いる状況についてさらに調査を深め,バーンアウトさらには離職を予防するために,必要な支援を明らかに する必要性が示唆された
保育者養成におけるピアノ指導について −学生の自己効力感に着目して−
保育者養成におけるピアノ指導については,これまでにも,さまざまな先行研究が行われてきている。本稿では,過去10年間の保育者養成校で行われたピアノ指導に関する先行研究を検討しながら,指導内容,教材研究などのピアノ指導における問題点を論じ,これからのピアノ指導の検討を目的とした。同時に学習する上で重要な要素のひとつである自己効力感に着目し,ピアノ授業に臨む個々の学生の自己効力感について調査を行った。その結果,自己効力感は,入学前のピアノ経験の有無が大きく影響していることが明らかになった。ピアノの授業に対して,ピアノの経験者は自己効力感が高く,未経験者は低いことが分かった。さらに,ピアノ未経験者は, 1 年間ピアノを学習した後の2 年生になっても自己効力感は上がらず低いままであることが明らかとなった。このことから,ピアノ指導に関して今後は①保育者養成という視点を持ったピアノ指導をする。②学生がピアノ学習に意欲を持って取り組める授業をする。つまり,自己効力感を高めていく指導を行う。③指導者の意識を変えていく。④学習レベルに応じた採点基準の確立をしていく必要があるという結果が得られた
地域マップ作成を取り入れた在宅看護実習での学生の学び
A大学の在宅看護実習では,訪問看護で同行する地域の理解を深めるために「地域マップ」の作成を取り入れている。本研究は,「地域マップ」作成における学生の学びを明らかにし,今後の教育的示唆を得ることを目的とした。分析の結果,268のコードが抽出され,【中山間地域の特性】【中心部に集中した医療・福祉環境】【疾患と地域性の関係】【在宅医療・看護の役割】【在宅サービスの重要性】【保健・医療・福祉連携の重要性】【中山間地域の医療課題】【地域の力の大切さ】の8 カテゴリー,13サブカテゴリーに分類された。学生はB市の人口動態や中山間地域の特性および医療課題を学び,在宅医療・在宅看護の役割や保健・医療・福祉の連携の必要性を認識していた。しかし,疾患と地域性の関連が浅く,対象が高齢者に偏っていたことから,今後,地域における療養者を幅広い視点で捉え,疾患と地域性との関係や予測される課題を考察する支援が必要であることが示唆された
看護学生を対象とした認知症サポーター養成講座の評価
A大学看護学部では,老年看護学に関連する臨地実習を終えた学生のうち,希望者に認知症サポーター養成講座を実施している。本稿は,看護学生を対象とした講座の内容を評価し,今後の講座の示唆を得ることが目的である。2014年度後期に認知症サポーター養成講座を受講した学生を対象に,講座で実施したグループワークでの受講生の発表内容をグループワークの意図に沿って評価した。受講生は,高齢者の不安に配慮し,老年看護学実習で修得した認知症高齢者への関わり方,コミュニケーション法を用いた対応を考えていた。また,看護学生として修得した専門的知識と生活者としての社会性を駆使した関わり方を考案していた。これらは,講座およびグループワークの企画において講師が意図していた『看護学を学んでいる認知症サポーターとしての役割』と合致する内容と評価できた
Feelings and Actualities of Support for On-bet Excretion of the Graduates of Niimi College : To Make Support for Excretion Real Care
排泄の援助は,対象の人間としての尊厳をいかに守りながら援助できるかが重要な課題となる。今回本学卒業生が床上排泄の援助に対しどのような意識を持ち,実践しているかを調査し,教育上の課題を検討した。その結果次のような結果が得られた。1.本学卒業生は排泄の援助を,人間としての尊厳を守ることが必要な援助であると考えていることが伺われ,教育目標が卒業後に生かされている。2.本学卒業生は床上排泄の援助方法について,便器を活用する援助はオムツやバルンカテーテルを用いた援助より,善い方法であると考えているが,看護婦の人数や病棟の雰囲気や物品の少なさから便器よりオムツや留置カテーテルを選択せざるをえない現状にある。3.本学卒業生は患者がオムツを使用していても,過半数が便器を用いて援助しており,便器活用の必要性を認識している。4.排泄の援助が人間の尊厳を守り,高め,維持するためには,意識しているだけではなく,実践することが重要である。援助技術論の中でも排泄の援助を人間の尊厳を守る援助としてとらえ,排泄の援助がケアになるための援助について,学生とともに探求したいと考える。5.排泄の単元において患者体験の演習をするかどうかは,学生の人間としての尊厳に関わることであり,演習の仕方を工夫することやなぜ患者体験が必要かを十分説明することにより,学生自身が体験するか・しないかを選択することができるように配慮が必要ではないかと考えられる。11KJ00000048818原
Research on Nursing Students' Image of Midwives
母性看護学領域の実習で,助産婦は他の看護職の中でも学生の能力の育成に実習指導者として,殊に多く関わっている。実習の人的環境の1つとして,学生はどのようなイメージを実習指導者である助産婦に抱いているのか実態を把握した。助産婦のイメージの概念構成は,主要4因子であり「能力」「楽しさ」「魅力」「人柄」である。学生は助産婦の「能力」については高く評価しており,また助産婦と接したことでは「楽しい」感覚を持っている。そして,学生は助産婦に関して「魅力的」で,仕事への「やりがい」を強く感じている。また,助産婦の実習指導者としての資質と4つの助産婦のイメージの構成概念には類似性があると考えられる。母性看護学実習で否定的な感想を持つ学生は少ないが,実習前に事前学習が十分できるよう日程にゆとりのある実習計画を調整すること,妊産婦・褥婦・新生児を対象とする多様な実習場面の中で,学生のレディネスを把握して,学生の看護実践場面から専門的能力の育成を行なうことの必要性を再確認した。13KJ00000048849原
A Report on Support Activities for the Elderly Victims of Tottori West Earthquake at Chiya Area in Niimi City : 2] Present Condition and Future Problem of Home Visits to the Elderly by Niimi College Volunteers
鳥取県西部地震で被害を受けた新見市千屋地区の高齢者世帯へ,短大有志によるボランティアとして訪問活動を行なってきた。震災後1ヶ月目から開始した第1期,冬場の第2期,2001年5月からの第3期と継続し,既に一年を経過しようとしている。今回は,第3期前半の7月末現在までの活動を報告対象とし,その実際と課題について検討した。訪問時の活動は,主として健康観察,家事援助としての掃除,窓拭き,障子貼り等を行なってきた。いずれも,高齢で身体的障害のため,震災後の不安などで気力が低下している時等なかなか日常生活の中で行動に移せないことばかりで,大変喜んでいただいた。また,学生の訪問をとても楽しみにして下さり,学生にとっても役に立ったと思える援助ができボランティアの意義を十分理解することができた。今後も,訪問活動を継続するとともに,新見市生活福祉部および,社会福祉協議会との連携を図り,より組織的な活動となるよう努力したい。13KJ00000048876研究ノー
Children's Emotional Development and Childcare Givers' Interactions (1) : Focusing on Relations of Children in Under-one-year-old Class with Nature
自然とかかわっている場面でのO歳児A男とH子の一年間の行動観察記録を中心に考察した結果,O歳児A男とH子の心の育ちは,小動物を怖がったり興味関心のなかった自然に興味関心をもち始め,言葉で名称を表現できるようになり,名称を言いながら感動や喜びを表現できるようになったことと考えられる。その心の育ちは"保育者に誘われて自然にかかわること"が大きなきっかけになっていると考えられる。そして子どもの心の育ちへの保育者のかかわりとしては,"環境構成"と"いっしょに自然にかかわる"という保育者自身が子どもの生活を誘導していくことが重要なポイントになると指摘できるのではないかと考えられる。4KJ0000004889