Suzuka University Academic Repository / 鈴鹿大学学術機関リポジトリ
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Self-evaluation for the Personal Goals Before and After Childcare Training― Examination from Self-Handicapping―\n
短期大学部2年生138名の保育実習Ⅱの実施前に立てた3つの目標の内容とその目標達成の自信,実習後の目標達成度の自己評価について分析し,セルフ・ハンディキャッピングとの関連からその傾向を検討した.その結果,学生は「自分の態度・意識について」を目標として掲げやすいことが明らかになった.保護者対応や部分・責任実習の自信は低く,目標達成度は70%程度であったが保護者対応については達成度が低かった.目標達成の自信と達成度はおおよそ一致していることが示された.しかし,セルフ・ハンディキャッピングと目標設定傾向との関連はほとんどみられなかった.departmental bulletin pape
Russia and Asia:The Real State of Eurasian Russia\n
ロシアは地理的に見れば、ヨーロッパからアジアにまたがるユーラシア国家である。だが、その歴史を見れば、ロシアはアジア的な相貌を持つ特異な欧州国家である。シベリア・ロシア極東の開発が遅れているために、ロシアは地図上のユーラシア国家であっても、真のユーラシア国家とは言いがたい。西側の経済制裁を受けたロシアは、中国への接近をさらに強めたが、それは中国依存へと転化している。ロシアが、シベリア・ロシア極東を本格的に開発して真のユーラシア国家となるためには、ユーラシア・アイデンティティを唱えるような夢想的なユーラシア主義の実践ではなく、まず硬直した権威主義的体制を変革して国内外の投資を促進する必要がある。departmental bulletin pape
The Relationship Between Hidden Obesity and Physical and Dietary Conditions in Female Students
本研究では、隠れ肥満および隠れ肥満傾向である女子学生の身体および食事の状況について検討し、栄養教育の基礎資料とした。
調査対象者におけるBMI判定の肥満の状況は、肥満者は対象者のうち9.5%しか存在しなかったが、体脂肪率を考慮した場合、隠れ肥満傾向群が38.0%、隠れ肥満群が25.3%と、対象者の約6割がBMI判定の標準と判断されることがわかった。これより、BMIだけでは体内に占める脂肪組織が過剰に蓄積した状態の肥満を見落とす可能性がある。また、隠れ肥満群、隠れ肥満傾向群は、標準群と比較して、摂取エネルギー量は同程度であったにも関わらず、その他の野菜の摂取量に差がみられ、食意識や知識も低い傾向にあったため、栄養教育が必要だと考えた。departmental bulletin pape
Cooperation with the Community and the Role of Teachers in School Safety\n-Focus on Kindergarten and Elementary School Initiatives-
主に文部科学省の資料をデータにして、幼稚園と小学校における学校安全の取り組みを地域との連携と教員の役割に焦点をあてながら分析した。
幼稚園や小学校の教員は、子どもの年齢が低いこともあり、子どもの危険を予防し、子どもの被害を最小限に抑えるといった安全管理を自らの役割として位置づけてきた。しかし、学校安全に関する幼稚園や小学校の教員の役割は、安全管理だけでなく安全教育も含まれる。教員が担う安全教育は、子どもが自らを守るための知識や技能を身に付ける科目(領域)、子どもを守る社会や地域について理解するための科目、安全を確保するために自らの感情をコントロールする必要があることを学ぶ科目の3つに大別できることを示した。
また、低学年の子どもが通学する小学校では通学時の安全管理が重要になるが、学校だけで通学時の安全管理を担うことは難しい。地域の協力なしには、通学時の安全管理が十分に行えないのである。しかし、地域との連携によって通学時の安全管理を充実させるだけでは不十分である。学校が通学時の安全教育を行うことで、子どもたちが地域によって形成された通学時の安全管理を上手く活用できるようにする必要があるからである。安全管理を担う地域と安全教育を担う教員(学校)という役割分担が成立することで、それぞれの持ち味を生かせるのであり、地域との連携のあり方は学校安全においても喫緊の課題であると言える。departmental bulletin pape
Actual situation and problems of Singing education in Elementary School \n―In consideration of register break point―
小学校における歌唱教育の現場では、音高が定まらず、正しく歌うことができない児童が多いという現状があり、この一例として、胸声を無理に高音まで押し上げたり、あるいは頭声のまま低音まで下げてきたり、といった換声点付近での発声の問題を挙げることができる。様々な先行研究からの検討により、教育の現場では換声点に関する問題が非常に多く、重要視されていることが分かる。また、声区転換の実態を述べたものや、換声点位置の情報を応用した研究も多い。筆者が以前に行った調査の結果からも、児童の声域からみた教材は、充分に歌唱可能な音域で構成されており、適切であると考えられる。しかし、児童の換声点位置の平均は、男児、女児共に、歌唱共通教材の重複音域内に含まれており、指導のポイントの一つとして、換声点を越えて頭声と胸声を自由に行き来し発声できるようにすることが、小学校における歌唱教育の問題解決の一つにあると考えられる。声区分離の指導及び歌唱発声法を習得させる過程は、各児童の声域や換声点位置を把握しながら、可能な限り個別対応の指導を行えることが望ましい。各児童の発声状態を教員がよく理解しておくことで、共通教材をはじめとする歌唱楽曲を用いた、集団での歌唱指導が、より行いやすくなるのではないだろうか。departmental bulletin pape
A Comparative Study on come and go in the Japanese and English Languages from the Viewpoint of the Two Cultures and Communication\n
本稿では、節分の掛け声の「鬼は外、福は内」という象徴的な表現が「クル」と「イク」
を含め、直示動詞come /goの用法そのものを言い表した隠喩であると捉えて、その論証を
試みた。詳しくは、go=「鬼(不幸)は外」、come=「福(幸福)は内」と定義づけられよう。
comeは何かに接近する「内的な意味作用」を持つ。その一方で、goは何かあるものから
離れる「外的な意味作用」が含意される。理論的根拠として、Clark(1974) の「come/goの
正常/異常の状態変化」仮説から、comeは「正常な状態への変化」に、goは「異常な状態
への変化」に用いられる。同様に、橋本(2010)は、「comeは存在するようになる〈好まし
い状態になる〉ことであり、goは消失してしまう〈好ましくない状態〉になること」を取
り上げた。また、田中(1993)は「comeはポジティブな方向に向かうが、goはネガティブ
な方向に向かう」ことを示した。さらに小西(1980)は「動詞+補語」について、「通常の状
態からそうではない状態への変化を表す。 主に好ましくない変化、急激な変化を含意する。
さらに、自然の変化だけでなく、意図的な変化をも表す」と述べ例を示した。以上の例証
を踏まえて「鬼(好ましくないもの)は外、福(好ましいもの)は内」の隠喩は妥当であると考
えられよう。しかし、橋本(2010)の「現実世界」と「言語世界」における「良い状態変化
と悪い状態変化」について、更なる考察が求められる。departmental bulletin pape
Explaining the Durability of Authoritarian Regime
権威主義的政治体制の持続力は専ら抑圧と懐柔(体制内エリートや反体制勢力に対する便益供与を通じた無害化)に立脚していると一般に理解されてきた。抑圧と懐柔は今なお同体制を支える支柱ではあるが、今日の権威主義体制の耐久性はこれだけでは説明できない。本稿は現状維持メカニズムが同体制の持久力を支えている可能性を、プロスペクト理論、民衆的公正観念、経路依存性の視座を手がかりに、提示する。departmental bulletin pape
Developing a Childcare Education Framework\nin Cooperation with the Local Community
子どもたちは地域の人々や社会的・文化的資源、自然や生き物と関わる体験を通して豊かな学びを得る。一方地域の人々も学校・園の教育・保育活動に関わり、子どもの育ちと学びを支援することを通して、喜びや充実感を得る。この互恵関係が築かれていくことによって、学校・園が核となった地域の活性化、連帯意識の醸成につながる。地域とつながる2つの保育実践事例を通して実証すると共に、今後学校・園でどのように取組めばよいのか、その方策を検討する。departmental bulletin pape
保育・教育者養成カリキュラムにおけるピアノ学習に対する意欲づけへの提言\n―アントノフスキーによる首尾一貫感覚(SOC)の意義―
保育・教育者養成カリキュラムにおいて、ピアノ弾き歌いの授業を履修した学生を対象に、アンケート調査を行った結果、ピアノ学習に対する愛好度が高いほどストレスの程度は低くなる傾向があり、ピアノ技術が、より向上したと感じている学生ほどピアノ学習に対する愛好度は高く、ストレスも少ないという結果が得られた。
また、アントノフスキーによる首尾一貫感覚(SOC)の概念は情緒的健康を促進する上で近年重要視されている。今回のアンケート調査において、SOCとピアノ学習に向き合う学生の意欲とを比較検討したところ、就きたい職種が定まっている学生や、ピアノ技術が、より向上したと感じている学生は、そうでない学生に比べてSOCが高くなるという傾向がみられた。特に、ピアノ技術が、より向上したと感じている学生は、SOCの3つの概念のうちで「把握可能感」と「有意味感」を実感しやすかったということがわかった。
今後は、さらに継続してアンケート調査を行うことで被験者数を増やしていくとともに、ピアノ技術の上達との関連もふまえながらピアノ学習に対する意欲づけに関する研究を発展させていきたいと考えている。また、様々な文献研究を通して、SOC概念をピアノ学習へ応用することの有効性や、そのために必要な指導上の留意点なども明らかにしていきたい。departmental bulletin pape
Study on Baseball-type Sports Promotion Project at Kindergartens and Nurseries
本研究では、幼稚園及び保育園におけるベースボール型スポーツの実施にどのような問題があるのかを検討することを目的とした。幼稚園及び保育園においてベースボール型スポーツの出張授業を行った後に、保育関係者51名を対象にベースボール型スポーツ実施の問題点と出張授業後の実施頻度、出張授業の感想について質問を行った。その結果、一部の幼稚園・保育園では出張授業の後にベースボール型スポーツの実施は増えた。頻度が増えなかった幼稚園・保育園でも幼児の運動機会に対して好意的な感想が得られた。その一方で、ベースボール型スポーツに使用する道具の問題が最も指摘された。このことから、ベースボール型スポーツは一度体験してみると、保育関係者にも受け入れられ、肯定的に評価されることが示唆された。一方で、指摘されたベースボール型スポーツの問題点から、用具を充実されることがベースボール型スポーツの普及につながるものと思われる。departmental bulletin pape