Suzuka University Academic Repository / 鈴鹿大学学術機関リポジトリ
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Curriculum Organization within the Context of Integration and Sequentiality of Learning Experiences
学校間連携、学びの一体化・連続が議論される中、カリキュラム編成の研究は、「カリキュラムマネジメント」が次期指導要領で導入されることによって転換点を迎える。一つは、学校間の連携・一体化だけでなく、領域・教科間横断のカリキュラムが求められることにより、そのような横断的なカリキュラムの構築についての研究が求められること。もう一点は、どのようなカリキュラムを編成するかというカリキュラムの内容に関しては、学校の主体性に任せられることにより、カリキュラム編成の方法とカリキュラムマネジメントの方法へと研究が転換する。本稿では、三重県内の事例をもとに、この2点についての考察を行った。departmental bulletin pape
次世代に保育の魅力を伝える
企画者らは、2012年度から共に保育者養成を考える仲間(同僚性)という関係を保ちつつ、保育者養成や保育の本質について各々の思いや考えを出し合い、談笑しながら論議を重ねてきた。
その論議の中で、山野、小島は保育現場での経験から、特別な支援を必要とする子どもの存在が、保育の本質を問い、保育者の成長を促したり、保育観の再構築を推進したりすることをエピソ―ドを交え、語った。その語りに心理職の渋谷が共感と支持を寄せ、ミニシンポジウムの企画が生まれた。「障害児保育」「統合保育」「特別支援教育」をキーワードとして、現代の保育者の専門性について考えることとした。そのための場として、2013年度から3年間にわたり「『特別支援』が求められる時代における保育者の専門性とは」というテーマでミニシンポジウムを開催してきた。
3回のミニシンポジウムを振り返り、要点をまとめる。departmental bulletin pape
Knowledge Transfer Across Borders for the Use and Application in the Service Industry: An Approach Based on the“Organizational socialization”
departmental bulletin pape
An Alternative Perspective on Educational Supervision in Action Research Approach:Reflections on the Implementation Process of the Comer School Development Program
本稿は、米国都市学区におけるJ・カマーの「学校開発プログラム」(以下、「カマー・プログラム」)を検討対象として、「長期的・持続的な実践」を支える研究者によるアクション・リサーチと指導助言の在り方を検討することを目的とする。第1に、カマー・プログラムの生成に遡り、アクション・リサーチ・アプローチによる学校改善に向けた「実践」と「省察」過程を検討する。第2に、「持続性」を支える原理について、「全体論的アプローチ(holistic approach)」の構想に着目して検討する。第3に、1968年当初から探究されてきた研究者の指導助言スタイルが、今日、どのように継承・発展されているかを検討する。まとめとして、上からの一方向的な指導助言ではなく、学校関係者との「同僚性」感覚を醸成し、進行中の教育実践への省察を促進する、より高度な教育専門性に裏づけられた指導助言の在り方に言及した。departmental bulletin pape
Necessity of Simulation Education for Nursing Skill Acquisition in Yogo-teacher Education|A consideration by reviewing literature
教育方法における改革がすすむ中で、アクティブラーニング型の授業が重要視され、知識重視から能力重視の教育へ関心が高まっている。中でも実践力が問われる医療分野においては、学習者の知識と技術の統合を可能とするシミュレーション教育が注目されている。本稿においては、養護教諭に必要な看護技術の修得についてシミュレーション教育を用いた効果的な教育内容の検討を行うことを目的に、文献検討を行った。その結果、看護教育においては、シミュレーションを活用した研究報告が数多く検索され、その教育効果が確認できた。しかし、養護教諭教育においては研究報告が少なく、教育効果について十分な検証がされていなかった。学校現場において的確な判断が必要となる養護教諭にとって根拠のある実践力を培うためには、看護教育と同等にシミュレーション教育の教育効果についてのさらなる検証の必要性が示唆された。departmental bulletin pape
Considering Invisible Facts: How we understand the research on sexual minorities\n
差別を受けている・違法状態にある・簡単に区分できない人びとなど、全数調査や標本調査が困難で、数量的分析が適切とは言えない場合、質的調査を用いて事例研究を行うことが多い。だがある特定の個人ではなく、幅広い範囲の人びとにアプローチして数値で示す調査も見られる。一定の限定を条件に、インターネット調査や特定な人びとに対する調査によって、何らかの知見も得られる。性的マイノリティの人びとを対象とする考察は、全貌がつかめない以上、一般的な社会調査は困難である。だが、工夫した調査は幾つも示されている。本稿ではしばしば引用される代表的な調査を取り上げ、その特徴と考察のポイントを整理した。これらの調査は慎重に行われていたが、この結果のみに着目し、数字を強調する人びともいる。社会調査リテラシーの重要性を広く周知し、他者の調査結果を慎重に取扱うことが重要であることを改めて確認した。departmental bulletin pape
Difficulty and Coping Skill in the Caregivers of Developmentally Delayed Infants: From an Investigation in a Support Center for Developmentally Delayed Infants
障害幼児のための支援施設に通園する幼児の保護者を対象に、困り感、ストレスへの対処の方法、認知の在り方などについてのアンケート調査を行った。困り感については、通園する前も通園中の現在も、子どもの将来への不安を約2/3の保護者が感じていた。また、通園する前には、気分の落ち込みが半数余りでみられたのに対して、通園中の現在は約14%にまで減っていた。ストレスへの対処の方法としては「家族、友人、保育士、教師に話を聴いてもらう」、「好きなものを食べたり飲んだりする」などが、半数以上でみられた。認知の在り方については、「一人でかかえこまずに信頼できる人に相談するのがよい」、「この子を育てる中で信頼できる人との有意義な出会いがあった」など、ソーシャル・サポートとも関連する考え方に約9割の保護者が同意していた。ストレスが多い、少ないという感じ方により、認知の特徴を比較検討したところ、ストレスが少ないと感じている保護者は、「見通しがもてるかもしれないし、何とかなると考え、心配しないようにする」という認知に対し、有意に多くの人が同意していた。「一つ一つ物事をその時々に処理していけばよい」、「困った出来事の中にも何かよい意味をみつけることができる」という認知についても、ストレスが少ないと感じている保護者の方が多く同意する傾向があり、ストレスが少ないと感じている保護者は、アントノフスキーの述べた首尾一貫感覚、すなわち把握可能感、処理可能感、有意味感と関連する考え方を持っている傾向が認められた。departmental bulletin pape
Developing the Field for Regional Child-Rearing Service Based in Junior College for Childcare Training: Through a Management of Suzutan Hiroba
本学では、2014年度に大学主宰で子育て支援を行う場として「すずたん広場」(1)が開設された。本稿では、3年間にわたって「すずたん広場」で取り組んできた子育て支援プログラムの実践について報告する。このプログラムは、「自由に遊ぶ活動と一緒に楽しむ活動の設定」「子育て相談」「ミニ講座」の3つを主軸として構成されている。部屋のスペースの関係から定員を一回10組に限定した小規模な運営であったが、結果的に、大規模な集団では受け止められにくい個々の思いを受け止め、健全な親子関係を構築するための支援プログラムの検討につながった。「すずたん広場」の運営からみえてきた保育者養成校における子育て支援の場づくりのあり方を検討したい。departmental bulletin pape
The Ability and the Guidance Desired at a Childcare Fields(3): Summary of the musical activities and the impressions of the total childcare training
本稿は、保育実習を経験した学生が音楽・運動・制作の活動を中心とした場面を振り返り、現場で必要と感じた能力や今後の課題を明らかにするために実施したアンケート結果をまとめたものである。本稿では、音楽活動を中心とした振り返りと、学生の想起のうち実習先での体験を通じて感じたことについて報告する。音楽的な活動場面においては、技術面の能力を必要と感じている学生が多く、学校等で身に付けた基礎的な力を現場での実践力へつなげていくことの大切さが示唆された。また、子どもとの触れ合いの中で、より保育者を目指す意欲が高まる一方、子ども同士のトラブルやけんかの際の対応など、机上では学ぶことの難しい場面に遭遇し、戸惑う姿も見受けられた。また、指導案や日誌の記述を通して、文章力や語彙力の不足を実感する学生が多いことが分かった。departmental bulletin pape
Educational Goals and Challenges of Preschool Teaching Based on Interactions with the Community
学校・園と地域はいつの時代も強く結びついてきた。しかしその様相は時代と共に変化する。近年では「地域に開かれた学校・園」、「地域と共にある学校・園」への転換が求められている。本研究では学校・園と地域との関係性の変化を概括したうえで、幼児教育・保育において現在どのような地域連携保育が進められているのか検討した。方法は地域連携保育事例を分類・整理し、その特徴や成果を考察する形をとった。その結果、地域連携保育には ①地域の環境や自然、②地域の人々による祭りや活動、③地域の小・中・高・大学生・未就園児・年配者との交流、④園相互の交流、の4分野があった。また、内容の分析結果から、①連携に関わる人のすべてが育ちあう互恵関係に立つ取り組みにしていくこと、②精選すること、③地域の人的財産・物的資源を保育内容として生かすために工夫すること、が重要であると考察した。departmental bulletin pape