Shizuoka University of Art and Culture Academic Repository / 静岡文化芸術大学学術リポジトリ
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【官学連携】 障害者文化芸術活動支援ワークショップ(華を結うひとたち展)
PDF【日時・場所】
令和5年9月9日~令和5年10月23日
静岡文化芸術大学 ギャラリー・自由創造工房
【共催・後援等】
(共催)静岡県障害者文化芸術活動支援センターみらーと
(協力)浜松市浜松手をつなぐ育成会
(協力)聖隷クリストファー大学 ボランティアサークル 2ぴぃす
(後援)浜松市
【内 容】
令和4年度に続き2回目の開催となった。外部連携先は、静岡県障害者文化芸術活動支援センターみらーと、静岡県スポーツ・文化観光部 文化局 文化政策課、浜松手をつなぐ育成会、聖隷クリストファー大学である。活動内容は、
①ワークショップの開催
②第25回静岡県障害者芸術祭の展示
③ギャラリーでの作品展示
からなり、地域連携演習の受講者3名と小林ゼミの学生が企画・運営を行った。
今年度は、静岡県が東アジア文化都市2023に選定されており、このロゴマークに因んだテーマ「華を結う」を設定し、全体の活動のコンセプトとした。
【結果・成果】
〇9月9日 ワークショップ開催@静岡文化芸術大学自由創造工房
学生10名、浜松手をつなぐ育成会を通じて障害を持つ若者10名他、同伴の親・兄弟、教員を含み、35名程度が参加。ワークショップでは、学生らが企画した「手形アート」の活動を参加者で行った。はじめは参加者、学生も双方に緊張していたが、徐々に打ち解け、会場はゆるやかな空気に包まれるようになっていた。
〇9月30日~10月5日 第25回静岡県障害者芸術祭(連続企画)@クリエート浜松
手形アートの大型作品の中で中津川ディレクターの選定した作品「春」が展示され、またワークショップの様子を動画にしたビデオが上映された。多くの静岡県民(西部地区)に来場いただき本活動の様子を見いただくこととなった。
〇10月18日~10月23日 共同製作の作品展示@静岡文化芸術大学ギャラリー
期間中の来場者数は136名で、短期間で多くの方に来場いただいた。また来場者アンケートも100名以上の方に回答頂き、本活動の意義を改めて感じた参加学生は手ごたえを感じていた。
※本展示については、静岡新聞(10/20朝刊)、中日新聞(10/20朝刊)に掲載された。book par
特別展示「まぼろしの祝祭―天竜・横山の神遊び―」
PDF【日時・場所】
令和5年11月16日~令和5年11月22日
静岡文化芸術大学 ギャラリー・講堂
【共催・後援等】
(共催)浜松市無形民俗文化財保護団体連絡会
(後援)浜松市
(協力)内山真龍資料館、横山八幡神社
【内 容】
浜松市天竜区横山の横山八幡神社には、かつて「神遊び」と呼ばれる祭礼と芸能が伝えられていた。江戸時代に内山真龍が著した『遠江国風土記伝』によれば、神事は元日から10日まで、あるいは2日から15日まで及んだと記録される。しかし、その祭礼は明治7年に廃絶した。
本事業では、浜松市無形民俗文化財保護団体連絡会および浜松市文化財課と連携し、横山八幡神社に伝来した11の芸能面と祭具、それらの関連パネルを展示・公開した。また、公開講演、ギャラリートーク、神事芸能の実演などもあわせて開催した。
なお、本事業は「地域連携演習」のプログラムも兼ねており、9名の学生が事業の企画・運営に参画している。
【結果・成果】
公開に先立ち11月16日には関係者による内覧会を催した。浜松市無形民俗文化財保護団体連絡会、浜松市文化財課、報道機関、学内関係者を含めて約30名が出席。本学から横山俊夫学長、浜松市無形民俗文化財保護団体連絡会からは前嶋功会長、浜松市議会・戸田誠議長、地域連携演習の履修学生らが挨拶し、内覧会の様子は翌日の新聞にも大きく掲載された。 開催初日の11月17日には中野祐介・浜松市長が視察に来場。横山学長が案内し、田中裕二准教授と学生が展示の解説にあたった。
開催期間中の土曜日と日曜日には市民向けの講演会やギャラリートークを開催した。11月18日の宮嶋隆輔客員研究員らによる講演と南信州・天龍村の「坂部の冬祭り」の実演披露には約150名の来場があった。翌19日の宮崎千穂准教授によるギャラリートークにも26名の来聴があり、ギャラリーは満席となった。
内覧会を含む7日間の来場者は636人に及んだ。
なお、本事業は教員特別研究「北遠地域に伝わる祭祀芸能の総合的研究」と連動している。今回の展示を通じて、横山町・宝珠院観音堂に祀られる十一面観音像がかつての横山八幡神社の本尊(本地仏)だったことが判明し、学術的にも画期的な成果が得られた。book par
温故知新:静岡文化芸術大学図書館・情報センターだより Vol.44
PDF【表 紙】
濱松郷土讀本
【図書館散歩】
コンテンツからの、コミュニケーション / 内尾 太一(国際文化学科 准教授)
本もまた、久しくとどまることなし / 丹羽 哲矢(デザイン学科 准教授)
【知っていますか?こんなサービス】
学生購入希望(リクエスト)
【図書館ニュース】
シリーズ展示 サイエンスとデザイン1881-2848othe
文化と芸術:文化・芸術研究センターニュースレター Vol.39
PDF【巻頭】
・大学院 文化政策研究科の現在 / 加藤 裕治(文化政策研究科長)
【研究報告】
・日本近現代史ゼミにおける地域史料の活用~「岡村傳一郎日記」を読む / 水谷 悟(国際文化学科)
・「浜名湖アート・クラフトフェア」大学ワークショップ参加 / 横地 敬(デザイン学科)
【活動報告】
・近世日本の医・薬・食文化とその現代的復元-歴史学を観光に繋ぐ- / 宮崎 千穂(国際文化学科)
・浜名湖花博2024(フラワーパーク会場)チケットデザイン制作 / 高山 靖子(デザイン学科)
・公開講座 道具が語る日本の文化とものづくりの技術~道具の実際から紐解く / 新妻 淳子(デザイン学科)
【高校生に語る】
・人は何を食べることを「忘れたのか」という問いの重要性-食から考える持続可能な社会- / 武田 淳(国際文化学科)
・地域と協働してアートを創る-佐久間での取り組み- / 中川 晃(デザイン学科)、小川 直茂(デザイン学科)othe
Distribution process of Korean traditional fabric Hansan Mosi
P(論文)忠清南道舒川郡の伝統織物である韓山モシの流通は、1900年代初め頃にはモシを売り歩く行商である「褓負商」による定期市を結ぶ経済圏を形成していた。この韓山モシ経済圏は1960年代まで盛況であった。しかし、その後の近代的繊維産業の発展、化学繊維の普及に伴い停滞するようになる。ここでは行商の褓負商による定期市の韓山モシ流通について考察する。In the early 1900s, the distribution of Hansan Mosi (fine ramie) ramie fabric, a traditional textile from Seocheon-gun, Chungcheongnam-do, formed an economic zone connecting regular markets by peddlers Bobusang who peddled Moshi. The Hansan Moshi Economic Zone was prosperous until the 1960s. However, with the subsequent development of the modern textile industry and the spread of chemical fibers, the distribution of Hansan Moshi came to a standstill. In this article, We will consider the distribution of Hansan Moshi at regular markets by peddlers of Bobusang.departmental bulletin pape
Maurice Henry, or surrealism and one-frame cartoons
P(論文)モーリス・アンリ(1907–1984年)は、シュルレアリスムの目立ったメンバーではなかったが、当時のきわだった人気マンガ家であった。彼はまず、シュルレアリスム周辺の若い芸術家たちのグループ「大いなる賭け」に参加し、その解散後、アンドレ・ブルトンの率いるシュルレアリスム運動に加わった。アンリは、「大いなる賭け」において抱いた主題を、シュルレアリストとしても、またユーモアマンガ家としても展開していった。
本研究においてわれわれは、モーリス・アンリの一コママンガの特性を分析するため、彼の足跡をたどった。そのマンガは、「生/死」や「現実/夢」などの境界線のゆらぎを主題として描く傾向があり、ある種のイメージの変容や物語的展開を特徴としている。このようにして本論は、シュルレアリスム運動におけるマンガ表現の可能性について、あらたな見通しを得ることをも目指している。Maurice Henry (1907–1984) was not an outstanding member of the Surrealists, but he was a remarkably popular cartoonist of his age. He first joined “Le Grand Jeu (The Great Game),” a group of young artists around Surrealism, and after their breakup, he joined the Surrealism movement leaded by André Breton. Henry pursued themes inspired by “Le Grand Jeu” even as a surrealist and cartoonist of humor.
In this study, we traced his footsteps in order to analyze the characteristics of his one-frame cartoons. The contents of these cartoons, which tend to express the fluctuation of the borders between “life/death” or “reality/dream,” are characterized by a certain metamorphosis of images or certain narrative developments. In this way, this paper also aims to gain a new perspective on the possibility of cartoon art in the Surrealism movement.departmental bulletin pape
Development and experimentation of 3DCG virtual Production tools
P(論文)この研究の目的は、特に小規模なチームや独立したクリエイターの観点から、3Dアニメーション用の「バーチャル プロダクション」ツールの可能性を調査することにあった。また、この研究とは別に筆者が監督した2本の短編映画創作を実験の場として進行して行った。本調査の第一フェーズは、低コストのモーション キャプチャとリアルタイム レンダリングの組み合わせと、それらが映画制作プロセスに与える影響の評定である。第2フェーズでは、ゲーム エンジンのプログラミング機能を利用したプロトタイプのアニメーションツールを開発した。重ねてこれらのシステムによってもたらされる芸術的な可能性についても探究した。本研究により、3Dアニメーション制作のためのリアルタイム レンダリング、仮想カメラ、低コストのモーション キャプチャ、およびゲーム エンジン プログラミング ツールの利点と欠点が浮き彫りになった。The purpose of this study was to investigate the potential of "virtual production" tools for 3D animation, especially from the perspective of small teams and independent creators. Two short films, directed by the author and produced independently of this study, were used as testing grounds. The first phase of this study was an evaluation of the combination of low-cost motion capture and real-time rendering, and their impact on the filmmaking process. The second phase involved the development of a prototype animation tool that used the programming capabilities of a game engine. The artistic possibilities offered by these systems were also studied. This study highlights the advantages and disadvantages of real-time rendering, virtual cameras, low-cost motion capture, and game engine programming tools for 3D animation production.departmental bulletin pape
第8回 産学共同国際デザインワークショップ
PDF【日時・場所】
令和5年4月1日~令和6年3月20日
下田総合庁舎別館など伊豆半島賀茂地区
【共催・後援等】
(共催)南伊豆町役場 企画課
(協力)静岡県賀茂地域局 東伊豆町
【内 容】
国際的かつ実践的な人材育成と地域の魅力発掘・発信のため、トルコ・イズミル経済大学と本学学生が伊豆半島賀茂地区を拠点として活動し、静岡県のガストロノミーツーリズムをテーマにデザイン提案を行った。
この一環として、静岡県賀茂地域局においてイズミルと静岡県の大学と行政関係者による公開イブニングシンポジウムを開催したり、地域住民の協力を得ながら体験調査を行ったりして、住民との交流も図った。
ワークショップ後半では、学生指導のために日本を代表するグローバル企業より若手企業デザイナー4名を招聘し
た。途中、感染症流行により中断を余儀なくされたが、ICTツール上でディスカッションを継続し、遠隔にてプレゼ
ンテーションを行った。
【結果・成果】
2019年以来の対面となった本ワークショップでは、大学間の国際交流活動を地域にも広げることを試みた。
公開イブニングシンポジウム(東アジア文化都市2023静岡県認証プログラム)には、賀茂地域の各首長の他、高校生を含む一般市民ら約120名が参加し、トルコ学生の視点による伊豆賀茂地域の観光資源の分析や、イズミル経済大学教員や行政関係者による観光戦略事例の紹介とともに、南伊豆町長と観光協会会長による賀茂地域の魅力と課題が提示され、有意義なディスカッションとなった。
学生達は、地域住民との交流を含めた体験プログラムを通して地域の魅力と課題を発見し、賀茂地域の独自性を生かすデザイン提案に繋げることができた。学生指導に参加した企業デザイナーからは、国際チームをまとめる体験から多くの気づきを得たとのコメントを頂いた。また、感染症による中断を補ったICTツールの活用では、企業デザイナーからの協力の得やすさや全員の活動の俯瞰が容易になるなど多くの知見を得た。
本ワークショップは新聞にも取り上げられ、本学の取り組みや海外事例による学びを広く伝えることができた。book par
2023年度 大学・大学生・若者による浜松市の中山間地域再生の可能性を考える シンポジウム「まちむらリレーション市民交流会議2024」
PDF【日時・場所】
令和5年9月1日~令和6年2月29日
浜松市浜北文化センター
【共催・後援等】
(共催)浜松市
【内 容】
令和5年度は浜松市浜北文化センターで開催し、その内容は、後日アーカイブ配信もした。第1部は「地域づくりの新しい仲間・関係人口」というタイトルで田中輝美氏(島根県立大学地域政策学部 准
教授)に基調講演していただいた。第2部は、本学舩戸ゼミの植田勝也氏(文化政策学科3年)が浜松市浜名区引佐町久留女木地区から転出した子どもたち(以下「他出子」という)を調査し、他出子
が実家に帰省している事実から他出子を自治会活動や年間行事に巻き込むことにより地域の新たな担い手(関係人口)づくりにつながることを発表した。NPO法人ひずるしい鎮玉の廣瀬稔也氏(事務局
長)もNPOで運営する地元カフェを通じた関係人口づくりの可能性と課題を報告した。
【結果・成果】
今回のシンポジウムの結果・成果は、以下3点あげられる。第1に、昨今地域づくりにおいて注目されている「関係人口」について、その研究の第一人者である田中輝美氏を招き、その内容と可能性を考えることにつながったことである。第2に、現在本学の学生や地元NPOによる活動を「関係人口」という視点から捉え直したことである。第3に、この「関係人口」という視点から今後の浜松の中山間地域づくりを展望あるいは構想したことである。中山間地域では人口減少や高齢化が顕著である中、新しい地域の担い手づくりとして「関係人口」の創出が求められているが、そもそも、その曖昧さゆえに誤解が多い。そこで、この「関係人口」を専門研究とする田中氏から「関係人口」が地域で果たす可能性や課題を説明するだけでなく、参加者とともに浜松の中山間地域に活かす方法を考えることになったことは意義深い。今回は平日開催であったが、会場には約180名の参加者があり、対面開催した4年前と変わらない状況であった。当日の様子は本学公式YouTubeチャンネルにアップロードされ、浜松市のHPからも視聴可能である。こうしてシンポジウム終了後も動画によって「関係人口」による浜松の中山間地域づくりについて市民が一緒になって考える場を提供することになる。これは本学が取り組む地域貢献の活動や意義も発信することにもつながる。引き続き「まちむらリレーション市民交流会議」が果たす役割を大きいと思われる。book par