Shizuoka University of Art and Culture Academic Repository / 静岡文化芸術大学学術リポジトリ
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    Liszt as Hof-Kapellmeister and Commemorative Festivals of Weimar Classicism

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    1848年にヴァイマルの宮廷楽長に就任して以降、フランツ・リスト(1811-86)は数々の記念祭や音楽祭に携わっていった。本稿はそのうち、ヴァイマルで行われたドイツ古典主義の英雄たちを称える4つの記念祭、ゲーテ生誕100年記念祭(1849)、ヘルダー生誕記念祭(1850)、ゲーテ生誕101年記念祭(1850)、そしてもっとも盛大に行われたカール・アウグスト大公生誕100年記念祭およびヴィーラント、ゲーテ=シラー記念碑除幕式(1857)を取り上げ、リストが宮廷楽長あるいは/そして作曲家という立場で果たした役割を考察する。リストは古典主義文化が栄えた黄金時代を振り返り、巨匠たちを称える一連の祝典行事を遂行しつつ、当時最先端の音楽プログラムを差し出したり、あるいは自身の創作を「実験的」に配置したりすることで、古典主義と現代音楽の共存という新たな文化的繁栄の時代をもたらしたといえるだろう。Since his appointment as Hof-Kapellmeister to the Weimar court in 1848, Franz Liszt (1811–86) played a central role in numerous music festivals and commemorations held in Weimar. This paper examines four key events honouring the heroes of German Classicism: the Goethe Centennial (1849), the Herder Memorial Festival (1850), the 101st Anniversary of Goethe's Birth (1850), and the grand celebrations of the 100th anniversary of Grand Duke Carl August's birth, along with the unveiling of the Wieland, Goethe-Schiller monuments (1857), and analyses Liszt's contributions as court conductor and/or composer to each of these events. Through these commemorative festivals, Liszt not only reflected on the golden age of classical culture in Weimar and paid tribute to its great masters, but also, by introducing innovative musical programmes and “experimenting” with his own new compositions, he fostered a new era of cultural flourishing that bridged classical traditions and contemporary music of the time.departmental bulletin pape

    Study on Grip Strength, Pinch Strength and Dexterity While Wearing Gloves

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    作業現場でよく使用される手袋について,それぞれを着用したときに発揮できる力および巧緻性の差異を検討するための実験を行った。20名の被験者が実験に参加し,3種類の手袋着用時における握力,つまみ力,器用さをみる検査での成績,主観申告が測定された。結果として,握力は手袋A,手袋B,手袋Cのいずれにおいても素手と比べると値が低くなった。つまみ力は滑り止めが指先にあった手袋Cが素手よりも高い値を示した。巧緻性については手指の寸法に応じて成績が低くなり,滑り止めのある手袋でも素手より低かった。手袋の滑り止めは,どのように手指を使い,それにどのように関与するかが重要である。We experimented to examine differences in strength and dexterity while wearing gloves commonly used in the workplace. Twenty subjects participated in the experiment, and their grip strength, pinching strength, dexterity tests, and subjective evaluation were measured in three different types of gloves. As a result, grip strength was lower with gloves A, B, and C than with bare hands. Pinch strength was higher in glove C, which had a non-slip surface on the fingertips, than in bare hands. The results for dexterity were lower depending on the finger size, and were also lower in gloves with a non-slip surface than in bare hands. It is important to consider how the fingers are used and how the non-slip gloves are involved in the use of the gloves.departmental bulletin pape

    過疎農山村の集落と「地縁・血縁者」との関係からみた地域の持続可能性についての研究

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    静岡文化芸術大学昨今、65歳以上が居住者の過半数を占める過疎農山村集落を「限界集落」と呼び、その消滅可能性を煽るような論調が見られる。一方、年齢別人口構成にかかわらず、集落から転出した子ども――他出子――が実家や集落に通うことによって、将来的な集落維持につながる研究が提示されている。また他出子以外に、その子どもや孫・傍系家族・空き家利用者(元住民)など血縁・地縁者も、祖父母の居住場所や故郷である集落へ足繁く通っているということも散見される。本研究では、これらの血縁・地縁アクターへの調査によって、これらと集落とのかかわりを明らかにし、人口減少する中での過疎農山村集落の維持可能性を考える。21K01837research repor

    文字の構成要素を用いた、染色における新たな表現の探求 - ろうけつ染による雨の表現

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    2024PDF修士課程1年次から「文字」に関わる作品を発表し、染色ろうけつ染における文字を用いた新たな染色表現を探求してきた。 特に2年次からは、文字の形状そのものではなく、 「はらい」に焦点を当てた制作を行った。 文字を構成する「とめ・はね・はらい」は、文字の造形要素である。なかでも「はらい」は運筆によって、次 につながる文字の存在を予感させることができる。なお、右はらい・左はらいといった左右方向の「はらい」が一般的であるが、本研究では運筆に着目し、「はらい」を用いている。  ろうけつ染は、伝統的な染色技法の一つであり、その歴史は古く正倉院の宝物にも見られる。溶かした蝋を布上に置き、防染し染め上げる技法である。筆を用いて描く技術的特性は、文字を筆で書く行為との親和性があり、本研究を扱う上で最適な技法である。  修士課程2年前期では、日本語の多様な雨の表現の一つをモチーフとし、《星屑の雨 積日》を制作した。「はらい」を流星が素早く過ぎ去る姿と雨が地上に降り注ぐ姿に見立てた。 しかし、シリーズ展開において 日本語の雨の表現の多様性、さらに研究手法である文字の構成要素を用いた抽象表現を組み合わせることは、鑑賞者にとって難解となってしまう課題が明らかになった。修士(デザイン)静岡文化芸術大学thesi

    Industry-Academia-Government Collaboration Initiatives and Considerations for Revitalizing Shizuoka Prefecture's Craft Industry

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    2021年度より産学官連携プロジェクトとして静岡県の伝統工芸産業活性化を目的とし、本学学生と静岡県の職人とともに新たな工芸品を提案していく「匠ものデザインプロジェクト」に取り組んできた。本事業は、静岡県経済産業部商工業局地域産業課からの受託事業として、県内の伝統工芸品の特性を活かしたプロダクトの提案と、モックアップ制作、展示発表等を実施。3年にわたって各伝統工芸従事者との連携を深め、学生にとっても有益な学びが得られている。本稿では、3年間の中で行ってきた事業経過の詳細をまとめ、実施内容と成果について報告する。職人・デザイナー・学生の三者間による重層的なデザイン検討や制作上の創意工夫が、新しい「用の美」を体現するような成果物を生み出したと言える。各年の具体的事例をもとに、静岡県の工芸分野の現在地と今後の可能性について考察する。Since 2021, the "Takumi Mono Design Project" has been an industry-academia-government collaboration project aimed at revitalizing Shizuoka Prefecture's craft industry, in which TUAT students and Shizuoka Prefecture craftspeople work together to propose new craft products.  This project, commissioned by the Regional Industry Division, Commerce and Industry Bureau, Ministry of Economy, Trade and Industry, Shizuoka Prefectural Government, involves the proposal of products that take advantage of the characteristics of traditional crafts in Shizuoka, mock-ups of the design, and exhibition presentations, etc. Over the course of three years, the program has deepened cooperation with various traditional craftspeople, and the students have learned a great deal of valuable lessons.  This article summarizes the details of the project's progress over the course of three years and reports on the implementation and results. It can be said that the multi-layered design discussions and creative production efforts among craftspeople, designers, and students produced artifacts that embody a new "beauty of utility.“  Specific examples from each year will be used to examine the current state and future possibilities in the field of crafts in Shizuoka Prefecture.departmental bulletin pape

    Relief Production Based on Drawings by an Architect/Poet OBARA Setsuzo and Its Background

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    小原節三は,大正期から昭和20年代にかけて活躍した建築家でありアララギ派の歌人である。近年,九州帝国大学建築課在任中の設計関与作品が国登録有形文化財に登録されたことから注目が高まっているが,人物像や一連の創作活動の根底に流れる意匠的な感性については不明な点が多い。筆者らはその解明のための手がかりとして,小原が遺した木彫の短冊掛のための図案の解題とレリーフの制作に取り組んだ。本稿では,その制作背景とプロセスを整理して報告する。OBARA Setsuzo was an architect and poet active from the Taisho era to the 1950s. His work, which he was involved in designing during his tenure at the Architecture Department of Kyushu Imperial University, has been registered as a Tangible Cultural Property of Japan, and his work has been attracting increasing attention in recent years. As a clue for clarifying this issue, the authors have worked on the solution of line drawings and reliefs for tanzaku hangings of wood carvings left by OBARA. This paper reports on the background and process of the work.departmental bulletin pape

    Potential and Challenges of Local-oriented Theater Companies : Focusing on the Relationship with Stakeholders

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    2023PDF本研究は、大都市圏以外での特定の地域に活動基盤を置き、その地域の顧客特性や芸術文化振興を特に意識した諸活動を行っている劇団を「地域志向型劇団」と定義したうえで、そのなかでも特に長期にわたり活動を行ってきた事例に注目し、それらが地域的な制約を超えて劇団経営を継続し得ている要因を探ろうとするものである。  このような課題を設定した背景は、大都市圏とそれ以外の地域における「芸術に触れる機会」の偏りである。「芸術に触れる機会」の多くは未だ大都市に集中している傾向がある。今後、大都市圏以外の地域における「芸術に触れる機会」の充実を図るために、本研究が取り上げたのが劇団(演劇活動)である。なぜなら、劇団・演劇活動は、「活動の始めやすさ」や「組織・活動内容の多様さ」といった特性を持つからである。このような劇団(演劇活動)の特性もふまえ、本研究では、地域において「芸術に触れる機会」を拡充する主体としての「地域志向型劇団」に注目し、その事業継続性を担保している要因について検討することとした。  先行研究のレビューは、劇団や演劇活動と地域の関係に注目したもの、劇団の事業継続性に注目したものについて行い、加えて本研究における「地域志向型劇団」の概念的検討を行った。  「地域志向型劇団」の事例研究を行うにあたっては、日本に所在する劇団を広くリスト化し、劇団活動の継続年数、劇団本部の所在地、その地域の人口等によるスクリーニングを行い、栃木県那須塩原市の「劇団らくりん座」、静岡県浜松市の「劇団たんぽぽ」、岐阜県岐阜市の「劇団はぐるま」の3劇団を研究対象とした。また、事例研究にあたっては、関係性マーケティングの視点を援用し、「地域志向型劇団は地域のどのような利害関係者とどのような関係を形成しているのか」、そして「利害関係者との関係をどのように維持・深化させているのか」という2つの視点を中心とすることとした。  このような事例研究の結果、「地域志向型劇団」は、地域において劇団の運営に必要となるさまざまな関係者と幅広い関係を構築していること、その関係者は概ね10類型に分類されること、またそれらは資金面での支援者と劇団運営面での支援者の大きく2つに分けられること等を理解することができた。また、これらの関係者との関係性を維持・深化させるための取り組みについては、劇団の基幹事業である公演そのものに関する取り組みだけでなく、公演外での地域住民との交流等、劇団側からのはたらきかけによるインフォーマルな取り組みが積極的に行われていることがわかった。  「地域志向型劇団」が地域のさまざまな関係者と幅広い関係を構築し、それを劇団側からのはたらきかけによって深化させている様子をみれば、本研究で取り上げた「地域志向型劇団」は、単に公演を通じて地域の文化芸術振興に貢献するだけの存在ではなく、地域におけるハブとして地域のさまざまな関係者を結びつける存在でもあるといえる。修士(文化政策)静岡文化芸術大学thesi

    The diachronic change of role language (women’s role language) -The change of female sentence-ending particles and its application to Japanese education-

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    2023PDF水本(2015)によると自然会話での女性文末詞の使用は減りつつある。一方で日本語教材では自然会話の7倍から15倍も女性文末詞が使用されている。日本語教材で使われている会話はバーチャルすなわちフィクションであるから、そこで使われているのは役割語である。フィクションでは役割語〈女ことば〉として女性文末詞が使われているが、日本語教材で使われている女性文末詞には役割語〈女ことば〉の使用状況が反映されていない。そして、日本語教材で使用されている女性文末詞の使用率は教材によってまちまちである。本研究では日本語教材での女性文末詞の使用には何らかの指標が必要だと考え、その指標を作るために「役割語〈女ことば〉の通時的変化を調べ、その傾向を把握する」ことを研究目的とし調査を行った。調査した作品は20年以上に渡って映画が作られている「新世紀エヴァンゲリオン劇場版」と「劇場版名探偵コナン」の2作である。この2作に出てくる女性登場人物を取り上げ、彼女たちの台詞を分析した結果、役割語〈女ことば〉は時代とともに減少していることが確認できた。さらに、「わ」と「よ」の使用において、女性文末詞を多用している女性の中に、「わ」の使用頻度がより低い女性がいる。また、女性文末詞の使用が減少するときは、まず「わ」の使用が減り、その後「よ」の使用が減るという2 つの傾向が観察できた。これをもとに、日本語教育の教科書で使う役割語(女ことば)の指標として、教科書の会話では役割語(女ことば)の使用を10%から50%未満にする、使用を減らす際には「わ」から減らすことを提案した。修士(文化政策)静岡文化芸術大学thesi

    The Relationship between the "Exit Profile" of Department of Intercultural Studies Students and Their Learning During Enrollment

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    P(論文)2020年度と2021年度の本学国際文化学科卒業生を対象に,卒業時の実態を示したうえで在学中の学びとの関係を検討した。結果,高い学業成績をおさめた学生ほど卒業時に境遇活用スキルが幾つか向上し,学外活動への満足感が高く,目的のための協調性について成長を自覚していた。また,卒業要件科目の取得単位数が多い学生ほど多面的な成長の自覚をすること,卒業要件単位に算入されない資格科目も含めた総取得単位数の多い学生ほど大学生活に全般的に高い満足度を示すことが特徴的であった。総取得単位数には各種資格課程のカリキュラムが影響するため資格課程ごとの学びの比較や,就職先が「団体職員」である学生の総取得単位数が多い理由については更に検討が必要である。  留学やインターンシップなどの経験は,「興味探索」スキル,学外活動への満足度,幾つかの側面での成長の自覚に繋がった。大学の講義で学ぶこともあるが,経験や活動からも学生が成長する側面があることが示唆された。In this study, we aimed to uncover the 'exit profiles' of Department of Intercultural Studies graduates and explore influencing factors. The results suggest that students with strong academic performance improved some of career-related skills, experienced greater satisfaction with diverse university activities, and an increased self-awareness of cooperative growth toward the goal. Students who completed more required graduation credits were more likely to perceive growth in various aspects, while those with a higher overall credit accumulation generally reported higher satisfaction with their university experience. The total earned credits are influenced by various qualification program curricula, requiring further research to understand the varying impacts on students and why some students aim to accumulate more credits with the goal of becoming 'organizational employees’.  Additionally, experiences like studying abroad and internships contribute to the development of 'interest exploration' skills, greater satisfaction with extracurricular activities, and growth in various aspects. This suggests that students learn not only from university lectures but also from their activities and experiences.departmental bulletin pape

    大学と都市との繋がりに関する研究-静岡文化芸術大学の研究・教育・活動を生かす手法を通じて-

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    2023PDF2000年以来、人口減少や超高齢化という社会変化を背景に、都市における地域環境の劣化や活力低下の状況が進んでいて、それぞれの地域が自らの価値を発見し、活かす時代を迎えてきた。大学は知恵・空間・社会・環境など多面的な重要資源であり、地域持続発展・地域魅力創出・人材育成において、代わられない意義を持っている。  本研究は浜松市の歴史や都市計画に基づいて、静岡文化芸術大学(以下、文芸大と表記する)及び周辺地域を研究対象として、本学と地域連携の現状を分析し、研究・教育・活動を切り口として、産学連携のあり方を探す。そして、制作を通して、地域のつながりを強化し、大学と都市の繋がりを目指した建築を構想する。修士(デザイン)静岡文化芸術大学thesi

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