Tokyo Woman's Christian University Repository / 東京女子大学学術情報リポジトリ
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    近代日本外交:西洋と東アジア

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    「正統と異端」研究会報告原稿(二)

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    まえがき

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    丸山眞男とアメリカ文化の交錯

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    丸山眞男における「原理」・「主体」・「秩序」

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    丸山眞男文庫バーチャル書庫・草稿類デジタルアーカイブの構築と公開:丸山眞男研究プロジェクト テーマ2成果報告

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    「20世紀日本における知識人と教養:丸山眞男文庫デジタルアーカイブの構築と活用」全事業一覧

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    (始業講演)ナッシュと弧空間のお話

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    生の息吹、悲喜こもごもに:Green Knowe シリーズ以外のLucy M. Boston 作品(上)

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    Yew Hall (未訳『イチイの館』)(1954)は、Lucy. M. Bostonが英国の古い館を甦らせた実体験を元に著した小説である。小説の中でBostonは、「館」(‘the house’)に抱く深い敬意と共感の念を、「『忘れられた』(‘unremembered’)命の『自覚』(‘consciousness’) 」という敢えて矛盾した表現を使って描出している。この矛盾する感覚は、「ひと時」と「千年の歴史」、「今」と「過去」が重なり合う「時の神秘」にも通じている。「館」と「時の神秘」は、BostonがGreen Knoweシリーズ(「グリーン・ノウ物語」)をはじめ、他の作品でも一貫して関心を寄せ続けた題材である。Persephone (1969)(未訳『ペルセポネ』。実際は1955–8年頃執筆)は、ギリシャ神話に着想を得て、農家の私生児の少女ペルセポネを主人公に据えたおとな向けの小説である。第1部では、主人公が愛する田舎の風光が、「完璧な言葉」(‘word-perfect’)で、しばしば意表をつく視点から描かれている。ある日ペルセポネは、自分を襲った男が母と寝室にいる情景を目撃し、少女時代に親しんできた風景や暮らしのすべてが、その衝撃によって「剥ぎ取られて」いくかのように感じ、家を出る。第2部は、たどり着いた修道院でのペルセポネの生活を綴る。新しい人生に対する彼女の反応が、コーンウォールの厳しい自然環境を背景に生き生きと念入りに描写されている。修道女になることを望み目指すも、かつて礼賛していた自然の中の自由な暮らしと人間的欲求を捨て去りきれず、修道院長と対峙してついに修道院を出る。宗教信仰への問いかけや葛藤、怒りの対話などが、慎重な言葉使いと筆致で巧みに描かれている。第3部ではサナトリウムでの長い滞在が綴られる。ペルセポネはジェフ、シャフト、ビディという三人の仲間と出会ったことで、心を快復させていき、やがて退院を許される。Lucy M. Bostonの他の作品を読んだ者であれば、最終章でペルセポネが石造りの家に安住の地を見出すことに驚かないだろう。(次号に続く

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