Tokyo Woman's Christian University Repository / 東京女子大学学術情報リポジトリ
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本研究はポーズに特化した練習と英文音読能力の関係性について調べたものである。先行研究では、菅井(2007)と池上(2012)がポーズの位置は聞き取りやすさに影響することを、山崎(2007)がピッチ・ポーズの練習は音読能力を向上させることを示している。本研究は山崎(2007)の研究方法を参考に実験を行い、日本人大学生を音読学習者とした。ポーズの位置にスラッシュが示されたテキストを用いてポーズを意識しながら音読練習をするグループと、本文のみが書かれているテキストを用いて各自で自由に音読練習をするグループの2つに分け、練習の前後で音声を録音してもらった。それを4人の英語母語話者に、ポーズの位置・発音・イントネーションの観点で点数を付けてもらうことで音読能力の推移を調べた。その結果、各自で自由に音読練習を行ったグループの得点は練習後に得点が上がり、ポーズを正しい位置に置く能力の向上が見られた。一方で、ポーズを意識して練習をしたグループに向上は見られず、得点は練習後の方が低かった。これは、音読する際にポーズを意識し過ぎてしまい、自然な音読ができなかったためだと思われる。しかし、本研究においては評価者の間で得点の付け方にばらつきがあり、それが結果に大きな影響を与えたため統計的に関係があると言うことのできるデータが少なく、ポーズに特化した練習と英文音読能力の関係性を明確にはできなかった