TAKUSHOKU-University 拓殖大学 機関リポジトリ
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    On the Related terminology for Akusento(accent)

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    本稿では,「アクセント」の関連語(類義語)である,「イントネーション」,「音調」,「語調」,「声調」の4語を取り上げて,それぞれの意味・用法(語史)について,各種コーパス・データベース類を用いて探った。その結果,次のことがわかった。Ⓐ「イントネーション」は,専門的(音声学的)には,文にかかわる《声の上がり下がり》を表すが,一般には《語のアクセント》の意味でも使われる。英語起源の語で,明治末に語学関係で使われ始め,昭和になって普及した。Ⓑ「音調」は,専門的に《声の高さの配置》(アクセントやイントネーション)を表し,一般にも,そのような意味で使われることが多い。中国語起源の語であるが,この用法は,明治初期に発生した日本語独特のものと思われる。Ⓒ「語調」は,専門的には《声の高さの配置》(アクセントやイントネーション)を表すが,一般には《話の言葉の調子》の意味で使われる。明治以前に日本で生まれた語と思われるが,中国に伝わり,中国語では,イントネーションの意味で使われる。Ⓓ「声調」は,専門的には《音節の高低昇降》を表し,アクセントの一種ともされるが,一般には「イントネーション」と説明されることもある。中国語起源の語であるが,《音節の高低昇降》は新しい用法で,日本語には明治末から見られる。departmental bulletin pape

    An attempt at theorizing Speech Generation from the Perspective of Ba Pragmatics : In the Light of Izutsu’s Philosophy and Yogācāra Philosophy

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    本稿の試みは,対話における言葉の生成は,表層意識では認識されないより深い根源的な場で展開されるという近年提唱されている言語理論である「場の語用論」を土台にして,言葉の生成プロセスについて論じることである。そしてその土台となっている現代日本の哲学者である井筒俊彦の東洋哲学の言語観,さらに井筒理論の理論的根拠となっている仏教における唯識思想にその説明の根拠を求める。伝統的な言語学が言語の表層に焦点を当ててきたのに対し,「場の語用論」は,言葉にならない混沌とした思考や感情を,対話を通じて表出させることを理論化するものである。 井筒は,現代日本の言語哲学として「意味分節理論」を提唱した。これは,私たちが通常経験する「現実」は,実際には言語的な意味の分節化によって私たちの意識が作り出したものであるという主張である。この主張によると,意味分節自体は我々の心の深層ないし無意識の領域で行われているものと思われる。その領域を場の語用論ではプライマリー場と呼び,潜在的な思いや感情が具体的に言語化され,言語のやり取りを行う場をセカンダリー場と呼ぶ。本稿では,言葉の生成はこの2つの場の往復的連鎖によって行われていることを示す。departmental bulletin pape

    A Tentative Translationon the Contracts of the Civil Code in China(2)

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    An Analysis of watashi toshite wa as a Marked First-Person Expression

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    日本語では「私は」のような一人称を主題提示する形式を顕在化させることが少ないとされる一方で,「は」のみならず,様々な形式によって,一人称が顕在化するという実態もある。したがって,そうした有標的な一人称の主題提示の運用はどのようにされているのかが問題となる。本稿ではそうした形式のうち「私としては」に着目し,多様な用法を持つ「Nとして(は)」という形式における位置づけ,および類義形式との関わりを整理した上で,使用例を考察した。結果は以下の通りである。 まず,「私としては」は「人称名詞を代表とする,個人あるいは個人の集合そのものを指す名詞」に「としては」が後接する形式として捉えるべきであることを指摘した。そして,「私としては」の文は判断の相違を前提に個人的な判断を示すものであること,話し手のある属性を踏まえると,妥当な判断であることを示す場合があること,述部には思考や感情を表すモダリティ形式が現れるのが典型であるが,副詞などの手段で主観性を表すことにより文の適格性が高まることなどを示した。また,「私としては」が個人的な判断を述べる際の談話標識として機能している可能性についても述べた。departmental bulletin pape

    Language Generation from the Perspective of Esoteric Buddhist Philosophy and Ba Linguistics

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    本稿は,言語が生成されるプロセスを,仏教の唯識思想,空海の密教的言語観,井筒俊彦の哲学,さらにエリック・ガンズの生成人類学(GA理論)を通じて考察する試みである。基盤となるのはHanksらの「場の言語学」理論であり,言葉が分節される以前の深層的な共鳴空間(primary ba)と,その表層的展開であるsecondary baの関係に注目する。本稿ではまず,場の言語学における言語生成の二重構造を概観し,次に唯識思想における深層意識―とりわけ阿頼耶識・末那識の意義を取り上げる。さらに,井筒俊彦による「言語アラヤ識」概念を通じて象徴生成の哲学的基盤を探り,空海の「即身成仏」思想に基く「存在=言葉」論を検討する。そして,GA理論の「起源場面」モデルを参照することで,象徴行為としての言語生成が暴力回避や共同体形成に寄与し,人類進化における文化的・宗教的秩序の原点となったことを位置づける。 これらの諸理論を総合することで,言語は単なる音声や記号の操作ではなく,人間存在の深層から立ち上がる聖なる自己開示的プロセスであり,同時に文化と共同体を築く生成的行為であることを明らかにする。departmental bulletin pape

    Store location and business succession in franchise chains

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    本論文では,フランチャイズチェーン(FC)を研究対象として,その店舗の新規出店や既存店舗の維持の方法を,直営店,加盟者の店舗,子会社の店舗の役割に着目しながら明らかにした。まず,新規出店に関しては,本研究で研究対象とした歴史の長いFCは,多くの加盟者が存在しているため,既存の加盟者が新規に出店する,あるいは既存の加盟者が出店できない場所にはFC本部企業が直営店を出店している。店舗の維持に関しては,FC本部企業が,事業継続が難しくなった加盟者の店舗を直営店や子会社を活用して引き継いだり,加盟者の事業承継を支援する仕組みを構築したりすることで,店舗を維持していることが明らかとなった。その結果として,FCでは,直営店,加盟者の店舗,子会社の店舗の役割に応じた店舗の立地パターンが形成されている。departmental bulletin pape

    Effects of VAT on Bargaining in B2B transaction

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    日本の消費税は,付加価値税(value added tax:VAT)に分類される。日本では事業者免税点制度があり,売上高が小さな事業者は納税義務が免除されていたが,2023年よりインボイス制度が導入された。このインボイス制度の下では,免税事業者はインボイスを発行することができず,免税事業者と取引をした企業は,免税事業者から購入した際に支払った消費税を仕入税額控除することができなくなる。本稿では,中間財価格が,川下企業と川上企業のNash交渉解として決定されると考え,インボイス制度導入前で川上企業が免税事業者の場合,インボイス制度導入後で川上企業が免税事業者のままの場合,川上企業が課税事業者となった場合の3つのNash交渉解を導出する。解の解釈から,例えば,インボイス制度導入に際して零細事業者が直面している問題の本質は,独占禁止法が扱う「優越的地位の濫用行為」という古典的な問題であるという可能性を示す。departmental bulletin pape

    Urban Greening in Nanjing City and Evaluation by Local Residents

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    本稿は,南京市における都市緑化の特徴と地域住民の評価を論じた。中国では1999年以降の植林政策により驚異的な森林被覆率増加が見られ,都市部でも都市緑化が進んでいる。都市緑化の定義に関しては,環境問題や住民の生活環境の改善を目的とした緑化であり,河川の影響や気候条件も考慮されている。本稿では,中国国内でも都市緑化に注力する歴史的背景があり,今日も国内において高い都市緑化率がある南京市の個別事例を研究ノートとして紹介・考察することを目的とする。 著者は文献研究を行うと共に2024年に行った調査結果をもとに,南京市民が都市緑化をどのように認識・評価しているかを調査した。調査地は南京市中心部で,聞き取り調査によって77名の市民からの回答を得た。調査結果では,南京市民の大多数が市内の樹木に対する思い入れを示し,南京プラタナスの木事件に対する認知度が高かった一方で,一部の都市緑化政策に対する認識は低いことが明らかになった。総じて南京市は,歴史的背景や文化に支えられた都市緑化の強化を行っており,今後も様々な環境課題へのさらなる対策が必要とされていることがわかった。市民の参加や意見を反映させ,また意識を高めることでより効果的な都市緑化政策が推進されることが期待される。departmental bulletin pape

    Exclusive Confession of Tsuneo Watanabe : This is how postwar politics was created

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    Educational Practice at Yasuoka Masahiro : Focusing on the Taisho and Pre-war Showa Periods

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    本論文は,安岡正篤(1898-1983)の戦前期における教育実践を取り上げ,それがいかなる内実や文脈によって支えられ,どのような意味を持つ営みであったのかについて論じたものである。安岡が修学した時期(1916(大正5)年から1919(大正8)年)の第一高等学校は,「教養主義」と呼ばれる思潮が浸透していたが,そこで育まれた教養主義的な時代認識は,安岡の以後の様々な教育実践 ―具体的には,社会教育研究所,大学寮,東洋協会大学,金鶏学院,日本農士学校 ―に一貫していく。この種の認識にもとづく教育活動は,大正期に盛んとなる「新教育」と呼ばれる教育思潮や,昭和戦前期に興隆する「塾風教育」といった各実践とも通底する面を持ち,きわめて同時代的な現象として結実していたものであった。これら同時代の教育動向と対照するとき,安岡による教育実践はその方向性を共有しつつも,新教育的な学校教育では充分には満たされない面を補う「社会教育」としての意味を持ち,機能していたことを考察した。departmental bulletin pape

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