TAKUSHOKU-University 拓殖大学 機関リポジトリ
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Japanese Continental and Colonial Policy as Seen by French Intellectuals(5): From “Chinese Incident” to the Defeat of France
本稿の目的は、これまであまり研究されてこなかったフランスの、支那事変勃発からヴィシー政権(フランス国)発足に至る日本の大陸政策、特に日中戦争に対するアジア政策を解明することである。その中心となるのは、一九三七年七月~一九三九年七月に、国際連盟の技師専門家・国民党政権顧問として南中国で勤務したフランス人アンリ・モー(Henri Maux; 1900–1950年)の活動である。知識人であったモーは技師の仕事ばかりでなく、仏中関係に重要な役割を演じ、フランスの国益をよく理解した上でたたかう中国に援助を与えていた。一九三九年九月に勃発した欧州戦争で、日本は不介入方針を掲げたが、日仏関係は次第に緊張の度を増していった。フランスの敗戦とヴィシー政権(フランス国)の発足はその新しい転回点になった。departmental bulletin pape
"Tibet Issues" Revisited
このところ、日本のマス・メディアも、ようやく中国の脅威について報じるようになった。祖国チベットを中国に奪われ、人生の大半を日本で過ごし、この間、その恐ろしさを訴え続けてきた筆者としては、微かな安堵を感じている。だが、多くの日本人はチベットに関しては、その歴史は疎か、場所すら知らない人も多いのではないだろうか。一九五九年三月の人民解放軍による「解放」という名のチベットへの侵略以来、たくさんの同胞が虐殺の運命に晒された。それだけに、日本では同じような悲劇が絶対に起きてほしくない。コロナ禍にあっても、習近平政権の覇権主義的傾向は強まる一方である。チベットだけでなく、ウイグル、南モンゴル、香港に続き、今度は台湾、そして尖閣諸島もターゲットにされている。日本がチベットと同じ道を歩まないために今、何をすべきなのか。本稿が、そのことを考える一助になればと考える。departmental bulletin pape
Comparative study on the impact of overturned furniture due to differences in material and structure
In Japan, where earthquakes occur frequently, the concept of indoor disaster prevention is increasingly gaining importance. A way to achieve it is by developing of furniture that causes less injuries to human beings due to overturning during an earthquake. The authors have been evaluating prototypes of furniture that contributes to indoor disaster prevention by working on weight reduction and elasticity using bamboo materials, and lowering of the center of gravity by modifying material distribution. In this report, we conducted overturn experiments using prototyped furniture. As a result, from the changes in acceleration and waveform at the time of collision, it was confirmed that the difference in furniture structure, material, weight, and center of gravity influences the impact due to overturn. Specifically, weight reduction has a great effect on impact reduction, and bamboo’s elastic structure has the potential to reduce injury by absorbing impact and prevent rebound. Furthermore, it was suggested that a low center of gravity not only helps to prevent falls, but also contributes to reduce impact.departmental bulletin pape
An empirical research of asset securitization on the People’s Republic of China s financial reform
拓殖大学博士(国際開発)2021doctoral thesi
Factors Separating Successful and Unsuccessful Report Writers : Survey of First-Year Students
大学生にとってレポート・ライティングは重要であり,初年次から指導が行われている。しかし,指導後も困難を抱える学生がおり,指導法の改善が求められる。そこで,本研究では改善のための示唆を得ることを目的とし,成功者の意識変容のきっかけになったとされる活動を取り入れて実践を行い,実践前後のアンケート調査および実践後のインタビュー調査により,成功者と未成功者を分けた要因を探った。その結果,成功者は,実際の論文を分析する活動や,書くプロセスを体験するストーリーラインの作成,そしてピア・レビューといったインパクトのある経験によって,アカデミックなスキーマが形成されており,それによりレポート全体の質が上がったことが示唆された。一方で,そのような経験があっても,適切な資料検索の方法と資料に合わせたストーリーラインの修正については課題の残る学生もおり,指導において書くプロセスを意識しながら体験させる必要があることがわかった。departmental bulletin pape
Japanese Intelligence Activities in Xinjiang during the 1930s
本稿はインテリジェンスの視角から,明治期の新疆における日本の初期情報活動が大正期を経て昭和戦前期,1930年代に入るとどのような変容を見せるようになったのか,またそこにはいかなる問題があったのかという点を検証するものである。すなわち1930年代を中心としつつ,それ以前の時期も含めた新疆をめぐる日本の情報活動の大まかな全体像を明らかにした。結論として以下の点を指摘することができる。
第1に,明治,大正期の外務省,陸軍はイギリス,中国と協力しつつ,実際に情報員を現地に派遣して新疆の情報を入手した。それは同地になじみのない日本人にとって未知のインフォメーションばかりであり,質,量ともに大きな成果をあげたといってよいだろう。
第2に,しかし新疆に確固とした諜報システムを築いておかなかったため,上記の情報員が引き揚げた後,とくに昭和期,1930年代に入って新疆が政治的に混乱し,ソ連の新疆進出の可能性が拡大すると,一次情報の獲得がほとんど不可能の状態に陥り,正確な情勢判断に困難をきたして苦慮する。
第3に,それでも中国の新聞などオープンソースを用いて,ある程度の状況把握は可能であり,1935年にはそれなりに知識の蓄積もなされるようになった。ただしインフォメーションの確度は容易に判断がつくものではなく,実際に現地で起きた事件は相当の時間を経ないと中国本土に伝えられないというタイムラグの問題もあって,すぐに判断の材料となるものではなかった。
第4に,そこで外務省,参謀本部,関東軍は正確な一次情報を得るため,調査員,諜報員を相次いで派遣するが,少なくとも主なものはいずれも失敗し,新疆に到達することができなかった。その背景には,中国側の対日不信と警戒,ならびに日本側の対中軽侮と油断という問題が存在した。
第5に,そうした中でカーブル駐在の北田正元公使は,新疆南部から脱出したムハンマド・エミン・ボグラを通じて彼の部下が新疆から伝える情報を入手したが,それらは日本の新疆情報を質,量の両面で飛躍的に高めるものであった。北田の成果は外務省でも高く評価され,珍重されたが,新疆南部のインフォメーションに傾く傾向があったことは否めない。
第6に,北田はボグラを利用するほかに,イギリスとの情報協力を達成することによって,カシュガル駐在の英国総領事が集めた情報の一端を提供してもらおうと試みた。恐らく外務本省の承認と支持を受けていたと考えられる北田の日英情報協力の提案は,しかしソ連との関係悪化を恐れるとともに日本に警戒心をもつイギリスのインド省によって拒否され,実現しなかった。departmental bulletin pape
History of the Two-stroke, Loop-scavenging, Low-speed Marine Diesel Engines ─MAN KZ Series, Focusing on the Main Engine of NYL’s MS Sagami-maru(the Second)
departmental bulletin pape
A Study on the Way of Transmission of Backchannels in LINE Chat Conversations in Japanese-Korean Contact Situations : Focusing on the Appearance Position
本研究は,ソーシャル・ネットワークキング・サービス上の異文化間コミュニケーションの特徴の一端を明らかにするため,日韓接触場面のLINEチャットの会話の日本語母語話者と韓国人非母語話者の相づちについてコミュニケーション・アコモデーション理論の観点から考察した。媒体の特性により相づちが離れて出現する現象に着目して送信方法を分析した結果,相づち全体の送信方法については,日本語母語話者と韓国人非母語話者に違いは見られず,早く反応を示す「単独」送信が多かった。これは母語話者が母語場面のスタイルを「維持」せず韓国人非母語話者のスタイルに「収束」したと解釈できる。出現箇所別の送信方法については,日本語母語話者,韓国人非母語話者ともに,出現箇所によって送信方法を使い分けており,両者とも母語場面のスタイルを「維持」したと見ることができる。日本語・韓国語両母語場面,接触場面のいずれも,発話の連鎖の複雑さを考慮して送信方法を調整していたため,「収束」の必要がなかったと考えられる。以上,コミュニケーション・アコモデーション理論を援用することにより,LINE チャットの会話の接触場面においても,音声会話と同様「収束」が見られること,媒体の特性によるコミュニケーション上の問題を回避するため,母語場面のスタイルの「維持」が見られることが明らかとなった。departmental bulletin pape
A Study on the purchase Management of Merchandising ―Summary of Purchasing plan and Merchandise Control―
仕入に関する課題は,マーケティングの中においてマーチャンダイジングの分野で論じられている。仕入活動については,従来の仕入という考え方と,マーチャンダイジングという考え方との関わり合いにおいて,互いに異なる点を考えて見た。そして,小売店のマーチャンダイジング能力を高めるためには,良い仕入先を選定する必要があり,小売店の良い仕入先とは何かについて,3点を挙げて説明した。
商品ライフサイクル(life cycle)による位置づけについては,対象となる商品がいずれの段階に推移しているのかを見極める際に有効であり,仕入を行うに当たっては,対象となる商品のライフサイクル推移状況を冷静に見定めて,追加発注をするべきか否かを判断しなければならない。
また,仕入の際には,漠然と全品目を扱うのではなく,基準を明確にして品目群を選定し,商品の特性にあった仕入を計画的に設定することが大切である。その際,仕入については,「商品」,「仕入先」,「数量・頻度」の3つに分け,品目群については,「基幹品目群」,「補完品目群」,「呈示品目群」,「促進品目群」の4類型に分けて一覧表にして,それぞれについて説明した。
在庫統制は,商品の動きを把握して,仕入と販売を有機的に結び付け,売れ行きに対応した仕入を明確にするために必要であり,マーチャンダイジングと密接に関係している。小売店の売場における商品管理の対策としては,商品動向の成り行きに注視しながら,在庫の売れ筋管理をすることが重要になってくる。全般を通して,実務的な色彩が濃く出されている研究論文であると言える。departmental bulletin pape