Sendai University Repositry / 仙台大学機関リポジトリ
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カリキュラムにおける「資質・能力」の日英比較 — 導入過程の議論に焦点を当てて —
不安定な社会情勢とグローバル化による急激な労働構造の変化を背景に、先進諸国では、コンピテンシー・ベースによる「資質・能力」をいかに育成すべきかについて議論が続いている。本稿は、イギリスにおける職業的なスキルおよび汎用的能力のカリキュラムへ導入の経緯とその議論、そして日本の学習指導要領改訂の経緯から、その社会的レリバンスと政治的文脈を検討し、我が国の教育課程における「資質・能力」をめぐる議論への示唆を得ることを目的とする。特に、イギリスの2014年ナショナル・カリキュラム改正と、日本の「生きる力」と学習指導要領改訂に関する批判的検討を通して、教育課程における「資質・能力」育成の課題を考察する。departmental bulletin pape
小・中学校国語科,総合的な学習の時間における方言教育の現状と課題 — 奄美方言保存・継承の取り組み状況から —
明治以降の標準語化・共通語化政策やマスメディア等の影響により,日本各地で地域の方言が消滅の危機に陥っている。現代において方言の価値は再認識されてきてはいるものの,学習指導要領とそれに準拠する各社教科書の扱いは共通語と方言の「使い分け」に限定される傾向があり,方言の保存と伝承という観点から十分であるとはいえない。一方で,ユネスコの絶滅危惧語に指定された奄美方言を受け継ぐ奄美地方では,行政,民間団体各学校が連携して方言の保存・継承に積極的に取り組んでおり,多くの学校で国語科,学活,総合的な学習の時間といった教育課程内外での方言教育が,持続可能な形で実践されている。本稿はこの状況を踏まえ,これからの学校と地域における方言教育の在り方について方言尊重の観点から考察を行ったものである。departmental bulletin pape
The image of a physical education teacher and the ideal image of a physical education teacher held by students who want to become physical education teachers
本研究は、仙台大学における学生が抱く体育教員の印象と理想とする体育教員像を明らかにすることによって、教員になるためにどのような養成方法が望ましいのかを検討するものである。
対象は本学で「保健体育科教育論Ⅰ」を履修している学生で、Webアンケートを実施した。
体育教員に対する印象と理想とする体育教員像には違いがあり、「現実の体育教員の印象」は、「厳しい」とか「運動能力が高い」など教員の資質に関するイメージが主となり、「理想とする体育教員像」は、授業のマジメントや体育の専門性、人間関係の構築に関する教員の授業への取り組み姿勢などが反映さるようである。
体育教員の養成に当たっては、強く教員を志望させることが重要であり、その次に今日的な課題解決に対応する実践的な指導力や専門性を育成していくことが必要となる。departmental bulletin pape
「チーム学校」における教員人事評価の意義と役割 — 自治体Aの事例を中心に —
本稿では、自治体Aの事例を中心に「チーム学校」における教員人事評価の意義と役割について考察した。2015年に中央教育審議会「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について(答申)」において「チーム学校」の構想が示された。「チーム学校」構想では、人材育成の充実に資する取組みとして人事評価を活用していくことが重要であると言及された。一方で、2014年の地方教育行政法の改正により各地で教員人事評価制度の修正作業が行われた。そのため、現行の教員人事評価がチームとしての学校において果たしている役割を再確認する
必要がある。
自治体Aの事例では、教員人事評価制度の意義と役割は、(1)評価要素として「協働型学校評価」が設けられているため、チーム学校の推進と校長のリーダーシップの発揮に寄与することができる。(2)目標管理手法によって学校内の目標と役割が共有され、組織員の連携と組織の活性化が促進されたと言える。(3)人材育成指標に示された教員に求められる資質・能力・役割が能力評価の評価要素に設定されたため、教員の資質向上を図ることが期待できる
という3つに要約できる。departmental bulletin pape
30 years of “health and welfare” education and the future : Especially its significance as a department in a sports science university
全国に先駆け開設された「健康福祉」を冠する学科、体育系大学での設置という特徴のある仙台大学体育学部健康福祉学科も30周年を迎えようとしている。これまで、保健体育科、特別支援学校、養護および福祉科の教員や介護福祉士・社会福祉士を多数養成してきた。学科を取り巻く社会の急速な変化を概観すると、健康福祉の実現には、スポーツや読書などの力も用い、社会的孤立度等を改善できる人材を育成することがますます重要となっていると感じた。departmental bulletin pape
仙台大学の専門教養演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ「社会の安全・安心パトロール」 の取組について
This report is a case report of the specialized liberal arts seminar “Social Safety and Security Patrol”, and although safety and security are important for social life, it was felt that students had the least awareness of them. The purpose was to improve studentsʼ awareness of security and acquire familiar security measures. Fieldwork increased studentsʼ awareness of selfthinking and became interested in familiar dangers. On the other hand, students need to continue to be creative in order to have a crime prevention awareness and make use of their danger prediction ability in a complex and diversified social environment.departmental bulletin pape