Sakushin University Academic Repository / 作新学院大学学術機関リポジトリ
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How History of Education Could Be Institutionalized in the Teacher Education of the United States: Decline of Christianity and the Significance of Linus Brockett's History and Progress of Education
本稿は、明治期の日本にも教員養成制度との関連で意欲的に翻訳され教科書として使用された各国の教育史のうち、その最初期のものにあたるアメリカの著作ライナス・ブロケット著『教育の歴史と進歩』(1860年)の内容と社会的文脈を検討し、その教育史叙述の特徴を探るものである。当時の教育史は、歴史叙述におけるキリスト教的「普遍史」から「文明史」への移行を反映しつつ人々の価値づけの一翼を担いながら、教員養成の過程/課程のなかで新興の「教育科学」に方向性を示す中核としての役割も担っていた。本書はそうした教育史の最初期のものと位置づけられ、本書によって教員養成制度のなかに「教育史」が重要なものとして組み込まれる土壌が整えられた
Acquisition of cheer behavior in a child with Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder The Effect of differential reinforcement to cheer behavior
本研究は、注意欠如・多動症児に対して、ゲーム場面において、「他者を応援する」という行動を促進するためには、どのような条件が必要なのか検討することを目的とした。 セッション中、しばしば他者の失敗を笑ってしまったり、注意の持続困難を示す注意欠如・多動症児1名に対して、ゲーム場面における他者への応援を標的行動として、ソーシャルスキル・トレーニング(以下、SST)を実施した。「対戦」と「チーム戦」の2つの競争条件を設定し、対戦条件では、「対戦相手の様子を見守る」こと、チーム戦条件では「味方のチームメンバーを応援する」という刺激性制御を形成することを試みた。トレーニング1期では、ダーツゲームを実施した。ダーツを始める前に「他者を応援することのメリットと具体的なやり方」と勝者には賞品を与えることを教示した。他者の失敗を笑う等の行動は生起しなかったが、チーム戦条件でも対戦条件でもダーツを投げる様子を見ていないことがあり、応援行動の反応率は上昇しなかった。そこで、トレーニング2期では、お玉を使ったリレー競技を実施した。ここでは、参加児が応援したらスタッフが走り、応援しなかったら歩くという、応援行動の有無によってスタッフの行動を変化させた。その結果、介入直後から、チーム戦条件で「味方のチームメンバーを応援する」行動は100%の反応率となり、対戦条件では応援行動は生起しなかった。また、他者を笑ったり、見ていない等の不適切な行動も生起しなかった。プローブ期においても、応援行動は維持されていた。このことから、注意欠如・多動症児に対して、応援行動の後に即時に強化される随伴性を設定すること、「賞品」という動機づけを操作することの有効性が示唆された