Kyoto Women's University
Kyoto Women's University Academic Repository (AIR) / 京都女子大学学術情報リポジトリ(京女AIR)Not a member yet
3509 research outputs found
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カンボジア農村部および都市部の学校教育に関する調査研究 : 小学校と幼稚園に着目して
筆者は,2024年8月に,カンボジア農村部および都市部にある学校を訪れて授業を視察した。また,農村部の地域住民(村長含む),JICA関係者にインタビュー調査を行った。その結果,農村部の小学校(1~3年生)では,主に国語(クメール語)と算数を学び,理科や社会,伝統を適宜学んでいることがわかった。幼稚園では,教員が指導内容を工夫し,歯磨き指導を実施していた。また,2022年頃に給食(朝食)が出されるようになり,就学率が上がったと推察される。農村部の調査から,主に子ども達が小学校に通えるようになって良かったこと,村に中学校まででき,教室が増えてほしいことの意見を住民が持っていることがわかった。農村部と都市部の学校は,主に座学が中心であるため,理科などの授業で,観察・実験を取り入れると,子ども達のより良い学びが期待されることを提言した
オランダにおける教育の自由と学力重視のせめぎ合い : 現地での観察調査をもとに
オランダは憲法23条によって教育の自由が保障されており,教育における自由のあり方を考える上で大変参考になる国である。筆者たちは,2024年3月にオランダの学校・保育施設を見学させていただき,教育の様子を見るとともに,学校関係者,保育施設関係者に取材を行った。4歳からほとんどの子どもが就学し,小学校教育の準備としての遊びを通した学びが行われていること,子どもの自己選択を重視する教育方法はいずれの学校・施設でも共通してみられた。そのような中で,オランダではPISA2022の結果を受けて,さまざまな教育に関する問題が取り上げられており,VVEプログラムなど新たな施策が実施されているところであった。これら教育の自由と,学力,とりわけ言語運用能力の低下への懸念とが複雑に絡み合いつつ行われている教育施策と現場の教育の有り様から,我々が学ぶことについて検証,考察を行った
修学支援新制度と学業の継続 : 大学に進学する社会的養護経験者に必要な支援
近年,社会的養護のもとで生活している若者が,大学等へ進学を希望する際の経済的な支援が,大きく改善されている。2020年度より本格実施された「修学支援新制度」によって, 大学等の入学金や授業料等減免措置と合わせて生活費相当の給付を返済不要で受給できるようになった。一方で,学業継続には,経済的支援とともにどのような支援が求められるのか。新制度の奨学金受給者へのインタビュー調査をもとに,複線経路等至性モデリング(Trajectory Equifinality modeling) によって分析を行った。現在, 社会的養護から社会への移行は施設在籍可能年齢の事実上の撤廃など大きな転換点にある。当事者の自己実現を支えるケアのあり方について, 権利擁護の観点から考察する
TS『真実集成』(寂護)・TSP『真実集成釈』(蓮華戒) : Traikālyaparīkṣā( 第21章「三時の考察」) 後半:和訳と註解 : TSP 624, 20~633, 12 ad TS 1820~1855
子どもの「意見表明」を育てる保育教材の実践研究 : 年長児に対する「糸電話の制作と遊び活動」を通して
本研究では,国連「こどもの権利条約」の4つの原則の一つである「子どもの意見表明」について,幼児期の保育内容において関与できる方法を探究しようとした。特に子どもの表現活動は他者の受容的・応答的な対応によって促進されることから,この経験が意見表明形成の基盤になると仮定し,意見表明の形成プロセスを実践できる教材を選定した。実際に,幼稚園5歳児クラスでの展開を試み,保育のねらいが達成できる活動になっていたか,実施者が応答的・受容的環境を提供できていたか,などの観点をもって実践記録について考察を加えた。その結果,保育教材「糸電話制作と遊び活動」は指導法を工夫することで「子どもの意見表明」形成の基盤になりえること,また,5歳児後半期の保育実践に相応しい活動となりえることが明らかになった
教職科目「合奏」授業におけるフルート・アンサンブルの有効性 : 初心者から上級者までを包摂する指導法の構築
本研究の目的は、中学校・高等学校教諭( 音楽)教職課程の必修科目「合奏」にフルート合奏を導入した際の教育的意義を明らかにし、実践を通じて得られた成果と課題を検証することである。リコーダー合奏が主流とされる現状に対し、管楽器特有の呼吸法や表現力を伴うフルートの活用に着目し、初心者と上級者が同時に在籍するクラスでの指導法を検討した。具体的には、学生の自主性向上や演奏技術の習得、楽譜アレンジや役割分担の工夫などを取り上げ、授業全体の設計例としてシラバスを提示する。最後に、単一楽器合奏による音楽教育の可能性と今後の課題について考察し、フルート合奏が教職課程における合奏授業の新たな選択肢となり得ることを示した