Kyoto Women's University
Kyoto Women's University Academic Repository (AIR) / 京都女子大学学術情報リポジトリ(京女AIR)Not a member yet
3509 research outputs found
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報道現場における「多死社会」という言葉 : 新聞記事の分析とインタビュー調査より
「多死社会」は,高齢社会の次のフェーズとして,死亡者数が増加し,人口減少が進む社会を多死社会として捉え,メディアに取り上げられている。多死社会においては,看取り,グリーフケア,遺産,葬儀,墓,終活など,多様な課題が存在すると言われている。新聞記事からの分析と,死の報道に関わる記者等の意識調査により,「多死社会」という言葉がどのような問題意識のもと,報道されてきたのかを分析した。「多死社会」という言葉を用いた報道は,死が増えることに対する,対応や,備えを促す場合や,死の話題と絡めるフレーズとして使われることがある。また,報道に携わる人は,多死社会に対する印象,意識の仕方には濃淡があり,違和感や戸惑い,安易さへの疑問など,迷いながら使用している。「多死社会」報道は,普遍的な,死のテーマが本質的な課題であり,報道の受け取り手が見据える必要があることが示唆された
音楽指導における一考察 : イメージと音楽の関連性 (1)
音楽教育指導の現場において,音楽作品内容を簡潔・端的に提示させる手段として,作曲家が表現した音の世界を言語へ変換しイメージの具体化を提案する。一般的に難解と位置付けされることの多いクラシック音楽への関心と探究心を学校教育において育成するために,日常のコミニュケーションツールである言語に置き換え,より身近な感覚をもち理解・解釈することで,教育指導内容の発展と充実に誘導することを目指す。題材には,本専攻ピアノ実技試験課題でもあり,また,筆者が2年間で取り組んだピアノ作品全曲演奏会のテーマでもある,ドビュッシーのピアノ作品を取り上げ,作曲家の創造した音の世界と我々が日常使用する言語を,どのようにイメージと関連させ演奏や解釈に反映させるかも考察する
生徒指導と子どもの権利擁護 : 生徒指導提要の改訂と子どもの最善の利益
本稿では、12年ぶりに改訂された「生徒指導提要」について,その改訂の背景となる近年の学校や子ども家庭を取り巻く状況について概観し,次に生徒指導提要の改訂版作成における子どもの権利擁護に関する観点の導入経過について,近年の「児童福祉法」改正,「こども基本法」制定,「こども家庭庁」の新設などの動向や文部科学省「生徒指導提要の改訂に関する協力者会議」の記録や資料をもとにそのプロセスをたどる。そして,学習指導要領が示す内容における生徒指導上の配慮について子どもの権利擁護の視点からいくつかの私見を述べる
M.クレメンティ《6つのソナチネ》Op.36についての一考察 : 全6曲の第1楽章提示部の楽曲分析を通して
古典派作品の学習に非常に有用な教材であるM.クレメンティ《6つのソナチネ》Op.36について,全6曲の第1楽章提示部の楽曲分析を行った。その結果,クレメンティによって付された「6つの段階的なソナチネ」というタイトルのとおり,楽曲の構成および規模,ならびに技術的難度が,1曲ごとに段階的に発展していることを確認した。クレメンティの教育的意図が,ソナタ形式の理解と,より複雑な古典派楽曲に取り組むための演奏技術の向上との二点にあることを明らかにし,指導に際しては学習者自身が分析的視点をもって楽曲に取り組むように促すことの重要性を論じた
通常の学級における算数学習困難児への特別支援教育の視点の適用に関する研究
本研究では,特別支援学校(知的障害)の算数科・数学科と通常の学級の算数科に関するカリキュラムの比較,教科書の比較,特別支援学級での算数科の授業実践の考察により,特別支援教育における算数科・数学科の視点を適用した授業実践が,通常の学級における算数学習困難児への支援に有効であることを明らかにした。また,ユニバーサルデザインの授業として,通常の学級に在籍する全ての児童を対象とした指導にも,特別支援教育の視点を活用した実践を活用することを提言した
「幼稚園教育要領解説」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説」「保育所保育指針解説」の比較検討 : 用語「保育」の使用に着目して
幼稚園教育要領解説、幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説、保育所保育指針解説について、用語「保育」の使用という観点から比較検討を行った。告示幼稚園教育要領では「保育」の使用はほとんどないが、幼稚園教育要領解説では、生活的、指導的ニュアンスをもつ「保育」の使用や、保育の営みに関連する複合語の使用が見られた。幼稚園教育要領解説・保育所保育指針解説で「保育」の使用に整合性があった部分について、幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説のみ別表記が見られた。用語「保育」の使用に関して、3つの解説書での整合性が求められる