Kyoto Women's University
Kyoto Women's University Academic Repository (AIR) / 京都女子大学学術情報リポジトリ(京女AIR)Not a member yet
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声楽教育における音楽理論と教則本の意義 : 楽譜を総合的に読み解く
音楽に志を持つものは、音楽理論、聴音、新曲視唱などのソルフェージュの学びを通して演奏するための知識、そして技術を身に付ける。その為に多くの大学では、入学試験で音楽理論やソルフェージュの課題が出されるが、筆者もそうだったように受験のための学びで終わり、果たして楽曲の演奏へ活かされているだろうか。様々な教則本の存在も同じように、本来は楽曲に反映されるべきであるが、教則本をいかに上手く演奏するかに留まっているように思われる。本稿ではこのような学びの分離を見直し、楽譜を総合的に読み解くことの重要性と音楽理論や教本の存在意義を明らかにすることを目的とする。また、その学びをいかに演奏に繋げていくか、筆者が関わる様々な教育現場での取り組みを紹介しながら検討する
こどもと表現に関する一考察 : 音楽的発達と幼小連携の視点から音楽に関する表現あそびを考える
平成29年3月告示の「幼稚園教育要領」、「保育所保育指針」をふまえて、幼児期の表現に求められるものを確認し、音楽的発達と幼小連携の観点から有意義な表現あそびについて考察した。幼児期に求められている「表現」は、大人が方向づけたものではない自発的表現である。音楽の三要素のうち、「リズム」「旋律」「和音」の順に認知できるようになることから、幼稚園で、「歌」、「簡易楽器演奏」、「音楽の表情を聞き取る」などを含む音楽活動は、妥当な内容であるとした。さらに自発的な表現を促す音楽に関する表現遊びとして「声」「からだ」「楽器」「形」等を用いた内容を紹介し、幼小連携の可能性を考察した
中国ステップファミリーの教育における問題 : 継親と実親の役割分担
中国では、離婚・再婚率の上昇に連れて、ステップファミリーの数が増え、ステップファミリーの教育問題が課題となっている。本研究はステップファミリーの4人の若年成人子を対象として、オンラインによる半構造化インタビューを行い、文字化された質的インタビューデータをSCATの分析方法に従い、分析した。その結果、親と実親の役割分担に基づく子供の教育問題とニーズについて、子供が望ましい親役割は①不公平を感じさせない取り組み、②継親子関係の調和に力を入れる、③子供が事実を知る権利を確保する、④子供の期待に気づき、付き合いのパターンを変える、⑤継きょうだいの年齢差や男女差に気を配る、の五つが明確となった
Souls and Music: Reincarnation, Lightworkers, Pythagoras, and Plato’s Myth of Er in Twelfth Night
法学の学問システムへの開放? : ドイツ学術審議会『ドイツ法学の視座 : 状況・分析・勧告』(2012年)を素材に
本稿は、2012年にドイツ学術審議会により公表された『ドイツ法学の視座:状況・分析・勧告』の概要を素描し、一方でそこで示されたドイツ法学に特徴的な法ドグマーティクの方法、他方で基礎科目のあり方の考察を通じて、本勧告の内容と意義、そしてそれに通底する法学の学問システムへの開放という考え方の中身を明らかにすることを目的とする。法学は法適用者を補助する法ドグマーティクによって法システムと結びつくが、そこでは基礎科目の認識が構造上排除される傾向があるため、学際的・学領域内的な基礎科目により、それを外側から「学的に」観察する道筋を制度化する必要がある。もっとも、本勧告が示す基礎科目の強化は、下位分野の分化自律によって法学の一体性を瓦解させるジレンマを同時に抱えるため、これを回避するには、一見逆接的に思われるが、法学の中心に位置する法ドグマーティクとの結びつきに絶えず注意を払う必要があるだろう。In 2012, a report Prospects of Legal Scholarship in Germany. Current Situation, Analyses, Recommendations was published by the German Science and Humanities Council. In this paper, I examine the method of German legal dogmatics (Rechtsdogmatik) on the one hand, the foundational subjects in legal scholarship on the other hand, in order to clarify the underlying concept of the report to open up legal scholarship towards the scientific system, other academic disciplines and the wider system of higher education and academic research. This report proposed to strengthen the foundational subjects, but I suppose it would face a dilemma of disintegrating the unity of the discipline of the legal science as a whole through the differentiation into sub-disciplines. To avoid this dilemma, the foundational subjects should always take the connection with legal dogmatics into consideration, although it may seem paradoxical at first glance