Hokuriku University Repository / 北陸大学機関リポジトリ
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    801 research outputs found

    北陸大学薬学部における褥瘡治療教育の実践報告

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    薬学部6 年次生の卒業研究 臨床薬学コース 高齢者医療分野に設定された褥瘡治療教育を実施した。皮膚疾患は、薬学部の教育においては、生活習慣病やがん治療などと比較して、お座なりになりやすい。一方、日本の人口構造の変化と、これらに起因する社会構造の変化もあり、ADL の低下した高齢者の増加とこれに伴う褥瘡の発生の増加が今後も予想される。この褥瘡治療における外用薬などの使用の場面では、薬剤師の関与もより求められる。こうした中で、本取り組みは90 分4 コマという限られた時間ながら、皮膚外用薬の特性に応じた使用に目を向けさせる褥瘡治療教育(主薬だけでなく基剤の特性に応じた外用薬の使い分け、および死腔を作らせないための外用薬の充填の必要性、など)を実施した。まだ取り組み初年度であり、改善の余地も大きい一方で、自己評価の向上を示唆する結果が得られ、有用な取り組みであると考えている。今後も継続することで、皮膚外用薬の使用に精通しているとまではいかないまでも高齢者医療に貢献できる薬剤師、そして北陸大学薬学部の人材養成の目的に適う卒業生を1 人でも多く輩出できるよう、貢献したいと考えている。departmental bulletin pape

    上海の廟会の復興と現状 ―2024、25 年春節廟会を中心に―

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    中国の急速な経済発展に伴い都市部が再開発されてすでに久しい。都市開発は昔からの伝統的景観を破壊したと叫ばれる一方、内戦や文革で破壊された市街地の寺廟を再建したという別の一面を持つ。復興された寺廟は、単に街の景観としての建物ではなく、神像の設置や往時の宗教文化活動も復興される場合が多い。この宗教文化活動の代表例が「廟会」であろう。廟会は単に宗教活動だけではなく、人々の日常生活に根ざした文化活動という側面も持つ。ゆえに廟会を通じて、その地域の特徴なども見えてくる。 よって本稿では上海の廟会、特に現在の春節期間に開催される廟会について、文革以降の廟会の復興過程をたどると共に、2024 年と25 年に実施した現地調査の成果とあわせて廟会の現状を検討していきたい。departmental bulletin pape

    留学生防災教育の有効性と課題 ―2024 年度防災講習の実施とアンケート結果の分析を通して―

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    小学校2 校の1 年から6 年の345 名および大学生18 名の計363 名を対象に,ペンタブレットを使って,ひらがな文聴写課題によるひらがな書字運動データを収集し,発達的変化を検討した。筆速,筆圧,助詞前停留時間のデータを分析した結果,筆速と助詞前停留時間には,小学校の学年差および小学生と大学生との差が認められ,小学校低学年では筆速が遅く,助詞前停留時間が長かった。筆圧には学年差は認められず,小学校低学年時から一定の発達をしている状態であることが示唆された。小学校の時から男女差には明確な傾向は認められなかった。departmental bulletin pape

    エシカル消費のアンケート調査報告〜エシカル消費に取り組む人はどのような特徴があるのか〜

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    本研究では、石川県白山市と共同で実施したエシカル消費に関するアンケート調査を分 析した。その結果、エシカル消費を内容も含めて知っている人は9.1%にとどまり、認知度 に課題があることが明らかになった。次にエシカル消費の取り組みの有無と属性等の関連 性をカイ二乗検定で調べたところ、年齢、性別、結婚の有無、認知度、関心度、価格に対 する認識、企業の情報公開に対する認識、生活の満足度が有意な結果となった。この分析 結果をもとに、エシカル消費の普及策として、地域の主婦や女性リーダーを起用する「エ シカル消費アンバサダー」制度の導入や男性が好む消費ジャンルとの接点づくり、社会規 範ナッジ的なアプローチ、エシカル消費の「見える化」などの提言をまとめた。なお、筆 者はエシカル消費の認知度が低い背景にマスメディアの報道の少なさがあるとみており、 同研究では併せて新聞に掲載された記事の本数等を調べた。この結果、全国4 紙に掲載さ れたエシカル消費の記事数は同様の概念であるSDGs(持続可能な開発目標)と比べて極 めて少ないことも分かった。〔査読有り〕の研究ノートdepartmental bulletin pape

    入学前教育の拡充と今後の課題

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    北陸大学経済経営学部では、入学予定者を対象とした入学前教育(スクーリング)を継続的に実施している。本稿では、2024 年度に実施したスクーリングの改革内容と、その結果から見られた学生への影響について報告する。従来のスクーリングは、座学中心でリテラシー重視の構成であり、「仲間づくり」や協働的な学習への動機づけに課題が見られた。これを踏まえ、2024 年度には①実施回数の増加、②コンピテンシー重視の活動導入、③単位認定制度の導入という三点の改革を行った。改革後のスクーリングでは、参加者間の交流が促進され、2025 年度入学者において人間関係の広がりや協働的な学習への積極性が散見された。一方で、講義中の集中力の低下や学習の深まりの不足といった課題が例年よりも顕在した。これらの結果から、コンピテンシーとリテラシーのバランスを再考し、学生の実態に即した入学前教育のさらなる改善が必要であると考えられる。〔査読有り〕の研究ノートdepartmental bulletin pape

    心理社会学科で学ぶ学生の進路希望と実際の進路選択の比較--心理社会学科の 4 年間を振り返って(3)--

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    北陸大学国際コミュニケーション学部心理社会学科の1 期生(2021 年入学)から3 期生(2023 年入学)の3 学年に対し,それぞれ大学2 年生の1 月時点での「卒業後の進路希望」を尋ね,比較を行った。また,2025 年3 月に卒業した1 期生については,大学2 年生1 月時点の「卒業後の進路希望」と実際の進路実績とを比較した。3 つの期で多少の割合の違いはみられたが,大学2 年生1 月時点での就職希望者は45~61%の範囲で,3 期生の就職希望者の割合が他の2 つの期よりも高かった。進学希望者は先行研究(藤井・谷渕,2015)よりも少なかったが,これは集計方法の違いによるものが大きいと思われた。そして,進路希望が揺れている者や未定の者が32~43%の範囲で存在していた。また,1 期生の進路実績と2 年前の進路希望とは直接的に関連してはおらず,大学3 年生での具体的な進路決定に向けての活動や試行錯誤が卒業後の進路の決定には重要な役割を果たす可能性が高いことが考えられた。〔査読有り〕の教育実践報告departmental bulletin pape

    北陸大学経済経営学部における 学生の現状に関する一考察

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    本研究では、学生の現状に対する満足、不満足に着目し、北陸大学経済経営学部の学生の自己評価の自由記述から、学生たちがどのような現状に満足しているのか、どのようなことが不満足なのかということを明らかにすることを目的としてアンケート調査を行った。その結果、現状に満足している要因として「好き」や「できる」、「楽しい」、「友達」という言葉がキーワードとなっていることが明らかとなった。現状に不満足である要因として「苦手」や「できる」、「しまう」、「多い」という言葉がキーワードとなっていることが明らかとなった。こうした結果から、現状に満足している学生の特徴として、「友達が多い人生」や「人との関わりに苦手意識がない学生」が多いことが示唆された。次に、現状に不満足である学生の特徴として、「講義の内容、課題の多さに対応しきれずネガティブな感情になってしまう学生」や「人とのコミュニケーションに苦手意識があり、グループワークなどの活動に上手く参加できない学生」が多いことが示唆された。以上のことから、学生が現状に満足するためには、安心して友達(人)との関わりをもてる環境づくりが重要であるということ、成功体験を与えることができる講義内容、課題づくりを意識することで、学生が自信をもって何事にも取り組めるように意識づけする必要があると考えられる。departmental bulletin pape

    健康をめぐる自己責任と自由制限―公共政策と個人の行動―

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    わが国では、近年、健康(ウェルビーイング)をめぐる自己責任と自由制限について議論となり、公共政策(公衆衛生政策を含む)が、個々人の行動にどのような影響を与えるのかが注目されている。とくに新型コロナウイルス対策をめぐって、多くの見解がみられた。感染拡大は経済社会の動向と密接な関係をもち、自己責任や自由制限を唱える公共政策は経済動向に大きく左右されたため、単に健康という問題だけでなく、広く経済社会に関する問題として議論された。 多くの先行研究では、自己責任や自由制限を問う場合、哲学・倫理学・社会科学などの精緻な理論から、その問題点を導き出している。しかし、もしある種の道徳観念が、客観性に乏しい健康概念に影響を与えたとすれば、精緻な理論よりもむしろ通念的な価値観を手がかりに考察を進めるほうが有効であると考えられる。 そこで本稿では個々人の行動や価値観の変化に注目した。本稿は自己責任や自由制限を通し て、公共政策と個々人が考える健康のあり方について考察した。それとともに、公共政策との関連を通して、自己責任と自由制限という事象をより明確にし、健康に至る手がかりを見出そうとした。ただし、本稿は必ずしも健康概念の客観性を高めようとするものではない。健康をめぐる自己責任の評価や自由制限の捉え方について明らかにしようとしたものである。その際、経済学・哲学のアマルティア・センによるケイパビリティアプローチを用い、その有効性と限界について考察した。〔査読有り〕の原著論文departmental bulletin pape

    新吉原の立山信仰 ―特に安永4年(1775)の蔦屋重三郎版『籬の花』と 同年の芦峅寺宝泉坊著『立山御姥堂別当勧進記』の分析から―

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    本稿では、安永4 年(1775)刊行の蔦屋重三郎版『籬の花(新吉原細見)』を新吉原の案内書として参照し、その記載内容を精査したうえで、同年に越中国立山山麓芦峅村の宝泉坊によって記された『立山御姥堂別当勧進記』(個人所蔵〔旧宝泉坊所蔵〕、富山県[立山博物館]寄託資料)との対照分析を行った。その結果、江戸時代中期における新吉原関係者と宝泉坊衆徒との具体的な関係性が明らかとなった。 さらに、江戸時代後期における宝泉坊の江戸の檀那場を対象とした檀那帳および廻檀日記帳(いずれも個人所蔵〔旧宝泉坊所蔵〕、富山県[立山博物館]寄託資料)を精査することで、同時期の新吉原関係者と宝泉坊衆徒との関係の実態も把握できた。これらの分析をとおして、江戸時代中期から後期にかけての新吉原における立山信仰の受容とその変遷状況を明らかにした。〔査読有り〕の原著論文departmental bulletin pape

    軽度認知障害のスクリーニング検査における 簡易嗅覚検査法の課題

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    Alzheimer's disease is a form of dementia commonly observed in Japan, accounting for approximately 65% of all dementia cases in the country. The disease progresses through several stages, from pre-symptomatic Alzheimer's disease to mild cognitive impairment, and eventually into Alzheimer's dementia. A study has shown that progression of the disease can be delayed with early detection and treatment initiation at the mild cognitive impairment stage. Therefore, various screening methods for early detection are being examined. This study focuses on the "Nintest Cognitive Function Screening Kit" (Eiken Chemical Co., Ltd.), which enables users to screen for mild cognitive impairment efficiently by testing the subject's olfactory function. Although the primary subjects of cognitive function screening by olfactory test are typically older adults, this study focused on college and university students in their 20s. Odor perception thresholds are thought to change according to changes in living environment over time and with age, and the present study was conducted to confirm the actual situation in younger generations. The results revealed that the rate of correct identification of the odor of Indian ink was relatively low among young participants. By focusing on this result, we examined whether differences in odor perception range among participants might impact the results of cognitive function screening.departmental bulletin pape

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