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Correlation between curved trajectory and cell shape on the gliding of Mycoplasma mobile
学習院大学Gakushuin University博士(理学)Doctor of Science多くのバクテリアは運動する能力を持ち、生存するためにより好ましい環境に移動することができる。バクテリアの運動方法には多様性があるが、大きく分けると水中で動く運動と固体表面にくっついた状態で行う運動の2つに分けることができる。前者のうち、特に大腸菌などの運動方法であるべん毛の回転による泳ぐような運動については、良く調べられてきた。一方、後者の固体表面上での運動については、あまり調べられていない。主な固体表面上での運動には、Ⅳ型線毛を用いた方法と毛を利用しない滑走運動の2つが存在する。Ⅳ型線毛による運動方法は、バクテリアが進行方向に向かって線毛を伸ばし、固体表面に接着させ、そのまま伸縮させることで細胞が引っ張られるようにして動く。一方、滑走運動では、バクテリアは毛を使わずに固体表面上にくっつき、くっついたまま滑るように移動する。本研究で使用したMycoplasma mobile(M. mobile)は、後者の毛を使わずに運動を行うバクテリアである。
M. mobileは頭部と胴体部分の間がくびれたひょうたんのような形をした直径約0.8 μmのバクテリアであり、一般的に1.5-4.0 μm/secの速度で滑走運動を行う。M. mobileが属するモリクテス綱というグループに属するバクテリアは、ペプチドグリカン層を持っていないため、べん毛や線毛といった毛を使わず、独自の運動装置を用いて運動を行っている。また、M. mobileは滑走運動時に左右どちらかの方向に旋回する軌跡を示す傾向が見られている。M. mobileの運動装置の構造やしくみについては研究が進んでいるが、細胞がどのようにして旋回運動を行っているかは、まだ明らかになっていない。
本研究では「細胞の形状によって旋回する方向が決定する」と仮説を立て、仮説の検証を行った。仮説の検証を行うためには、細胞の形状を定量化する必要がある。そこで、私たちは、細胞の頭部と胴体部分をそれぞれ別のガウス関数でフィッティングし、細胞の形状を2つのガウス関数の式で再現することに成功した。そして、式から得られたパラメーターをもとに頭部と胴体部分のなす角度を求め、細胞の進行方向の角度と比較し、相関関係を示すことで「細胞の形状によって旋回する方向が決定する」という仮説の証明を試みた。application/pdfdoctoral thesi
ナカガワ ゼンノスケ コンイン ノ ギシキ オ ヨム ナカガワ リロン ノ ヒハンテキ リカイ ノ タメニ
application/pdf研究ノートdepartmental bulletin pape
ケイヤクホウ カラ ミタ ケイヤク シンサ ジツム ノ リュウイ ポイント イクツカ ノ ジツレイ オ ソザイ ニ
application/pdf研究ノートdepartmental bulletin pape
Translation : John Crawfurd’s, Journal of an Embassy from the Governor-General of India to the Courts of Siam and Cochin China, Chapter V.
application/pdfdepartmental bulletin pape
The Debate of the U.S. Government and Military on Formation of Security Order after World War II and the Consequences (6) -Part 3-
application/pdf研究ノートdepartmental bulletin pape
Development and Evaluation of an Updated Shadowing Plugin for Moodle
application/pdfversion required learners to manually compare their transcriptions with the model text to identify and understand errors. This process was time-consuming and challenging for determining where, and how, the discrepancies occurred. To address this issue, the latest revision introduced a new feature where the system automatically calculates differences between the shadowing transcription and the model text, highlights the erroneous parts, and provides the correct form.Moreover, it calculates a “Shadowing Score” as a percentage based on the alignment between the two texts. This enables learners to evaluate the accuracy of their shadowing performance more objectively. In addition, the previous version of the VoiceShadow plugin was compatible with Moodle version 3.9.x but did not support versions above 4. To cope with this, the VoiceShadow plugin was revised to function seamlessly with newer Moodle versions. This paper provides a detailed overview of the latest version, VoiceShadow 4, which is compatible with Moodle 4 as of the time of writing.departmental bulletin pape
Thirty-two Kannon Attributed to Shōkei in Kenchōji Temple
application/pdf建長寺蔵・伝祥啓筆「観音図」は、山中や海上で様々な姿態を取った観音の姿を水墨によって三十二幅にわたって描いたものである。本作については、高橋真作氏によって調査が行われ、制作年代や用途に関する考察が述べられているが、その制作背景や作者の詳細については未だ不明な点も多い。各幅の作者や制作背景についての手がかりとなる情報をさらに得るべく、筆者は二〇二二年十二月から翌年二月にかけての調査を実施し、画絹に残る墨や絹目の状態を確認した。本稿では、その調査報告として各幅の画面内容や状態について、補絹・補筆状況を中心にその詳細を記す。調査報告departmental bulletin pape
Pre-Service Teacher Education Students’ Perceptions of “Kyoudou Learning”
application/pdfThis study developed a two-factor “Kyoudou Learning” perception scale to examine teacher education students’ views on learning collaboration. It found that students in the humanities and social sciences scored significantly higher on one factor than did those in the natural sciences, and that aspiring elementary school teachers scored significantly higher than those pursuing secondary licenses. The study concludes with a discussion of these perceptions and directions for future research.departmental bulletin pape
プラトン ギサク テアゲス ケンキュウ
学習院大学Gakushuin University博士(哲学)Doctor of Philosophy in Philosophy本論文は、プラトン(偽作)『テアゲス』を古代での受容や真偽問題および、対話篇そのものの内容吟味も含めて、包括的に読み解くことを目的とする。古代において、『テアゲス』はプラトンの真作だと一致して認められていた。少なくとも、『テアゲス』の偽作性を糾弾する古代のテクストは存在しない。それにもかかわらず、19世紀ドイツの古典文献学者たちによる極めて厳密な真偽判定の結果、『テアゲス』を含む、多くの作品が偽作の烙印を押された。現在はこうした状況からの揺り戻しが起こり、ほとんどの対話篇が復権されたものの、取りこぼされた対話篇も存在する。そして取りこぼされた対話篇は、偽作のレッテルの下、研究対象とはみなされてこなかった。この傾向は、特に日本で顕著である。こうした状況に一石を投じることも、本論文が目的とすることの一つである。
本論文は二つの部分から構成される。第1部「真偽問題とテクストの受容」では、『テアゲス』を対象とした真偽問題および、『テアゲス』のテクストの受容を取り上げ、真偽問題に関する従来の主張の妥当性を再検討する。第2部「『テアゲス』の統一的解釈」では、『テアゲス』の内容を登場人物や場面設定から吟味し、『テアゲス』の著者が―それがプラトンであるか否かを問わず―どのような意図を持って『テアゲス』を執筆したのかを明らかにする。
第1部は、第1章と第2章から構成される。第1章「Platonicをめぐる言論―近現代における『テアゲス』真偽論争―」では、『テアゲス』の真偽問題を詳細に取り上げた。先にも述べたように、『テアゲス』が偽作と認定されるようになった原因の多くは、19世紀ドイツの古典文献学の研究にある。しかしなぜ、当時の研究者たちは『テアゲス』を偽作とみなしたのか。本章では『テアゲス』の真偽問題に関する論述を、その発端である19世紀ドイツの古典文献学にまで遡り、再検討した。具体的にはフリードリヒ・シュライアマハーとフリードリヒ・シュレーゲルによる「プラトン著作集」のドイツ語翻訳プロジェクトにまで遡り、真偽論争はその発生当時から、解釈者同士のプラトン観をめぐる争いであったことを明らかにした。その上で、現代において『テアゲス』を偽作とする主張もまた、そのような主張の前にあるプラトン観に基づいたものであることを指摘した。『テアゲス』を偽作と断定するための客観的証拠はないのである。また他方、少ないながらも、『テアゲス』を真作と主張する研究者も存在する。本章では、それらの研究者の判断に一定の説得力があることを認めるが、やはりそれらの判断も、客観的証拠に基づいたものではないことを指摘した。以上のように、真偽の判定に関連した多様なプラトン観および、プラトン対話篇の読み方が提案されていることに鑑みて、本章では『テアゲス』の真偽判定を積極的に保留するべきだと論じた。
第2章「古代における『テアゲス』の受容―プルタルコスのダイモニオン解釈をめぐって―」では、中期プラトン主義者に分類されるプルタルコスに注目し、古代における『テアゲス』受容の一端を探った。具体的には、残存しているプルタルコスの著作『ソクラテスのダイモニオンについて』におけるプルタルコスの主張を検討することで、すでに散逸してしまった彼の著作『プラトンの『テアゲス』擁護のために』の内容を推測した。本章の議論により、古代に『テアゲス』を偽作とするテクストが存在しなくとも、『テアゲス』は偽作である可能性が高いとみなしている、現代の研究者の見解が批判される。
第2部は、第3章から第7章で構成される。第3章「『テアゲス』の構造と著者の意図」では、『テアゲス』で展開される対話とその構造、および、主要な登場人物に注目することで、『テアゲス』の著者がどのような意図を持って『テアゲス』を執筆したのかを明らかにした。その結果、本論文の骨子となる二つの主張を導出した。一つは、「『テアゲス』の著者はソクラテスを哲学者として描いている」というものであり、もう一つは、「『テアゲス』の著者は、テアゲスが哲学へと導かれる様子を描いている」というものである。『テアゲス』に以上のような主張と構造を読み込むことで、『テアゲス』の著者は『テアゲス』を、「プラトン哲学入門」として描こうとしているのだと論じた。 第4章と第5章の考察は、第3章の結論を補強するものとなっている。第4章「登場人物と場面設定の意味―『テアゲス』と『カルミデス』の比較―」では、『テアゲス』と『カルミデス』の両作品に登場しているカルミデスの描かれ方に注目することで、『テアゲス』にカルミデスが登場している意味を探った。その結果、カルミデスは哲学へと適切に導かれなかった人物として描かれており、このことが逆説的に、テアゲスが哲学へと成功裏に導かれたことを示しているだと主張した。つまり『テアゲス』に登場するカルミデスは、テアゲスという人物の特性を引き立たせるための装置なのである。そしてこの結論から、『テアゲス』の著者は、『テアゲス』という作品が持つプラトン哲学入門としての機能を高めようとしていると論じた。
第5章「人間の限界とダイモニオン―『テアゲス』(128D1–129D8)の解釈―」では、『テアゲス』で描かれているダイモニオンの逸話に焦点を当て、この箇所でのダイモニオンの役割を論じた。従来、当該箇所でのダイモニオンは、プラトンのその他の対話篇からの逸脱とみなされていた。しかし本章では、こうした従来の見解を批判する。そして、『テアゲス』で描かれているダイモニオンは、その他のプラトン対話篇と整合的に解釈可能であると主張した。特に、ティマルコスが死刑になった理由の説明に際して言及されるダイモニオンは、その超越的能力の不安定性が強調されているのではなく、ソクラテスが持つ人間としての限界を超えさせないことを意図したものであると解釈した。この解釈により、『テアゲス』で描かれているソクラテスは、プラトンが描いたのと同じ、哲学者としてのソクラテスであると明らかにした。
第6章「哲学することと神的存在―アリステイデスの逸話とθεία μοῖραの意味―」では、『テアゲス』解釈における最大の争点の一つである、アリステイデスの逸話の意味を考察した。
従来、当該箇所は『テアゲス』の著者が『テアイテトス』および『饗宴』を曲解した場面であるとして、顕著に非プラトン的とみなされてきた。しかし本章では、それらの従来の解釈を退け、アリステイデスの逸話を新たに解釈することを試みた。本章で注目したのは、ソクラテスがダイモニオンの説明を導入する際に用いた「神の定め」(θεία μοῖρα)という語である。θεία μοῖραという語はその他のプラトン対話篇でも使用されている。この語の意味の一つには、「人間のコントロールを超えたもの」というものがある。ここでの「人間のコントロールを超えたもの」に、哲学ならびにその実践が含まれるというのが、本章の解釈である。その上で、『テアゲス』の著者は、ダイモニオンがソクラテス以外の他者にも現れうることおよび、ソクラテスから他者へとダイモニオンが伝播していく可能性を描くための原理として、θεία μοῖραという語を用いたのだと論じた。その結果、アリステイデスの逸話は、こうしたθεία μοῖραの作用に与れなかった人物による、失敗談としての意味を持っているのだと結論付けた。
第7章「哲学の勧めと神的存在―『エウテュデモス』におけるダイモニオンの出現について―」では、『テアゲス』そのものの解釈からは離れ、『エウテュデモス』に現れるダイモニオンの解釈を行った。『エウテュデモス』には『テアゲス』同様に、その他のプラトン対話篇からは逸脱していると思しきダイモニオンの描写が存在する。それゆえに、『エウテュデモス』でのダイモニオンに積極的な解釈がなされることは少なく、その重要性は割り引かれてきた。本章では『エウテュデモス』におけるダイモニオンもまた、『テアゲス』を含んだその他のプラトン対話篇と同様に、ソクラテスの行為の正不正に関わっていると解釈した。さらに、この解釈を前章までの『テアゲス』解釈と結びつけることにより、ソクラテス以外の人間にも、ソクラテスと同様に、ダイモニオンと共に哲学する可能性が開かれているのだと結論付けた。
以上のように本論文は、『テアゲス』に真偽判定を下すことを積極的に保留することで、真偽問題という既存の枠組みそのものを批判しつつ、『テアゲス』の内在的解釈によって、『テアゲス』の著者が『テアゲス』をプラトン哲学入門として描いていることを明らかにした。application/pdfdoctoral thesi