Bukkyo University
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Rethinking the Discourses on the Former Comfort Woman Mun Ok-ju’s Military Postal Savings
1990年代の慰安婦問題浮上以来、今日に至るまで、この問題は学界の論点に止まらず、社会運動、さらには日韓間の懸案問題、国際的な人権問題として熱い論争を巻き起こした。慰安婦の収入に関する事実関係についても論争が続き、各「陣営」が一歩も譲らぬ対立を露呈している。この小論では、元慰安婦・文玉珠の軍事郵便貯金に関する今までの議論について、基礎的な事実関係を確認した上で、主に東南アジアのハイパーインフレを論拠にその価値を否定する議論について批判的に検討する。慰安婦軍事郵便貯金軍票歴史論
Asvaghosa's Lost Verses Found in Kumarajiva's Chinese Translations
『大智度論』や『坐禅三昧経』などの鳩摩羅什による漢訳文献には、インドの仏教詩人アシュヴァゴーシャ(馬鳴)の創作とみなされる詩作品が何のクレジットもなく、そのまま韻文で、あるいは散文化して大量に埋め込まれていることが筆者による梵文『三啓集』写本の解読研究によって判明している。『三啓集』の偈の多くは、元はアシュヴァゴーシャの失われた『荘厳経論』の偈であった可能性が極めて高いが、本稿では、鳩摩羅什文献に確認され、これまで未発表であった『荘厳経論』と推定される偈を『三啓集』から抜き出して和訳とともに紹介する。三啓坐禅三昧経大智度論荘厳経論無常
About the Trends in the KAI Family in Echizen and Kawaguchi-No-Sho
室町期越前守護斯波氏は、守護代甲斐氏とともに在京していた。また、越前室町期荘園があり、その中でも河口荘は、興福寺大乗院を荘園領主とする荘園であり、職人として斯波氏被官や国人などが現地支配を行っていた。近年の守護在京制及び室町期荘園における研究を踏まえ、河口荘を例に取り、その多くの職人が守護代甲斐氏の影響力を受けていること、甲斐氏がその荘園と荘園の職人に対する影響力により越前を統制しようとしていることを明らかにした。そして、甲斐氏は、守護斯波氏を後見することによって越前の被官、国人に対する統制力を行使しようとしたことも明らかにした。その上で、甲斐氏が在京したまま、越前を統制することができたのは、守護斯波氏、ひいては室町殿の権威をその根拠とするものであったことも明らかにした。甲斐氏斯波氏守護在京制河口荘権