Bukkyo University
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The Simile of Garland Turning into Garbage Sanskrit Text and Japanese Translation of the 5th Tridan.d.a
Words for “Cause” in Early Buddhist Scriptures : Focusing on Words Related to “Arising”
初期仏典中には、基本的に「原因」を意味しないにもかかわらず、「原因」という語義を担っている語がいくつか存在する。そこで、本稿ではパーリ伝承の初期仏典を中心に、「生起」を意味する語の調査を行い、それが「原因」の意味で使われているのかを確認する。また、基本的に「原因」を意味する語の用例も概観し、「生起」を意味する語との比較もおこなう。そこから、本稿で扱う「生起」を意味する語が「原因」の意味で用いられるのは、後代の文献においてであり、初期仏典の範疇で「原因」として明確に用いられるのは、一部の語のみであることを指摘する。以上のことから、初期仏典における「原因」関連語を訳す際には、それらすべてを「原因」として扱うのではなく、それぞれの語や文脈に応じて理解していく必要があると言える。sambhavasamutthanasamuppadapabhavajatik
Positioning of Social Welfare Movement Theory from a Historical Overview of Social Welfare Studies in Postwar Japan: Focusing on the Relationship between Phenomenon and Essence
社会福祉研究の歴史を紐解いていくと,社会科学的視点にもとづく社会福祉運動論の必然性が叫ばれてくる。それは社会福祉における政策論的立場の限界性を見極め,それを踏まえて一歩,前進させるというふれ込みのもとでその社会福祉運動論が主張される場合が多い。しかし,ここで立ち止まって考えなければならないことは,この社会福祉の政策論的立場が緻密に分析し,ひねり出してきた研究(科学)の学問的成果(真理)を捨象して,この運動論を唱えようとする動きも見受けられる。けれども,政策論的立場が緻密に分析し,ひねり出してきた研究(科学)の学問的成果(真理)に規定され制約づけられた形での社会福祉運動論でなければならず,この研究(科学)の学問的成果(真理)から遊離して社会福祉運動論が一人歩きできるものではない。こうした点から,現象と本質の関係性からみた社会福祉運動論の位置づけをめぐる課題について論じていきたい。社会福祉運動現象的概念本質的概念社会福祉研究史歴史的社会的規定
A Study on the Skills Required of Community Workers in Social Welfare Councils
今日,地域住民の抱える生活課題は複合化・多様化するとともに深刻化し,急速に拡大している。2000 年以降,国は地域福祉に係る政策を打ち出している。それに伴い,社会福祉士養成のカリキュラムが改正し,そこでも地域福祉の視点がクローズアップされ,コミュニティワーク等の地域福祉を展開するための援助技術や価値が改めて注目されている。本研究は社会福祉協議会のコミュニティワーカーがどのようなスキルを用いて実践しているのか,何の力が重要と感じているのかその実情を明らかにすることを目的とし,アンケート調査を行った。そこから,(1)地域アセスメント及び関係団体の力動関係の把握,(2)関係構築から協働実践へ連接,(3)組織化支援への原点回帰,(4)福祉教育・学習を意識した実践,(5)実践の蓄積を通じた専門性の構築が明らかとなった。また,コミュニティワークスキルの向上のための具体的な方策について示唆を得た。コミュニティワーク社会福祉協議会コミュニティワークスキル地域支
Hachiman and Ohoanamuchi : Focusing on the Demon -‘鬼’ in the “Kamiyo” of Nihon Shoki
『日本書紀』「神代」のオホアナムチは、「邪鬼」「鬼神」という特徴的な言辞によって地上平定と国土献上の神話に位置づけられている。西郷信綱は、「原始的デーモン」であるオホモノヌシ─オホクニヌシのメタモルフォーゼとして『続日本紀』の八幡神があらわれたとするが、『日本書紀』「神代」本文におけるオホアナムチ─オホクニヌシ─オホモノヌシは、「鬼」の語によって律令国家の段階に応じる神としてあらわれるのであり、単なる「原始的デーモン」とは位置づけられない。また『日本書紀』「神代」のオホアナムチに「邪」が付されるのは、陰陽説に則った「神代」の神話の展開上に意味を持つが、「鬼」に関しては神話の文脈上に特定の意味を持っていない。ゆえに「鬼」の語は、個別に独自の意味を持つ表現なのではなく、秩序外存在として制圧され後には祭祀対象となって国家を守護する神であるオホナムチと神々を、中国から受容された律令国家に相応しく変容させる国家的神話の表現と見るべきである。八幡神オホアナムチ鬼続日本紀日本書
Reexamination of the Yokoyama Burial Mounds : As a Part ofResearch on the Mio and Mikuni Clans in Echizen
福井県あわら市・坂井市所在の横山古墳群は、越前を母体とした継体大王の関連氏族である三尾氏・三国氏の奥津城として知られる。継体を考えるうえでの重要古墳群であるが、調査・研究に関しては2001年発表の中司照世論文の以来、20年以上も停滞している。そこで、研究史の整理と問題点を提示し現地踏査を実施したうえで、新出資料も加え従来の見解や資料解釈の見直し、本古墳群内における有力墓および越前全体の最有力墓系列を再検討した。結果、主に最有力墓に採用される主墳と陪塚という関係が5 世紀後葉から認められ、系列上の画期ととらえ直した。6 世紀以降になると、大小の前方後円墳の併存および主墳と陪塚というセット関係の継続的なあり方は、他の越前の有力墓系列には認められない状況から重層的な政治体制を構築していた可能性について指摘した。本古墳群内の有力墓の被葬者は5 世紀末まで松岡古墳群を中心とする越前の最有力墓の被葬者との関係性が強かったが、6 世紀になると一時的ではあるが、従来の在地勢力を中心としながら東海との政治的な関係性を有した勢力も併存していたことを明らかにした。有力墓系列前方後円墳陪塚埴輪重層的な政治体
Why is the teaching job called 'black'?:The reality of teaching awareness from the questionnaire survey for university students
教職を取り巻く環境はブラックであるといった指摘(内田ほか,2020)が叫ばれて久しい。元号が令和に変わり,コロナ禍を経て教師は魅力的な職業とは言い難く,各都道府県の教員採用試験の倍率は依然として低調である。こうした「教職ブラック論」は教師を目指す学生にどのような影響を与えているのだろうか。それは所属する大学によって意識が異なるのだろうか。本論文では 4 つの大学の教職課程に在籍する学生を対象としたアンケート調査をもとに教職ブラック論や教員志望度はどのような関係となっているのかを明らかにすることを目的とする。結果として,大学 2 回生の時点で教職を強く希望するのは教育学部に所属する学生に多く,教育実習を経由するとその意欲を高める学生が依然として多いことが明らかとなった。その一方で,教育実習を経由することで教職をあきらめてしまう学生も一定存在していた。さらに,教職を強く希望する学生ほど「教職ブラック論」言説そのものに懐疑的である点も指摘した。教職ブラック論教職意識教員養