Bukkyo University
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Intensive Reading Instruction toward Functional Equivalence with Japanese Literary Works Translated into English
現在の日本の英語教育における読解指導ではテクストの大意を素早く把握するトップダウンの読解指導が主流である。グローバル化の著しい世界において迅速なコミュニケーションのための能力を養うことが重要な課題であることは疑いない。その反面、語句や構文の正確な理解や言外の意味、文化的背景などを考えながらテクストを読解するためのボトムアップの読解指導は等閑視されるようになった。ところが、トップダウンの読解指導だけでは不正確な読みの助長に繫がるため、ボトムアップの読解指導も見直されるようになってきた。英語教育の現場でこのトレンドの変化を象徴する出来事として、文学教材の再認識と英語授業への翻訳指導導入の試みがあげられる。本稿では英訳日本文学作品を教材に用いて機能的等価を目指す精読指導の試みを、英語教育学、翻訳研究、文体論、日英対照言語学の知見を交えながら論じる。機能的等価構造解析文体分析英語翻訳日英語対
Tang Banners from Dunhuang and Turfan: Analysis of textile materials on Stein, Pelliot and Otani collections
西域出土の唐代の布製幡について、幡頭の形状、素材となる、綾、錦などの織物としての特徴、および生産地域を明らかにする。そのうえで唐代の幡の実例としてスタインおよびペリオ将来の敦煌出土幡を取り上げ、多種の織物の組み合わせや、部位による使用織物の違い、技術を考察する。終りに、唐代の染織技術を知る手がかりとして行った大谷探検隊将来のアスターナ出土の織物残裂2点の熟覧調査から得られた知見をまとめる。幡唐代織物スタインペリオ大谷探検
Siddham of Keichu and Annen in comparison with Norinaga’s Linguistics
本論文は本居宣長と悉曇学との関連を考察する。宣長は『古事記』の基は稗田阿礼の誦習の声であるとして音声を重視する。言語は音声であるとする言語観を江戸期音韻論の議論から獲得した宣長は、音声の持つ特質に注目した。音声の問題を考察して来たのは仏教、特に密教と不可分の悉曇学である。宣長は契沖と安然の悉曇学から音声の力、音楽性、真言を学んだ。真言という思想は、語り伝えは上代の実だとする『古事記伝』の考え方に繫がった。更に仏教は心と世界と言葉は相応するという。宣長はこれを契沖を介して学び「意と事と言とは皆相称へる物」という『古事記伝』の基礎にある重要な言語観を確立した。宣長契沖安然悉曇学心と世界と言葉の相
Steam Engine Operation Technique for Ships from the End of the Edo to the Meiji Era
幕末期以降日本に導入された蒸気船について、その心臓部である蒸気機関の運転と修理・建造技術の国内化過程の検討を行った。分析の時期は幕末から明治期とし、国内における技術導入の牽引役となった幕府海軍と日本海軍を主な分析対象とした。幕末期の運転技術について、長崎海軍伝習所や軍艦操練所などで技術伝習が行われるが、実地訓練の不足などにより、その技術には大きな不安を抱えたままであった。また修理・建造技術についても、長崎と横浜の両製鉄所において外国人の技術伝習が行われるが、彼らの指導下から脱することはできなかった。明治期以降には、イギリス海軍機関士の体系的な教育や遠洋航海により運転技術の向上が見られ、明治二〇年(一八八七)には国内化を達成している。修理・建造技術についても横須賀造船所におけるフランス人技術者による指導や、留学生の派遣による技術向上により、明治四〇年頃までには国内化を達成している。幕末明治蒸気船蒸気機関運