Bukkyo University
Bukkyo Universty Academic Knowledge & E-resources Repository: BAKERNot a member yet
11843 research outputs found
Sort by
Excessive Mind-Reading in The Catcher in the Rye
発達心理学の概念である「心の理論」をめぐる様々な現象の中に「心の読みすぎ」という現象がある。本稿では、この「心の読みすぎ」という現象に焦点を当て、サリンジャーの代表作『ライ麦畑でつかまえて』における、ホールデンと彼の恩師アントリーニとのやりとりを解釈している。この場面では、語り手ホールデンによる語りの内容にかなりの混乱が見られ、そこで何が起こったのかについて批評家の間で意見が大きく二つに割れている。そこではホールデンとアントリーニの間で様々な誤解が起こるのであるが、その原因は互いが互いの心的状態を推測する際に、自分しか知らない事実を他者も知っている前提で、他者の心的状態を推測する「心の読みすぎ」という過ちを犯してしまっていることにある。本稿では、登場人物たちの「心の読みすぎ」に加え、この場面を解釈している批評家たちの「心の読みすぎ」にも言及し、それらを踏まえた上で、ホールデンとアントリーニのやりとりについて独自の解釈を行っている。『ライ麦畑でつかまえて』アントリーニ心の理論心の読みす
The Diary in the Russo-Japanese War by a Soldier of the 7th Division
第七師団歩兵聯隊の上等兵が、従軍中に書き続けた日記の翻刻。氏名不詳。召集まで北海道焼尻島警察分署に勤務していた警察官。従軍中に伍長に任じられ下士官となった。記録の期間は、一九〇四年一一月一三日大阪港を出発し、奉天会戦などに参戦し、一九〇六年二月一八日三台子から「凱旋ノ途」につき、二八日神戸港に着くが上陸許可されず、三月三日室蘭港に入港、市民数十万人の歓迎を受け、帰国。一六日増毛に入港して、故郷の歓迎を受ける一八日までの日誌である。休戦協定以後の隊内娯楽の記述は珍しく、また講和成立に対する聯隊長と兵士の差が面白い。今回は、二回連載の前半部になる。日露戦争従軍日記歩兵聯隊乗馬歩兵隊第七師
Study on the of grouphome for persons with disabilities : Toward the reality of normalization
本稿では,わが国の障害者グループホーム制度のあり方について,ベンクトーニィリエが整理・成文化したノーマライゼーションの原理を指標とし,考察を行った。ノーマライゼーションの原理を指標とした理由は,わが国の障害者グループホームがノーマライゼーションの理念の実現を掲げて制度化されたためである。 今回の研究で分かったことは,わが国の障害者グループホーム制度が社会福祉関係費用の縮小を目的に経済的合理性の上に組み立てられているということである。特に,グループホームの事業規模と職員配置基準に大きな歪みを生じさせており,専門的なケアが軽視されている。そこで,障害者のノーマルな生活に必要となる特別な支援について整理した。グループホームノーマライゼーション障害者総合支援法世話
On Cylinder Braid
低次元トポロジーで扱われる結び目(knot)・絡み目(link)の表現方法の一つとして、また、それ自身重要な研究課題となる組みひも(braid)について考える。従来組みひもは基本的に三次元空間内の立方体内の strings としてとらえ、射影によって平面上の矩形内のダイアグラムとして表現するため、元の結び目・絡み目が周期性や対称性を持つ場合にはその特性を十分に表していなかった。そこで、平面上のアニュラス内のダイアグラムとして表現する、周期性・対称性を持った組みひも(cylinder braid)を考え、strings 数の少ない場合に自明でない cylinder braid にはどのようなダイアグラムが作られるのかを考察する。低次元トポロジー結び目組みひもknotbrai