Bukkyo University
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Chikamatsu’s Mystery: Oishi’s Finances
本研究の目的は、大石の『預置候金銀請拂帳』は帳簿ではないことを、近松がスペイン語の原書で読んだと伝えられている『ヒイデスの導師』との関連性によって論証することである。まず、本稿では『ヒイデスの導師』の四部構成の第一部「世界創造」という抽象的表現と大石の『預置候金銀請拂帳』に示された数値や文字の具体的表現との関連性から導き出した『万国総図』によって論証する。大石内蔵助近松門左衛門『預置候金銀請拂帳』『ヒイデスの導師』『万国総図
Concept Analysis of Relaxation in the Usage of Relaxation Methods
本研究の目的は,日本国内の文献からリラクセーション法の活用におけるリラクセーションの概念を明確にすることである.2018年9月に「CiNii」の検索システムを利用し,国内の専門書に限定して「リラクセーション」のキーワードに基づき検索を行った.また,2019年5月に「医学中央雑誌」及び「CiNii」の検索システムを利用し,「リラクセーション」and「リラクセーション技法」のキーワードで検索を行い,計61文献を対象とした. Rodgers の概念分析の手法を用いて,先行要件,属性,帰結,関連概念を見出した.その結果,「リラクセーション」の概念は,単にストレスのない状態,ゆったりとした状態をいうのではなく,「心身の緊張が解け,生体調節機構が調った状態であり,緊張と弛緩のバランスを訓練によって意識的にセルフ・コントロールしている状態」と定義された.リラクセーション概念分析リラクセーション
Issues and Potential of Community Cooperation in Intermediate and Mountainous Rural Regions : Visualization of Records on Behaviors in Natural Disasters
本稿は、少子高齢化や人口減少が著しい中山間地域において災害などが発生したとき、住民のいのちや生活を守るために、自治会や行政、社会福祉法人がどのような方針に基づいて行動し、連携していたのかを明らかにし、中山間地域における地域内連携の課題と今後の可能性を探ることを目的としている。まず、自治会、行政、社会福祉法人への聞き取り調査を通じて、三者の具体的行動を時系列で整理し、三者間の連携に焦点を当てた行動記録として可視化した。そのうえで、行動記録を自治会及び社会福祉法人の視点で改めて分析し、災害時における地域内連携のあり方について考察した。その結果、中山間地域においては、住民、特に要支援者のいのちや生活を守るために、三者が日頃から多様な場において緩やかに連携しながら関係性の構築していること、そして災害時にはその関係性に基づく連携が効果的に発揮されることが示唆された。中山間地域地域内連携社会福祉法人の役
Considering Ideologies Hidden in English Texts for High School Students : In Terms of Critical Discourse Analysis and Critical Language Awareness
The Present Condition of Shamanism in Aogashima. ―From the Stories of People
本研究では「現在」と向き合い、いまを生きる人々と民俗を記述することが民俗学に必要な視点であるという立場をとっている。これまで「過去」を起点とし、「現在」までの変化を分析する方法を用いてきた。しかし前提となる「過去」を設定し「現在」を分析することで、「現在」を固定化して理解してしまう危険性がある。こうした点を踏まえ、近年の民俗学研究の成果から「照合」という方法を用いた。これは「現在」を起点として「過去」にさかのぼり、いまを生きている人々が持つ「現在」と「過去」とのつながりを発見する方法である。本論文では東京都青ヶ島の巫俗に関わる人々の語りを分析し、人々がいかに「現在」と「過去」のつながりによって生きているのかを明らかにすることを目的としている。分析を通して、巫俗の時代変化による衰退という結論にとどまらない、巫俗に関わる人々の「現在」を支えるものが明らかになった。青ヶ島巫俗現在照合語
The pros and cons of the believe in temporary of not according to the “Ketsujō ōjō Shū”. ― The construction of the embryo in the Remotearea of the Pure Land.
『決定往生集』において珍海は、一向専精信受を「信心決定義」の大前提としながらも、「暫信暫不信」という、心が不安定な状態である人々であっても、極楽往生が可能であることを論じている。この「暫信暫不信」による往生とは、暫信の期間に信心が確定するので極楽往生が確定するのであるが、暫不信という欠点を有していることから極楽の辺地へ胎生するという二重の構造になっている。本稿では、「暫信暫不信」の得失に注目し、『決定往生集』における辺地胎生往生の構造を考察する。『決定往生集』正果決定暫信暫不信辺地胎生珍
Educated Youth Literature on the Beijing Wenyi Magazine during the Cultural Revolution
文芸界の文革の導火線となったとされる「海瑞罷官」が掲載された雑誌『北京文藝』に、文革期に掲載された知青文学について分析を行った。雑誌『北京文藝』の変遷を概観すると、1958年以降は労働者の作品を中心に掲載する雑誌となったことが見て取れる。しかしながら、労働者の一員であるはずの知青が書いた作品は、1971年12月に刊行が再開された『北京新文藝』試刊第一期以降、文革期に発行された『北京文藝』誌上では試刊五期の3作品を含めても知青の肩書を付けて発表された作品はわずかに6作品しかないことが判明した。掲載された知青文学は典型的な内容の作品で、個性的なものとはなっていない。また、知青を題材にした作品は76年以降、“上山下郷”運動を推進する作品から“ 根〔根を下ろす、農村部に根付くこと〕”を賛美する内容へと変化し、知青を取り巻く政策の変化が見て取れる内容となっていることが分かった。『北京文藝』文革知青文