Bukkyo University
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The Potential Transformation of Comprehensive Guidance of Kindergarten Teachers Using Applied Behavior Analysis -Focusing on Childcare Scene Settings-
本研究の目的は,幼稚園教師が質の高い保育を認識することで,教室内の行動も質が高いと考える方向へと変容することを検証することである。本研究では保育の質を評価するにあたり独自に作成した「保育者の行動」チェックリストを指標として用いた。具体的には,「保育者の行動」に関する研究会に参加する実験群と参加しない統制群に分類し,総合的な指導が表出しやすい設定保育場面をビデオカメラで撮影し,得点化し,応用行動分析の知見に基づき分析を行った。調査の結果,幼稚園教師が質の高い保育を認識することで,行動も質の高い保育へと変化していくこと,変化の表れやすい項目があることが明らかとなった。総合的な指導園内研修幼稚園教諭「保育者の行動」チェックリス
Changing Industrial Structure and Poverty among the Elderly in Gifu City : A Case Study of the Sewing Industry
本研究の目的は,岐阜市の繊維産業と高齢者の貧困を縫製加工業に従事してきた高齢者の実態から分析し,その要因を明らかにすることにある。戦後の岐阜市は,縫製加工業が基幹的産業として発達してきた。しかし,グローバル化や安価な製品の輸入により縫製加工業は衰退の危機にあり,これらの事業所に携わる高齢者の生活は,不安定な収入による貧困を伴う。『国民生活基礎調査』は高齢者の貧困層の広がりを示しており,岐阜市の生活保護世帯と国民保険料滞納世帯も増加している。これらの貧困層に対する社会保障が機能しておらず,逆に高い公的保険料が市民生活の困難性をもたらす。このように産業構造の転換と社会保障の後退が労働者層への貧困の要因を作っているが,求められるのは生活に困っている国民を救う社会保障の充実である。高齢者の貧困産業構造国民健康保険生活保護国家責
Retrospective Approach to the Making of Large Scale Maps of Modern Kyoto City(Kyoto shi meisaizu)
本稿は京都府立京都学・歴彩館所蔵の京都市明細図(歴彩館版)を考察対象として、京都市明細図の作成時期を表紙・部分図・索引図の記載内容から遡及的に検討し、京都市明細図作成の背景あるいは目的を考察するための手がかりことを探り出すことを目的としている。検討の結果、(1)京都市三大事業の一つである上水道整備にともなう消火栓の設置から、大正7年4月1日に編入された隣接町村域の現存する部分図は、大正8年に開始された上水道整備工事の進捗に合わせて作成あるいは修正されたこと、(2)隣接町村編入前の京都市域の部分図は大正7年3月以前の作成で、隣接町村域の部分図も索引図記載の情報から大正7年3月以前にすでに作成されていたこと、(3)索引図に記載された最も古い情報は明治43年4月‐大正3年3月のもので、このころに京都市明細図の原型(原・京都市明細図)が作成されたか、あるいはすでに存在していた可能性があることが明らかになった。京都市明細図大縮尺図京都市三大事
A Study on the Intellectual Origins of Cultural Sociology From Geertz to Saussure, Levi-Strauss and Durkheim
本稿の主たる目的は,「カルチュラルソシオロジー(Cultural Sociology)」と総称されるJ.C.アレクサンダー主導のプロジェクトにかんして,「いかなるパラダイムが知的源泉として方法論と理論の両軸を織りなしているのか」という観点から考察することにある。全体の流れとして,前半部ではカルチュラルソシオロジーで追究されるアプローチについて概説するが,そのなかでC.ギアーツの解釈人類学,F.deソシュールの構造言語学,C.レヴィ=ストロースの構造人類学が「文化の解釈と説明」のために導入される概念的・理論的枠組の主要かつ重要な源泉としての地位を占めていることが明らかになる。後半部ではカルチュラルソシオロジーを「強いプログラム(strong program)」の文化理論たらしめているキータームといっても過言ではない「文化的自律性(cultural autonomy)」,とりわけ「社会形態の内的・意味的構成」の視点がE.デュルケムによって先取されていた事実を論証する。 文化を象徴的な意味体系(複雑に絡みあう意味を構造的にそなえたシンボル)として概念化したうえで,それらがいかに社会形態にストロングなインプット(意味的編成)をもたらす構成要因たるかを理論化しようと努めるカルチュラルソシオロジーのパースペクティブは,アレクサンダー自身はさほど言及していないものの,社会学というディシプリンの枠内でみれば,「観念による社会的実在の構成」や「シンボリズムによる社会生活の存立」に言及したデュルケムの表象論や宗教論にまで遡行される。これらの理論をカルチュラルソシオロジーの淵源に再定位する試みは,同プロジェクトが孕む課題に光をあてるだけでなく,その超克可能性を模索していくうえでの一助となりうる。カルチュラルソシオロジー知的源泉強いプログラム文化的自律性社会形態の内的・意味的構