Shokei Gakuin University
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Early Care and Education for 3-Year-Olds in Kindergarten
本研究の目的は、幼稚園入園期(1学期)の3歳児保育のポイントを実践分析を通して明らかにすることである。幼稚園の3歳児2クラスの担任保育者が立てた指導計画、保育の展開と子どもの姿及び考察を記したものを資料として、入園期の子どもたちの変化と保育との関わりを生活、遊び、保育者との関係、友だちとの関係に視点をおいて検討した。子どもたちは1学期、保育者との信頼関係を土台に園生活の主体として成長する。保育者との信頼関係は、保育者が子どもと一緒に遊び、楽しさの共感や思いを受け止めた肯定的な関わりを積み重ねることで築かれていく。また、保育者との遊びは友だちとの遊びの楽しさの共有につながり、それによって友だちとの関わりを楽しいと感じる関係が築かれていくと考えられる。本研究では、幼稚園入園期の3歳児保育のポイントとして、保育者が子どもと一緒に遊びながら思いを受け止め、肯定的に関わることの重要性が明らかになったと言える。Pdepartmental bulletin pape
Start and Development of Researcher Education at Tohoku University : The Historical Relationship between the Institutional Philosophy of "Research First" and Education
本稿では東北大学の理念とされている研究第一主義と大学での教育との史的関係を論じた。創設期の有力な教官の述べることからは、研究者養成の必要が述べられていることがわかる。そして彼らには教育と研究を分断して見ているところがない。しかし、戦後に学制が改革され、帝大からは格下と見なされていた学校が東北大に包摂されると、専門教育と一般教育の格差が生じただけでなく、旧帝大内に唯一の教員養成過程が存在することになった。包摂校の教員の人事上の扱いや、宮城教育大学としての教員養成課程の分離などを経た結果として研究第一主義は教育の軽視と見なされたところがある。本稿では以上をふまえ、東北大学の研究第一主義は研究を重視することで先行大学との違いを示す概念であって教育の軽視を示すものではなかったが、GHQ主導での強引な学制改革が学内に様々な格差を生み、研究第一主義は教育軽視であるとの評価を生んだと論じた。13P論文Articledepartmental bulletin pape
東日本大震災後の復興感に及ぼす要因の研究 : 石巻市・岩沼市・名取市
東日本大震災後の復興感に関して、名取市、岩沼市、石巻市の仮設住宅、復興公営住宅、 その他の地域住民を対象として震災後5年半を経過した時点で、476名に対してアンケート調査を行った。健康状態は、地域ごとでは岩沼市の健康状態が他地域に比べてよかった。 住居形態ごとでは、名取市と岩沼市の復興住宅が高くなっており、住居として復興住宅に落ちついたことが健康状態によい影響を及ぼしている。市民と行政との関係については、岩沼市は行政依存度が少なく、集団で物事を決める傾向が強い。一方、名取市は集団で物事を決める傾向が他所よりも低いという結果が示されている。地域への帰属感は岩沼市、石巻市、名取市の順で高くなっている。それぞれの地域における結びつきの強さでは石巻市と名取市は弱いと感じており、岩沼市は強いと感じている人が多い。復興感に与える要因としては、現在の生活への満足感と現在の地域への住み心地のよさが大きいという結果が示された。Pdepartmental bulletin pape
Ethical Judgments of Counselors' Behavior : Comparison between Undergraduates and Graduate Students.
The purpose of this study was to examine attitudes concerning counselors' professional ethics. 113 undergraduates and 32 graduate students of clinical psychology majors were asked to respond to questionnaire of 30 issues of ethical situations. Major findings from the comparison between undergraduates and graduate students included: (1)undergraduates' ethical judgments ranged more widely than graduate students, (2)undergraduates attached greater importance to enough information to clients about counseling and counselors' professionalism, (3)graduate students regarded not to have a multiple relations as the important things, (4)graduate students thought that counselors should explain their behavior to clients at sessions. Results suggested that ethical judgments of the general public were unclear, so counselors should be sensitive to ethical judgments and make a profound study.7P研究ノートNotesdepartmental bulletin pape
Pilot study of "Suicide Prevention Gatekeeper Training for University Students"
宮城県では、若者こころの支援モデル事業を発足し、県内大学生に対して自殺予防に関する理解促進に向けたゲートキーパー養成講座の実施を図っている。本稿では、2019年度に試験的に試みた大学生に対するゲートキーパー養成講座(以下、講座)の実施について報告した。A大学の心理学を専攻する1年生に対して、週に1回約90分の講座を3コマ実施した。講座の実施前後およびその2か月後に質問紙調査を実施し、45名から回答を得た。その結果、対象者のゲートキーパー自己効力感は講座実施後において向上し、かつ2か月後においてもその効果は維持されていた。自殺予防プログラムは各地で散見されるものの、実証的な効果検証は十分に行われていない。今後も若者の自殺予防プログラムを推進するとともに、効果検証についても合わせて行い、さらにはその効果の維持についての実証的な知見を蓄積していく必要があるだろう。8P研究ノートNotesdepartmental bulletin pape