Toyama Science Museum Repository
Not a member yet
772 research outputs found
Sort by
The dragonflies and damselflies of Toyama Prefecture, central Honshu, Japan in 2016
2016年(調査日数: 二橋199日,新堀215日)に得られた富山県のトンボ相に関する知見を採集・撮影記録とあわせて報告する.県内では72種が確認された一方、40年以上記録が途絶えているホンサナエ,遠方からの飛来種であるオオギンヤンマ,スナアカネ,タイリクアキアカネ,イソアカネ,オナガアカネ,ハネビロトンボ,アメイロトンボ,生息地を未調査であるカオジロトンボ,ムツアカネ,県内での最近の記録が少ないオツネントンボ,ネアカヨシヤンマ,アオサナエ,ヒメサナエ,タイリクアカネおよび近年激減しているマダラヤンマの16種は確認されなかった.2016年の特筆すべき記録としては,県内では57年ぶりにオナガサナエが記録されたことが挙げられる(不破・二橋, 2017).市町村単位(旧市町村区分を考慮)の初記録は,平村(現南砺市)のハラビロトンボ,細入村(現富山市)のエゾイトトンボ,モートンイトトンボ,ルリボシヤンマ,ミヤマサナエ,滑川市のオナガサナエ,オジロサナエ,舟橋村のハラビロトンボ,コシアキトンボ,上市町のオジロサナエ,立山町のオジロサナエ,トラフトンボ,魚津市のオジロサナエであった.departmental bulletin pape
Additional notes on the leaf-cutting bees in Toyama Prefecture
2016年8月に,富山県東部を流れる一級河川の黒部川で実施された河川水辺の国勢調査において,キバラハキリバチ(1♀1♂/2地点)とクズハキリバチ(1♀/1地点)が確認された.キバラハキリバチは富山県では初記録,クズハキリバチは5例目の記録となる.両種とも黒部川の高水敷に繁茂するクズを利用(キバラハキリバチは訪花,クズハキリバチは訪花と葉片採集)していたもので,クズハキリバチでは営巣場所も確認された.departmental bulletin pape
Records of vertebrate in Toyama Prefectrue, central Japan, 2016
2016年に魚類5種5件,両生類4種9件,爬虫類は4種5件,哺乳類は12種39件(海棲哺乳類を含む),鳥類は66種231件の富山県の脊椎動物の記録が得られた.県内で記録の少ないオコジョの冬毛個体の記録が1件得られた.departmental bulletin pape
A new species of the genus Paraleptosphaeroma (Crustacea: Isopoda: Sphaeromatidae) from the rocky shore of Miyakojima, Okinawa, southwestern Japan
沖縄県宮古島市城辺友利の岩礁海岸潮間帯からParaleptosphaeroma属(ヒラタウミセミモドキ属)の1種が発見された.本属には今迄に世界各地の熱帯・亜熱帯水域から互いによく似た3種が知られている.今回発見された種は,そのうち,インド洋から知られているParaleptosphaeroma indica Müllerに最も似ているが,(1) 腹尾節後端が丸みを帯びて尖り,へこみがないこと,(2) オスの第2腹肢の交尾針がまっすぐなこと,(3) 生殖突起(ペニス)が短く太いこと,(4) 胸脚全体に剛毛数少なく,特に内側の長い剛毛が無いこと,(5) 体の周縁の皮膜状の構造とともに見られる長短の2タイプの剛毛があること,(6) 第1腹肢の周縁の剛毛が少ないこと,(7) 第3腹肢の周縁の剛毛が多いこと,(8) オスの第2腹肢外肢周縁の剛毛が少ないこと,(9)大顎鬚の第2節の剛毛数が多いこと,(10)第1小顎基節内葉の歯の数が多いこと,(11) 触角の剛毛数が多いことで区別され,新種Paraleptosphaeroma japonica (和名:ニホンヒラタウミセミモドキ:新称)として記載した.本属の発見は日本では初めてである.departmental bulletin pape
Behaviors of chemical constituents in River Shomyougawa originated from acid hot spring in the Jigokudani of Mt. Tateyama
称名川支流の紺屋川には強酸性の温泉が供給されるため,紺屋川の水の酸の主体となる硫酸イオンや塩化物イオンの濃度は陽イオン成分の濃度と比べて2桁程度高く,しかも,塩化物イオン濃度の上昇に伴って硫酸イオン濃度も上昇した.紺屋川の重金属類には,塩化物イオン濃度に比例して濃度が上昇するホウ素,鉛,鉄,水銀などと、アルカリ土類成分の挙動に近い亜鉛,カドミウム,ヒ素などがあった.また,塩化物イオン濃度に対する重金属成分濃度の比率は1年ほどの間で変化していることから,温泉活動に何らかの変化が起きていると考えられた.
紺屋川から称名滝までの区間では,流入水による希釈に伴うpH上昇で、鉄の水酸化物が形成され,これによってセレン,ヒ素,6価クロム,水銀が完全に吸着除去されていた.また,称名滝の下流側では,アルミニウムとマンガンが水酸化物などを形成して沈殿除去され,さらに,流入水によって希釈されることにより,称名川の末端の藤橋での水質は、水利用に全く問題のない状態に改善され,常願寺川に合流していることが分かった.Strong acid hot spring water was supplied to the Kouyagawa River of the Shomyo River water system in the Jigokudani Valley. Heavy metals such as Cd, Zn, B, Pb, Cr6+, As, Fe, Al and Hg were detected in water of the Kouyagawa River. Concentration ratios of heavy metals to chloride ion in water of the Kouyagawa River were changed from November 2015 to November 2016. The water quality at Fujibash-bridge where is end of the Shomyogawa River was improved in the state that there was no-problem for various water supply by a dilution of chemical constituents, a precipitation removal of the hydroxide of iron and aluminum formed by a rise in pH with dilution and an adsorption removal of the heavy metals with hydroxide of iron and aluminum. In this way, water quality of Shomyogawa River become excellent and flow into Joganji River.departmental bulletin pape
The present situation of Fontinalis antipyretica in Toyama Prefecture
富山県内でのクロカワゴケの分布地は、2009年には2産地あったが,2016年の調査では1産地となり,その生育地も生育範囲が大変狭く,絶滅の危機に瀕していることがわかった.departmental bulletin pape
Records of marine mammals in Toyama Bay, Sea of Japan, during the year 2015
2015年の富山湾(富山県側)で鯨類の漂着,目撃情報を収集した.2015年はマイルカ科のカマイルカLagenorhynchus obliquidens の漂着6例6個体,目撃3例と,ネズミイルカ科のイシイルカ(イシイルカ型)Phocoenoides dalliの漂着が1例1個体確認された.両種とも富山湾では既知種である.カマイルカの12月の目撃情報は,北上初期に富山湾へ来遊した個体と考えられ,富山湾では最も早い時期のカマイルカの目撃情報であった.イシイルカは富山湾での記録は少なく,今回が3例目であった.departmental bulletin pape
The dragonflies and damselflies of Toyama Prefecture, central Honshu, Japan in 2015
2015年および2016年1月(調査日数: 二橋199日,新堀196日)に得られた富山県のトンボ相に関する知見を,採集・撮影記録とあわせて報告する.富山県から記録のある88種のうち76種が確認された.これら以外に,ギンヤンマとクロスジギンヤンマの種間雑種も確認された.市町村単位(旧市町村区分を考慮)の初記録は,婦中町(現富山市)のオツネントンボ,立山町のモートンイトトンボ,八尾町(現富山市)のネアカヨシヤンマであった.初見日の更新は,ホソミオツネントンボ(6月19日),オオアオイトトンボ(6月1日),コオニヤンマ(6月3日),ダビドサナエ(4月28日),オジロサナエ(6月7日),ミヤマサナエ(6月9日),キイロサナエ(5月17日),チョウトンボ(6月3日),リスアカネ(6月8日),アキアカネ(6月5日),マユタテアカネ(6月13日),コシアキトンボ(5月14日)の12種,終見日の更新は,オジロサナエ(9月22日),タカネトンボ(11月5日),アキアカネ(1月4日),キトンボ(12月25日)の4種であった.departmental bulletin pape
Records of Asiatik black bear (Ursus thibetanus japonicus) in Toyama City, Toyama Prefecture, during the year 2015
2015年の富山市のツキノワグマの出没状況を報告した.富山市全体で23メッシュ(1メッシュは約1 km×1 km),24件の出没(実質件数)があり,4~8月には,18メッシュ,21件,9~10月には5メッシュ,5件と,秋は春・夏より出没が少なかった.2015年秋の出没件数は,2005年以降,最も少なかった2009年と同程度であったと考えられる.departmental bulletin pape
Use of the persimmon trees by Japanese black bear in Toyama Prefecture, during autumn in 2014
富山県内の小河川流域19地域で, 2014年秋につけられた爪跡の有無を調査した.19地点のうち, 11地点で爪痕がみられ,その内7地点で爪痕のあるカキの木の割合は10 %未満,3地点で10~25 %であったが,2地点(神通川上流,,黒川上流)で40~50 %と高い割合を示した.2014年秋は神通川上流でクマの出没が多かったことが知られ,このことが,一部の地域で、2014年秋の爪痕の割合が高かったことを反映していると考えられる.departmental bulletin pape