Nagasaki Prefectural University Academic Repository
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    観光資源としてのコンテンツの可能性についてのアクションリサーチ型研究~佐世保市における事例を中心に~

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     本研究はコンテンツツーリズム(CT)の地域への影響、消費者・観光客のニーズに対応できる産官学連携のあり方を提示することを目的とする。既存研究はアニメ聖地巡礼等を地域活性化につなげた事例の分析や経済効果の測定に関する研究が多いが、CT推進過程の初期段階に焦点を当てた研究は多くない。  そこで30年度は、CT振興に着手して間もない長崎県佐世保市を事例に産官学関係者との連携でアクションリサーチを行い、今後の展望と課題を考察した。  佐世保市では、旧海軍鎮守府創設130周年を記念してコンテンツ『艦隊これくしょん』を活用した「鎮守府巡り」などのイベント開催、地元商店街との連携が図られ、観光客増加に寄与したことが確認できた。  しかし、行政や主催団体への調査の結果、他の地域資源や観光資源と結びつけた一過性ではない持続力ある運営組織の必要性、商品・サービス展開時にファンやコンテンツホルダーとの良好な関係構築が課題として明らかになった。30年度得られた成果を基に、より地域特性を精査し中長期的なCT推進のあり方を検証することが今後の課題である。カラー図版あ

    長崎県の潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録を見据えた国際行政施策の比較研究

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     世界遺産の推進に関する調・研究を行った。調査対象地は、マカオである。マカオ市内では長崎県と同様に複数の遺産から構成される世界遺産が登録されている。現地調査では,これらの遺産について、活用と保全の状況を現地の文化財課からヒアリングを行った。まず、遺産の保全は各施設の管理者に任されており、住民協力という視点はあまりみられなかった。  これは、遺産の多くが宗教系の施設であるためである。活用という観点では、観光の中心的なルートの近辺にある施設の周囲は、多くの観光客でにぎわっているものの、ルート外の施設ではあまり訪問客がみられなかった。その理由のひとつは、それら施設への標識などの案内がなく、ガイドを通じた観光案内がない限り、個人客が行き難いためである。  マカオ市では、この点、主要な観光ルート上は無料のwifiがあるものの、ルート外にはないため、観光客を逃している点が弱みと考えられる。結論として、主要ルート外の遺産への認知度が低い点が課題である。近年、観光客増加に伴いマカオ歴史地区周辺を中心に住民の参加、行政との協議の場も少しづつ増加傾向にあるが、市民への認知度の低さ、行政(マカオ文化局)の透明性の低さが課題となっていることがわかった

    長崎県産農産物の機能性解明と機能性食品開発

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    対馬固有のソバである「対州ソバ」の葉および近年長崎で栽培されている「キクイモ」の機能性を発揮する成分を明らかにすることを目的として研究を行なった。対州ソバ葉に含まれるルチンが対州ソバ葉の脂質代謝改善作用に強く関与してことが明らかになった。また、食物繊も関与している可能性が示唆された。長崎県産キクイモが肝臓脂質濃度低下作用を有することが観察され、キクイモに含まれる水溶性と不溶性食物繊維の両方がそれぞれ異なるメカニズムで発揮することが認められた。対州ソバ葉とキクイモの脂質代謝改善作用のメカニズムが明らかになったことで、これら長崎県産農産物を用いた機能性食品開発への期待が高まったと考えられる

    長崎県活性化を目指した南島原産新タマネギの栄養機能性と呈味特性の解明

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     本研究では、長崎県活性化を目指し、南島原産新タマネギの栄養機能性および呈味特性を明らかにした。試料には南島原産の新タマネギであるスーパーアップ(SU)と加津佐13号(K13)を用い、比較には七宝早生7号(S7)を用いた。抗酸化能の指標であるDPPHラジカル消去活性と抗酸化物質と、呈味特性として味覚応答を検討した。DPPHラジカル消去活性とケルセチン含量は、S7と比べてSU、K13で高値を示した。ビタミンC含量はS7と比べてK13で高値を示した。味覚応答では、S7と比べてSU、K13ともに酸味と渋味刺激が高値であり、旨味と塩味は低値であった。以上より、S7と比べて、SUとK13はともに高い抗酸化能を有しており、これはケルセチンやビタミンC含量が高いためであることが示唆された。一方、SUとK13の呈味特性はS7よりもやや劣っていることから、南島原産新タマネギのアピールポイントとしては抗酸化能が高い点が利用可能であると考えられた

    CIF Contract Reconsideration and BLOCKCHAIN

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    Consumer Education and Food Education in Korean Universities

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    A study of factors related to maternal diet and growth of children using infant health checkups

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    大阪市内A区、奈良県内B市、福岡県内C市において、2014年12月~2016年3月の間に出生した児の母親に対し、3または4か月児健康診査から1歳6か月または9か月児健康診査および3歳児健康診査まで、母親と受診児の身体および食生活状況に関する前向きコホート調査を行った。3または4か月児健診では、妊娠前、妊娠中の食生活を振り返って回答することとした。低出生体重児の母親は、妊娠前・妊娠中・授乳期において、1食あたりの野菜料理の摂取量が2,500以上児の母親より低く、両群ともに野菜料理は妊娠中に減少、果物、乳類は妊娠中には増加することがわかった。また、1歳6か月児またたは9か月児健診時の調査では、朝食を毎日摂取する母親の児において、朝食を毎日摂取,朝食を家族全員で共食,間食時刻を決めているという望ましい行動がみられ、児の起床・就寝時刻も早かった。図版あ

    Diaspora trajectory-Hansen's disease family lawsuit-

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    もともとギリシャ語で、土地を追われ続けるユダヤ人を意味する「ディアスポラ」。ディアスポラからは、世界の矛盾だけでなく、抑圧される側の逞しさやしたたかさ、強さなど人間そのものの姿も見えてくる。 本稿では、このディアスポラを「抗えない大きな力によって故郷を追われ人生の変更を余儀なくされた人たち」と広義に捉えハンセン病元患者やその家族を考察することにした。2016年2月に提起されたハンセン病家族訴訟の原告団長、林力は父親がハンセン病であったことで幼い頃から差別にあい、貧困の中で成長した。教師になった林は同和教育に没頭する。背景には、同じ「差別」の中を生きるものとして、差別への怒り、そして被差別者への共感があった。やがて林の中に、抑圧されても強く生きる人たちに対する尊敬の念が生まれていく。そして親がハンセン病であったことを社会に告白し、単身、差別する社会を問う活動を始めるのである。林の思考は、教育の本質を問い、更に差別や偏見を放置してきた社会を問う活動に広がっていく。林の多くの著作をもとに、彼の人生の軌跡を追い、ハンセン病の家族であることが彼の人生をどう決定づけたのかつぶさに追うことができた。マスメディアでは、彼らの「負の側面」を強調しがちであるが、このような「人間が本来持つ力」について知ることも大切ではないかと思う。ディアスポラを「抗えない大きな力によって故郷を追われ、人生の変更を余儀なくされた人たち」とするならば、水俣病への偏見で故郷を離れた人もいるし、東日本大震災の原子力発電所の事故で福島を出ざるを得なかった人たちもいる。効率を追求してやまない世界で、いつ誰が、ディアスポラになるかわからない世の中であるならばなおさらのことである

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