Nagasaki Prefectural University Academic Repository
Not a member yet
1627 research outputs found
Sort by
長崎の高齢被爆者が語る結言(ゆいごん)~あのころ子どもだった私が見たくらしと健康~
長崎原爆被爆高齢者が孫世代の看護学生に語るライフストーリーから高齢被爆者の体験を明らかにすることを目的とした。高齢被爆者7名にインタビューを実施した。うち2名の高齢被爆者が被爆体験を語る意味の分析結果を報告する。高齢被爆者が体験を語る意味は【社会情勢への危機感】【愛と平和の希求】【次世代への伝承役割の自覚】【逃れられない被爆時の記憶を踏まえた語りによる自らの人生への意味づけ】であった。原爆被爆高齢者は、戦争や犯罪、自殺といった現代社会が抱える様々な問題に対し【社会情勢への危機感】を覚え、その状況を生み出しているのは人と人の関係性の欠如が理由であり、平和だけ追い求めても駄目だと考え【愛と平和の希求】をしていた。そして、被曝体験をしたからこそ語れるのだ、伝えることは義務だという【次世代への伝承役割の自覚】や、語りを聴いてもらい体験を分かってもらえることによって【逃れられない被爆時の記憶を踏まえた語りによる自らの人生への意味づけ】をすることが被爆体験を語る意味の構造であることが示唆された
長崎県民と長崎を訪れる外国人の心と命を守るためのサービス・ラーニング
今年度は、サービス・ラーニングの一環として、以下①~⑤の活動を行った。①昨年度開発を目指したリストバンドを成果物として完成させた。②今年度から始まった学長プロジェクト「学生と教職員の共創よる安心安全な大学づくり」との協働により防犯講座を実施した。③学内災害対策チームとの協働ならびに公共政策学科の学生2名とともに、防災キャンプ、防災パンフレットの作成、防災訓練の実施に取り組んだほか、洪水ハザードマップと防災カレンダーを作成した。④実践経済学科の3年生専門演習の芳賀ゼミ内において、「地域防災活動を用いた環境教育貢献」と「郷土玩具を用いた地域発展について」とする2つの取り組みを行った。⑤経営学科の留学生による「中国に短期留学する学生へのアドバイス」とした研修会を実施したほか、中国語学研修に参加した学生による後輩へのアドバイスを取りまとめた
長崎県域離島のポテンシャルに関する多角的分析
"関係人口」創出・拡大との関係で県内離島地域のポテンシャルに成り得るものを各メンバーの専門分野の視点で抽出し、国内外の先進事例を参考にしつつ、長崎県内の離島地域の特性に合った社会モデルの提言を試みることを目的に、2回の研究会を開催した。
各メンバーの専門領域をふまえた問題関心の確認を試みたわけだが、成果は、①異なる専門領域を持つメンバーの離島へのアプローチ方法を共通理解できたこと、②離島研究における学際的かつ多角的な取り組みの有効性が確認できたことであった。
Evaluation of health effects of the peel of Citrus unshiu in human
ヒトにおける長崎県産温州みかん果皮パウダーの継続摂取による健康効果を検討した。
20 代の健常成人女性7 名を対象に、長崎県産温州みかん果皮パウダー10g を10 日間摂取してもらった。
試験物質摂取前後の排便頻度および性状調査、体組成測定、腸内細菌叢解析ならびに血液検査を実施し、その効果を検討した。
試料摂取前後の体組成および血液成分は全ての項目で変化が認められなかった。排便頻度は試料摂取前と比較して摂取後に6 名が増加し、便性状は7 名中4 名に改善が認められた。腸内細菌叢は微生物群集構造の変化が認められたが、Bifidobacterium, ならびにLactobacillus の比率に変化はなく、プレバイオティクス効果は認められなかった。このことから排便状況の改善は、みかん果皮パウダーに含まれる食物繊維の保水性が便を軟らかくするとともに、便の重量および体積が増大することで排便の頻度が増加した結果であると考える