MMU Repository of Academic Resources (Miyazaki Municipal University)
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A Computer Simulation of Luminescence Decay Curves
励起状態にある分子による発光の減衰曲線を解析する手段として、コンピュータによるシミュレーションを行うことを試みた。シミュレーションは、励起状態にある分子が基底状態に遷移する確率をランダムな数で表すことで行った。その結果、励起状態にある分子が自然放出をして基底状態に戻る場合は、単純な指数関数によって表わされるような減衰曲線を得た。エネルギー移動が起こる場合は、アクセプターの分布がランダムであるモデルを作成し、自然放出とエネルギー移動の2つの過程を緩和過程とし、双方ともにランダムな数で遷移確率を表すことでシミュレーションを行った。その結果、減衰の初期段階では速く減衰し、その後は遅く減衰するような減衰曲線を得た。このことから、ランダムな数を使うと励起状態にある分子の量子力学的なふるまいのシミュレーションを行うことが可能であることを見出した。複雑で理論式を構築することが困難な系においても発光減衰曲線を解析する有効な方法として使用可能であると結論した。departmental bulletin pape
The Role of Motivation in ESL/EFL Learning
According to Harmer (2007a), it is accepted for most fields of learning that motivation is essential to success: we have to want to do something to succeed in it. Harmer (2007b) also states that a variety of factors can create a desire to learn. In this paper, we will examine what kind of role motivation palys in ESL/EFL learning.departmental bulletin pape
On the Acquisition of Genitive Case in English
母語としての英語獲得の初期段階にある子どもは、持ち主と物との所有関係を表すのに属格人称代名詞(genitive personal pronoun)を用いて持ち主を表すのに、普通名詞や固有名詞には属格'sを付けずに表す。この事実を説明するために最近の研究から次の2つを前提とする。第一に、名詞句に節構造に対応する左周辺部(Left Periphery)があり、節構造も名詞句構造も3つの階層に分かれる。第二に、3つの階層構造はそれぞれ対応するインターフェイスで解釈を受ける。これらを基に本稿は3つの仮説を提案する。(ⅰ)統語領域XP(左周辺部)の解釈をするインターフェイスは、XPより下位の統語領域YPに付加された要素も解釈する。(ⅱ)ある範疇Xが獲得されていない段階でも、子どもは既に付加構造を獲得しているので、XPがなくても下位のYPへの付加要素をXPのためのインターフェイスで解釈する。(ⅲ)その範疇Xが獲得されると、YPへの付加要素をXの指定部として再分析し、XPのためのインターフェイスによって解釈するようになる。本稿の提案は、現代英語において所有属格を表すDPは名詞句内部の話題(topic)であるという分析と一致する。また、3種類の属格名詞(主格属格、所有属格、時間名詞属格)の名詞句内部での統語位置と属格'sの投射に関する相違は、英語獲得の過程の名残であると論じる。departmental bulletin pape
Teacher Burnout: Factors and Prevention
精神疾患による休職者の増加など、教師のストレスやメンタルヘルスをめぐってさまざまな問題が指摘されている。心身ともに疲弊し、バーンアウト(燃え尽き)する教師も少なくない。教師バーンアウト要因には教師の個人差要因も指摘できるが、教師と言う求人援助職そのものがバーンアウトしやすい特徴を持っていると言える。教師は協働したり、相互にサポートし合うのが難しい環境にあるため、孤立や疎外を起こしやすい。独特の教師文化、学校文化も教師の疲弊の一因であると言える。さらに、行政上の仕事、学校外からの過多の期待、豊かな家庭に育った子どもたちとの関係づくりなど、教師の疲弊を加速させる現代的な要因もある。教師バーンアウトは教師個人の問題と言うより、教師を取り巻く職場環境や人間関係、現代社会の抱える諸問題にその原因があると言える。教師バーンアウトの軽減・予防にはグループワークが有効である。特に、仕事を共有し、具体的な作業を通して共同化を図る「インシデント・プロセス」について紹介する。departmental bulletin pape
The Current Situation and Action Assignment of Instruction and Support for Would-Be Educators in Miyazaki Municipal University
本学には、「英語」(中学校教諭1種及び高等学校教諭1種)と「情報」(高等学校教諭1種)の教員免許状を取得するための教職課程が設置され、毎年多くの学生が教職課程を履修している。平成9年3月の卒業生から今日まで、144名(把握できた者)が公立学校の英語教諭として採用され、各地で活躍している。 本学に第2種非常勤講師として勤務して5年になる。勤務以来、これまでの経験を生かしながら、教員志望の学生・既卒者に対し、様々な指導・支援を行ってきた。学校現場の実態を知ってもらうための体験活動の場の提供や教員採用選考試験(以下、「採用選考」という。)に向けての勉強会、面接指導等である。また、平成23年10月1日、私の研究室のドアに「教職支援室」というプレートが設置された。 現在、各県・市教育委員会で実施している採用選考においては、優秀な人材を確保するため、採用選考の実施方法や特別選考枠などの工夫をしており、選考方法が多様化している。 また、東京都を中心とする首都圏では、団塊世代の定年退職により、数年前から教員採用者数は増加傾向にある。一方、地方では、児童生徒数の減少による学校の統廃合等が進む中、昨年度から教員採用者数が上向きに転じた自治体もある。しかし依然として、教職への道はかなり厳しいものがある。 更に、教員免許制度が大きく変わろうとしている。平成24年8月28日、中央教育審議会が「教職生活の全体を通じた教員の資質能力の統合的な向上方策について」を答申した。答申では、教員養成の改革の方向性として、教員養成を修士レベル化し、教員を高度専門職業人として位置付けている。また、教員免許状については、「一般免許状(仮称)」、「基礎免許状(仮称)」、「専門免許状(仮称)」の創設を謳っている。このことは、本学の教育課程にも大きく影響するため、今後、修士レベル化への段階的な移行を目指して、修士レベルの課程への接続を念頭に置いたカリキュラム等の検討を行っていく必要がある。 本学勤務5年の節目を迎え、また、教員免許制度の改革の方向性が示されたことに伴い、本学の教育課程についても検討の時期に来ていることを考え、論文を執筆したいと考えた。 そこで本稿では、本学における採用選考受験者の現状を述べ、今後の採用選考の採用者数の推移等を分析しながら、この4年間の教員志望の学生・既卒者に対する指導・支援の実践を紹介するとともに、今後の検討課題について考察していく。departmental bulletin pape
The Special Feature of Policy Deployment in Hashimoto Osaka City Government
橋下徹氏は大阪都構想実現のため、大阪府知事職を任期途中で辞任し大阪市長選挙に出馬するという前代未聞の行動に出て、2011年12月大阪市長に就任した。その後、大阪都構想実現に向けての市政改革に積極的に取り組んでおり、就任1年が経とうとしている。一方、橋下徹氏が代表の「大阪維新の会」は国政進出を目指し、公約の「維新八策」を掲げ国政新党「日本維新の会」を立ち上げるなど、今や国政レベルの台風の目となっている。本論文は、このように、現在、全国において最も注目されているともいえる橋下徹氏が担う大阪市政について、その政策展開の特色を明らかにするものである。departmental bulletin pape
A Trend and Characteristic of "The Education Day(Week)" Establishment -Focus on the Trend of the Prefectural Level-
「教育の日」は、2000年12月の「教育改革国民会議報告-教育を変える17の提案-」のなかで「『教育の日』を設けるなど、地域における教育への関心と支援を高めるための取組を進める」べきであると提言され、宮崎県でも、2006年以降「みやざき子ども教育週間」が定められている。そこで、本稿は、わが国における「教育の日(教育週間)」の制定動向ならびに特質について、特に都道府県レベルの動向に焦点をあてつつ明らかにする。departmental bulletin pape
Miyazaki of the Late Tokugawa Period to Know from a Public Diary
近世期の延岡藩領宮崎郡村々に関する庄屋日記は、管見の限り現在二冊しか残されていない。このうち跡江組浮田村庄屋を勤めた湯地栄四郎が残した「諸品控帳」は、安政二年末から明治三年八月まで記された御用日記である。内容としては郡内の村役人関係や年貢諸役、寺社祭礼、往来、失業・生活、事件・騒動など多彩である。この御用日記から幕末期の宮崎郡村々がどのような状況にあったのか、村人たちはどのように生きていたのかを明らかにするために、四章に分けて考察した。 第一章では宮崎郡支配の仕組みについて、宮崎役所と組・村との関係、代官と村役人、大庄屋元詰を通して明らかにした。第二章では宮崎郡の年貢と諸役について、太田組を対象に年貢上納米と運上銀、郡中勘定および献納賦課銀について考察した。 第三章街道と村では、宮崎郡を往来する諸階層の実相と長州出兵時の出役状況を明らかにした。第四章では、災害とその対策のあり方を示すとともに、郡中の灌漑用水(溜池)の造成状況について明らかにした。departmental bulletin pape
Introduction to English Class Assessment Using PACS
本学ではFDのために学生の授業評価を開学の早い段階から行ってきているが、この評価は教員の資質向上のためのものであり、受講した学生にとっては結果が授業終了後に知らされるわけで受講した授業方法・内容が改善したかどうか、二度同じ授業を取らない限りの検証しにくいものである。単位を一旦取った授業は再度受講することはないのが普通である。そうなれば改善を願って記入された授業評価アンケートが本当に効力を発揮するかどうかは、結果を受け取った教授者の良心に委ねられているし、例え良心があっても技量不足で改善されないこともある。 多くの授業評価・自己評価は紙面ベースで行われるのであるが、本学で考えるPACS(Personal Assessment Check-list System)は、携帯電話機・スマートフォン・PCなどの電子メディアを通してアンケートを採るシステムである。従来の紙面ベースのアンケートに比べ、データ処理が格段に高速化されるはずである。 本学で考えるPACSは、教員の資質向上の観点だけでなく、学生の到達目標の達成実現、学生自身の成績の現状把握、学習意欲の向上などをめざして導入しようとするものである。これらの観点をふまえて本稿では英語授業に特化してその応用を考えていく。departmental bulletin pape