Osaka Kawasaki Rehabilitation University Repository
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Nursing Mental Care of Young Patients with Cancer Undergoing Fertility Preservation
医学の進歩によりがん患者の生存率は向上しており、若年がん患者は原疾患の治療前に妊孕性温存療法を考慮する状況となっている。原疾患を告知された患者と家族は、精神的に不安定の中、原疾患治療開始までの限られた時間の中で妊孕性温存療法についても受けるかどうか決定しなければならない。妊孕性温存実施施設の看護師は適切な情報提供だけでなく、患者や家族の不安な気持ちに寄り添い、疑問に思うことや希望することを傾聴する役割がある。看護師が患者や家族の緊張を短時間で和らげ信頼関係を築くためには、患者個々の背景に沿ったさまざまな角度からアプローチをしていくことが大切であることが示唆された。Due to advances in medicine, the survival rate of patients with cancer is improving. Various cancers and their treatments can cause infertility. Young patients with cancer may therefore consider fertility preservation prior to undergoing cancer treatment. Decisions must be made about it in a comparatively limited amount of time. Nurses not only provide appropriate information during this time, they also stay close to patients and their families. To relieve anxiety within this short time and to build a relationship of trust, it is important for nurses to approach the mental needs of patients in this situation from various angles according to their individual background.Original Articlearticl
入院患者のリハビリテーション効果に及ぼす 意欲と認知機能の影響
修士2022 年1 月1 日~ 2022 年12 月31 日までの一年間に社会医療法人わかくさ竜間リハビリテーション病院に入院した221 名(言語聴覚療法を処方された入院患者の80%; 脳血管疾患146 名・廃用症候群75 名)について、意欲低下および認知機能低下がリハビリテーション関連因子へどのような影響を及ぼすかを検討した。入院時の意欲、認知機能、摂食嚥下機能を、それぞれVitality Index(VI)、改訂版長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)、摂食嚥下障害臨床的重症度分類摂食嚥下能力グレード(藤島の嚥下グレード)にて評価した。退院時FunctionalIndependence Measure (FIM)利得と入院時のそれぞれの機能評価尺度の相関係数をSpearman の順位相関係数を用いて検討した。対象者を脳血管疾患患者群と廃用症候群患者に分けて、入院時のVI 得点(6/7 点)、HDS-R 得点(20/21 点)、BI 得点(40/45 点)、藤島の摂食嚥下グレード(7/8 点)で2 群間に分け、従属変数をFIM 利得としてMann-Whitney のU 検定と効果量判定を行った。また、入院初期の機能評価により、退院時FIM 利得を予想することができるかどうかを知るために、入院時から毎月の機能評価により意欲(VI)と認知機能(HDS-R)が段階的に改善を認めた群とそうでない群とに分別し、Mann-Whitney のU 検定を行った。
脳血管障害患者では、入院時のVI 得点(意欲)と入院時の長谷川式簡易知能評価スケール得点(認知機能)が高い群は退院時のFIM 利得が高かった。廃用症候群患者では、入院時の意欲の高い群に有意なFIM 利得の改善を認めたが、認知機能については差異を認めなかった。意欲低下と認知機能低下のどちらがリハビリテーション効果に大きな影響を及ぼすかをFIM 利得への効果量で評価したところ、廃用症候群患者では意欲の方がより影響を及ぼしていたが、 脳血管障害患者では差異を認めなかった。入院初期のVI 得点とHDS-R の推移により、退院時のFIM 利得への影響を予想できるかどうかについては、脳血管障害患者において入院初期に認知機能が改善する者は、退院時の認知FIM 利得が大きいことが示された。articl
地域在住高齢者のプレフレイル有症と食欲との 関連性について
修士【背景】 フレイルへの対策には強く推奨される事項として運動療法、条件によって推奨される改善方法に栄養療法がある。しかし、栄養介入以前に食欲の低下があるとプレフレイルやフレイル有症者の栄養状態の改善は進まない可能性が容易に推測される。よって、フレイルおよびプレフレイル有症者に対して、単に栄養介入を行うだけではなく、栄養介入前の食欲低下についての調査が必要と考えた。
【目的】 地域在住高齢者のプレフレイル有症と食欲低下の関連性を調査すること。
【方法】 地域在住高齢者204 名 (男:53 名、女:151 名、年齢:74.1 ± 6.6 歳) を対象に、身体的フレイル、食欲、食習慣、高齢者のうつの評価を行い、ロバスト群と身体的プレフレイル群の2 群に分け、単変量解析を行った。有意差を認めた項目には多変量解析を行った。なお、有意水準は5 % とした。
【結果】 ロバスト群が99 名 (48.5 %)、身体的プレフレイル群が105 名 (51.5 %)であり、単変量解析の2 群比較では食欲低下、うつ傾向、注意機能に有意差を認め、多変量解析ではプレフレイルの独立関連因子として食欲低下のオッズ比:3.703、うつ傾向のオッズ比:0.246 を認めた。
【結論】 プレフレイル有症群は食欲低下、うつ傾向が独立関連因子であることが示唆された。低栄養状態の改善を図る場合には、食欲低下を考慮する必要性があると考えられた。articl