Ishinomaki Senshu University
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An "Origin" of a Monograph of Urban Ethnicity : On a Study of Subjective Factor in Social Life and Thomas and Znaniecki's Reality in The Polish Peasant
本稿は、初期シカゴ学派の代表的モノグラフであるW・I・トマスとF・ズナニエツキ『ヨーロッパとアメリカにおけるポーランド農民』(以下『ポーランド農民』)の方法論である「社会心理学的アプローチ」あるいは「主観的要因研究」を、特に「第二巻第三部アメリカにおける移民の組織化と解体」の「1 移民の組織化」(この部分は三章から構成)に描かれた社会的世界の「現実」と合わせて考えることで、彼らのモノグラフにおける移民研究の「リアリティ」や問題意識の位相を考察する。それは、越境と異質性の社会を生きる「個人=行為体」の「生き方」や「のりこえ」やアイデンティティを主題とする筆者の都市エスニシティ論のエスノグラフィックでモノグラフ的な研究の「源流」を考えるひとつの試みでもある。departmental bulletin pape
ビジネス小説が語る経営学 : 企業とプロジェクトにおけるビジネスパーソンの人生
ビジネス小説で語られる物語は事実そのものではない。ただ、登場人物の個性がある程度デフォルメされ、それら人物をめぐる個人的な背景は読者の興味を引くような形で「脚色」されているものの、人物を取り巻く社会、経済、企業の舞台設定は事実に基づいていることがほとんどである。ビジネス小説には業界の専門知識を与えてくれるとともに人間が職場で何を感じ、どう考え、どう振る舞うかについても描かれているのである。これからビジネス社会に出ていく若い人たち、そして現在、ビジネス社会に身を置いている人々に様々な状況のなかでどのような人生を刻んでいくべきかを教えてくれる。無機質な経営学書ではなかなか学べない、職場での生身の人間の意志と感情を、物語を通してあぶり出すのがビジネス小説である。本稿では経営学の分野の知識に関連させつつ、戦後に書かれた優れたビジネス小説が描いた日本のビジネスパースンの生き様を読み解こうとするものである。なお、本稿は小林守(2022a)、(2022b)、(2023a)、(2023b)、(2023c)、(2024a)、(2024b)の内容をもとに新たに大幅に加除したうえで統合したものである。departmental bulletin pape