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中性子検出用酸化物シンチレータ材料の結晶育成と光学特性評価《若手研究者の紹介》
Novel inorganic neutron scintillators with high heat durability and chemical stability are required to replace 3He gas detectors. Several inorganic materials, such as Eu:LiCaAlF6 and Ce:Cs2LiYCl6, have already been developed; however, the chemical stability of such fluoride or chloride compounds is low, which limits their use. Our group has studied Li-containing silicate phosphors. In this report, the synthesis, crystal growth by the flux method, and luminescent properties of lanthanide ion-doped Li2CaSiO4 are discussed. Eu, Sm and Yb doped Li2CaSiO4 specimens were synthesized in a deoxidized atmosphere, and Eu:Li2CaSiO4 exhibited the highest luminescent intensity. Non-doped Li2CaSiO4, Ce:Li2CaSiO4, and Eu:Li2CaSiO4 single-crystalline specimens were successfully obtained using a LiFLiCl eutectic flux. In addition, as a further material exploration, the results of the thermal analysis for Li2SrSiO4 and Li2MoO4 are indicated in the latter part of this report.textapplication/pd
社会的自律性が要請される現代の情報システム
人間にとっての情報とは、そもそも生存するための行動に必要な外界や自分の状況を知るための手がかかりといえ、そのような時々刻々変化する状況を認知するための情報を伝え記憶する人間の営みは、文明の萌芽を促し社会の発展にも貢献してきた。その文明史を大きく変貌させた出来事が、絵や記号による文字の登場とそれを表記するための技法の開発であったといえよう。言語を文字化して媒体となる物質に刻みつけることにより、文明の礎となる知の伝達量や範囲を飛躍的に拡大できたからである。しかし、このように情報メディアが人間の身体性を離れて成立するためには、情報を表現する媒体や媒体上への表現方法が社会に定着していることがまず前提となる。それと共に、その媒体を保存し管理するためと搬送し伝播するための仕組みや、それを実践する人間組織といった実務システムの構築が不可欠である。この実務システムこそが私たちの情報システム認識の礎をなすものであり、情報行動を常とする人間社会の基盤として、人間組織の仕組みや技術を所産とする文明と共に発展してきた所以でもある。しかし現代のコンピュータベースの情報システムは、社会の合理化を推し進め、その利用者に多大な利便性をもたらした反面、その利用者を困惑させ貶め、社会を分断し崩壊へと導くようにも作用し、情報システムの社会的信頼性を失墜させるような事態を招いている。しかも、情報システムと共に発展してきた情報メディアの進展は止まるところを知らず、人の手を借りずに一人歩きして、あたかも事実のように人々に語りかけるだけでなく、人工知能技術の普及がその語りをさらに「もっともらしく」するため、真偽の見分けも困難にしつつある。本論文では、知の記録や伝達を担う媒体である情報メディアの発展段階に着目して、文明社会の基盤である情報システムの発展経緯を整理分類すると共に、その歴史的変遷より見出せる文明の萌芽から現代の高度情報社会へと至る社会的な文脈を踏まえ、現代の情報システムに要請される社会的自律性について議論する。textapplication/pd
二代目市川團十郎日記詳解 第九回(享保十九〔一七三四〕年六月十九日〜二十四日)
本稿で、享保期江戸歌舞伎界で活躍した二代目市川團十郎(元禄元〔一六八八〕年〜宝暦八〔一七五八〕年)の日記を詳しく読解する。文献が少ない江戸享保期における貴重な資料でありながら、これまで分析されることがなかった二代目團十郎の日記には、舞台制作の詳細はもとより歌舞伎役者の日常生活が縷々綴られている。これらを読み解くことで、当時の歌舞伎役者のありのままの姿を、また歌舞伎界の転換期とされる享保期江戸歌舞伎の実態を解明していく。textapplication/pd
日本語母語話者教師の判定に基づく発音項目の指導重要度に関する検討 : 中国語を母語とする日本語学習者のために<研究論文>
中国語を母語とする日本語学習者に対する発音指導の重要性を定量的に検討するため,本研究では現役の日本語母語話者教師 34 名を対象に,36 の発音項目についてアンケート調査を行った。各発音項目の指導重要度を「1.まったく重要ではない」から「6.非常に重要である」の 6 段階で評定させた結果,分節音よりも超分節音のほうが,また,分節音では母音よりも子音のほうが高い重要度を示した。一方,超分節音では特殊拍・アクセント・イントネーション・ポーズの各重要度に有意差がなかった。さらに,母音では 4 項目の各重要度に有意差がない一方,子音では子音を分類する基準である調音場所・調音方法・有声無声のいずれも重要度に影響を与えた。アクセントでは,各項目間に重要度の差がみられなかったが,特殊拍では連母音よりも長音と促音のほうが重要度が有意に高かった。イントネーションでは,フォーカスが疑問文の文末および態度のイントネーションより重要度が有意に低かった。以上の結果は,今後の中国語を母語とする日本語学習者を対象とした発音指導にとって,重要な知見となることが期待される。textapplication/pd
2024 年度海外日本語教育実習報告(グループ B) : 福建師範大学での教育実習に参加して<実習報告>
本稿は,2024 年 3 月 2 日から 3 月 15 日にかけて行われた海外日本語教育実習の実習報告である。本実習は,中華人民共和国の福建省福州市にある福建師範大学で行われ,埼玉大学より 6 名の学生が参加した。約 2 週間の実習報告と共に,現地での生活や文化交流について,実習生 3 名のそれぞれの所感をもとに振り返る。textapplication/pd