Miyagi University of Education Repository
Not a member yet
1502 research outputs found
Sort by
What is " Good Citizenship" ? : Rethinking of John Dewey's "Social Efficiency"
本稿は、「良き市民であること」good citizenship の「良さ」とは何かについて、アメリカの教育哲学者ジョン・デューイの議論から、その「社会的効率性/有能さ」social efficiency 概念に注目し考察を行ったものである。デューイは「良き市民であること」と「市民としての有能さ」civic efficiency を同じものとし、市民であることの「良さ」を「効率/有能さ」の視点から論じたが、それは進歩主義教育における「社会的効率性」を批判し再構成することで、デモクラシーを支える「市民性教育」論を展開するものであった。だがそれは教育的実践において曖昧さを有し、また「社会改造主義」へと傾倒していくことで、その進歩主義教育への批判と同じ過ちを犯す可能性を有するものであった。
本稿は以上のように、デューイの「社会的効率性/有能さ」を批判的に読み解くことで、その「市民性教育」論における可能性と限界を明らかにしたものである。departmental bulletin pape
Researching Teaching Material of Oteba in Science Education of Elementary School
小学校第₄学年「人の体のつくりと運動」の単元は現行の指導要領(平成20年₃月改訂)から再び加わった単元である。教科書に載っている観察・実験方法では、自分の体に触れたり、実際の動物や映像資料を用いることが示されている。一方、実際の自分の筋肉や骨、関節などの動きやつくりを見ることが出来ないこと、自分の腕を触っても骨が一本か二本かを判別し辛いこと、あるいは大人も含め、幼少期に漫画やアニメから得た間違った知識を獲得しインプリンティングされる結果、その素朴概念により「実感を伴った理解」に繋げることが難しいと考えられる。多くの生物教材実践事例について調べヒントを得た結果、大手羽の活用に多くの優れた点を見出すことができた。例えば、コスト・入手の容易さ・準備時間・後処理が挙げられる。また教科書で採り上げられている、人の腕との比較がしやすく、子どもの知的好奇心をくすぐるダイナミックな動きを体験でき、①筋肉の収縮・弛緩の様子、②筋肉同士が拮抗する様子、など観察可能であることが授業実践を通して分かった。大手羽は教材として非常に示唆に富み、有効であることを見出した。departmental bulletin pape
Piano instruction for teacher training students : The case of Miyagi University of Education
教員養成大学である宮城教育大学では、グループレッスンという授業の形態でピアノ実技指導が行われている。将来小学校の教員、もしくは中・高等学校の音楽教員になろうとしている学生に対して、どのように演奏技能や知識を伝えているか、その現状と課題を考察する。departmental bulletin pape
Multi-modal Analysis of children's Interaction and Self-control in play
本研究では、遊び場面における₅歳A 児の自制心の事例をもとに、自制心の要因を明らかにすることを目的とする。具体的には、自制心を生起させた場面をELAN を用いてマルチモーダル分析し、その要因を明らかにする。
その結果、A 児は「先占の尊重」の原理に基づいて、自らの思いを自制し、多様なストラテジーを用いて、自らの思いを遂げようとコミュニケーションを展開させたことが示された。departmental bulletin pape
A Collection of Tasks for English Education
This paper begins by giving a brief outline of task-based language teaching and a definition of a task. This is then followed by descriptions of tasks that may be used in an English as a foreign language classroom. Finally, the authors describe an approach to teaching which combines the traditional process of “present practice produce” and task-based language teaching to bring about a more efficient lesson structure.departmental bulletin pape
Fundamental study about the style of editorial in an elementary school(5)
本稿では、小学校国語科説明文教材「千年の釘にいどむ」(国語 五 銀河、光村図書)を素材として、異色とも言いうる詳述的な文章を支える語句や表現の計量的観察を通じて、漠然としたイメージでとらえられることの多い文体的性格をいかに客観性をもたせてとらえなおすことができるか、今後の実践的研究に備え、語学的側から考えうる問題点と課題とを整理しようとするものである。departmental bulletin pape
On several significant points in teaching Human Rights in Social Studies at Elementary School from contemporary perspectives.
本論の目的は、小学校社会科における人権の学びについて、時代の要請に応じた仕方でより効果的に進めていく際に必要な知識や考え方等について、その要点と意義とを示すことにある。ただし、具体的な指導方法を提案したり、授業案を提示したりするものではない。本論は、筆者が担当している教員養成課程の小学校の教科科目「社会」における、筆者のこれまでの授業実践の蓄積を通じて得られた知見をもとに、小学校社会科における人権の学びにおいてどのような知識と考え方が必要なのかを論じるものである。具体的には、新しい学習指導要領において小学校社会科の教科の目標とされている「公民としての資質・能力」の意味するところを確認したうえで、人権の学びにとって基礎となる人権思想の歴史、日本国憲法における人権の規定等を踏まえつつ、最後に、グローバル化の進行とともに人権が新たな視座のもとに論じ直そうとする動きに関連して、とくに貧困問題と気候変動/地球温暖化の問題を人権という視点から整理する。departmental bulletin pape
On Creating School Counseling(14): Based on the proposal of the investigative committee on FUTOKO( Non-attendance at school) in Sendai
The purpose of this paper is to report the proposal of the committee on FUTOKO (Non-attendance at school) in Sendai City and to consider future tasks. The investigative committee conducted a survey on the situation and recommended taking a countermeasure against FUTOKO, which consists of two parts: one was a proposal to build a daily stable school life, and the other was to support non-attending students. We need to make primary efforts for all students and take secondary and tertiary actions for non-attending students. Since the recommendations of the committee indicate the direction of countermeasures, we must immediately start developing specific support systems and programs.departmental bulletin pape
Developing Middle Leaders Who Can Improve Teaching - Period for Integrated Studies As a Clue
学力の向上は教育政策の重要課題であり、この観点からみた場合、「総合的な学習の時間」は、学校の成果や学力とはテストの得点で測定されるものだけではないということを広く提示するという重要な役割を担っている。しかし、外形的な存在を超えて「総合的な学習の時間」が機能していくには課題が多く、その解決には「探究の過程」の質の向上が重要となる。「探究の過程」で養われる資質・能力を生涯に渡り学び続ける土台と考えた場合、生活世界の広がりとともに「問い」を深化させていくことが導かれる。これらの実現には、授業改善を牽引するミドルリーダーの存在が欠かせない。
こうした捉え方を基に、A校での実践では、学校グランドデザインを出発点とし、学校教育目標の具現化の視点から「総合的な学習の時間」の授業改善に取り組むことを試みた。全体計画、年間指導計画の作成、そして日々の授業改善と、教育活動の充実と改善に資するためには、管理職のリーダーシップの下、ミドルリーダーが実務的な中心となり、学び続ける教職員集団となっていくことが求められる。departmental bulletin pape