Miyagi University of Education Repository
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「つながり」を重視した文学的文章を読み深めるための授業づくり
平成29年告示の学習指導要領では,「思考力,判断力,表現力等」の内容「C読むこと」の指導事項は,叙述に基づいて文章の構造や内容を把握する「1.構造と内容の把握」,書かれていることや書かれていないことについて想像する「2.精査・解釈」,文章を読んで自分の考えを形成する「3.考えの形成」,形成してきた自分の考えを表現し,互いの考えの相違を認め合うことを通して自分の考えを広げていく「4.共有」の4つから構成されている。本研究では,特に「精査・解釈」「考えの形成」「共有」に絞り,文学的文章を読み深めるために「物語の一番の読みどころ」において,それまでの部分ごとの読みを土台にして「考えを形成」し,異なる考えを持つ他者と考えを「共有」しながらさらに深い「解釈」に導くための授業づくりについて,その実践,検証を試みた。othe
中学校創作ダンスにおける生徒が持つ抵抗感を払拭するための活動や手立て
学校現場での授業実践を通して,創作ダンスが抱える課題の解決や,初期段階の生徒(ダンス経験の無い生徒,創作ダンスに対して苦手意識や恥じらいのある生徒)でも楽しく学習できる授業をするための活動や手立てを検討した。その成果を,生徒の授業内での反応や学習カードと共に記載している。othe
'Text' and 'Information' in the reading skill ―PISA reading skill and national language education―
全国学力・学習状況調査における「テキスト」と「情報」とに着目し、それが「PISA 型読解力」のどのような影響下にあるかを検討した。その結果、「PISA型読解力」は教材テキスト概念や読解力の概念を拡張させる点に影響を与えていることが確認できた。
まず「教材テキスト概念の拡張」についてである。「PISA型読解力」では、教材となる「テキスト」は文や段落から構成される「連続テキスト」と図表などの「非連続テキスト」からなることを示している。また、その影響を受けた全国学力・学習状況調査では、新聞を例とする社会生活に関わるさまざまな文章を「テキスト」としている。これによって、とりわけ国語科教育における教材テキスト概念は拡張され、学びに広がりが生まれることになった。
次に「読解力概念の拡張」である。これまでの読解力では、教材となる「テキスト」について、主として筆者の言わんとすることを正しく詳しく読み取ることに主眼がおかれてきた。しかし、「PISA型読解力」では、読み手が目的に応じて意図的・自覚的に「テキスト」に向き合い活用する能力を読解力とした。これによって、教材テキストについて「筆者(作者)の文脈」を正しく詳しく読み取るだけではなく、読み手である学習者が主体となって教材となる「テキスト」と向き合い、そこから得られた「情報」によって課題解決や目標達成に取り組む、いわば「学習者の文脈」を生み出す能力が読解力として位置付けられた。departmental bulletin pape
A Study for Interpretation of Onomatopoeia for Persons and Children with Visual Impairment in Regard to Onomatopoeia for Laughing
departmental bulletin pape
保育者の専門的資質を育成するためのマルチモーダル分析用情報機器とアプリケーションの活用― 幼児の製作遊びにおける保育者の役割について ―
本研究では,幼児の製作遊びにおける視線と行為の変化を360度カメラでサンプリングし,その映像データを,マルチモーダル分析のために開発された分析ソフト『ELAN(EUDICO Linguistic Annotator)』を用いて分析し,製作遊びにおける保育者の役割について明らかにすることを目的とする。そして,さらにその知見をもとに,自らの実践を,分析に適した情報機器や分析ソフトを用いてサンプリングしたり,分析したりする情報リテラシーに関する保育者の専門的資質の在り方について総合的に考察を行う。
製作遊びにおいて幼児の視線とその注視する対象を正確にサンプリングするために,近年,安価で流通している360度カメラを用いることとした。さらに,瞬時に変化する視線を正確に分析するために,1フレームごとに分析可能なマックスプランク研究所が開発したアプリケーションELANを用いてマルチモーダル分析を実践した。departmental bulletin pape
情報社会への関心と論理的思考力を高める「お題解決型学習」によるプログラミング教育の効果
本論文はプログラミング教育に関しての3つの手立ての有効性を明らかにすることを目的としている。1つ目は,プログラムが搭載されている身近な機器への着目を通して,情報社会に関心をもたせる手立てである。2つ目は習熟度別の課題解決「お題解決型学習」を通して,論理的思考を働かせながら,主体的・協働的な学びを促す手立て,3つ目は機器操作やプログラミングに関する用語とその意味について習得させるための手立てである。本実践授業に活用したプログラミング教材はScratch3.0である。教材としてScratchを選んだのは,直感的操作に長けている点と進学先の中学校の技術家庭科で採択されているという点を考慮したためである。授業後の児童の変容については,計量テキスト分析と印象調査アンケートを用いて分析を行った。分析の中での特筆すべき児童の変容については,変容の要因について抽出分析を行った。授業実践と分析の結果,児童の主体的で協働的な学びが促され,プログラミング教育における本実践の3つの手立ての有効性が示唆された。departmental bulletin pape
Inquiry Based Study at a Teacher Training Course : Through Observational Studies of Domestic Animals
journal articl
Bamboo Utilization in Comprehensive Learning about Sendai Tanabata Festival and its Positive Effects on the Environmental Ethics of Students
journal articl
高卒者の早期離職改善のためのカリキュラム編成と進路指導体制の再構築に関する研究
本研究は,新規高卒者の早期離職改善のためのカリキュラム編成と進路指導体制の再構築を目標としている。新規高卒者の3 年以内の早期離職率は最新統計で39.5%であり,昨年よりも0.3%増加した。離職理由を見ると,コミュニケーション能力不足による離職の割合が高い状況である。卒業生の就職後の追跡調査により事業所から収集した離職理由をもとにR-PDCAサイクルを実行し,カリキュラム・マネジメントによる教科横断的な取組を実践した。その中心となるのは「総合的な探究の時間」であり,その計画立案は育てたい資質・能力(コンピテンシー)がベースとなっている。しかし,近年,配慮の必要な生徒の入学が増加し,特別支援教育的視点での支援・指導がどの高等学校でも求められている。卒業時には,通常の生徒も配慮の必要な生徒も同等の資質・能力を身につけ,早期離職改善に繋げられる1 つの方法について論述した。othe
表現について
「表現」とは何だろうか。
現在、学校教育において、児童・生徒に「自らの考えや感情を相手に正しく伝える力」を育成するように求められている。「他者と話し合い、行動を共にし、課題や問題をともに解決していく力」の育成は確かに大きな教育課題である。
学校においては他者は級友や先生であるが、家庭においては家族である。社会においては、多文化を背景とした多様な社会人である。
そのような人たちと理解し合い、交流するためには、自らの考えや感情を相手に分かるように正確に伝えなければならない。伝える力を持たなければならない。
そのような文脈から言えば、「表現」とは「自分の考えや感情をことばや身振りで正確に明らかに相手に伝えること」と言えるだろう。
そのようなコミュニケーションの場ばかりではなく、「表現」ということばは「芸術の世界」でもよく使われる。
「バレエ」や「演劇」などでは、「表現」とは一般に踊り手や演者が作品から得た自らの考えや想像や感情を「ことば」や「身体」を使って表すこと、と一般的に捉えられている。
ここでも、「表現」とは「自らの考えや感情や想像をことばや身体を使って表すこと」、「表現力」とはその表す「力」としているのではないだろうか。
しかし教育のおける「表現」はそのようなものなのだろうか。わたしは「子どもの主体的な学習をつくりだす授業」の探究を通して、教育における「表現」は上記の定義と異なった内容ではないかと考えるようになった。
わたしはその内容を研究と実践を通して明らかにしていきたい、と考えた。以下がその実践と考察である。othe