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桜島の流下土砂を細骨材として用いたコンクリートの海洋環境下におけるアルカリシリカ反応性
桜島の流下土砂(土石流土砂)は、細骨材としての密度や粒度分布等の物理特性が良好であり、コンクリートの施工性や強度特性において良好な結果が得られた。ただ、流下土砂は火山性の骨材であり火山ガラスを多く含みアルカリシリカ反応を引き起こす骨材である。アルカリシリカ反応を起こす骨材を使用したコンクリートは、海洋環境下では塩化物イオンの浸透により反応が促進される懸念がある。本研究では、アルカリシリカ反応抑制対策を講じたコンクリートを海洋環境下に曝露し、アルカリシリカ反応に対する抑制効果の検証を行った。現在、曝露して5 年が経過しているが各種試験結果にアルカリシリカ反応によるコンクリートの劣化は見られない
小中学生のためのものづくり・科学教室「鹿児島高専の日 2013」におけるプログラムの開発
地域での創造的人材の育成と,子どもたちの理科離れを食い止めるため,鹿児島市立科学館との連携により,科学実験教室等の各種イベントを通じて科学に対する興味や関心を高め,夢や創造性を育む機会を設ける事業を計画した.この事業は,独立行政法人科学技術振興機構(JST)の「平成25年度科学技術コミュニケーション推進事業機関活動支援」に,“小中学生のためのものづくり・科学教室「鹿児島高専の日2013」”のテーマで採択され,鹿児島高専を地域へ広くPR し,本校への志願者増に向けた広報活動の一環とも位置づけ,科学実験教室や展示等を,平成25 年8 月11 日に鹿児島市立科学館,平成25 年12 月15 日にかごしま県民交流センターにて実施した
職業能力を涵養するシーケンス制御実験の教材開発
シーケンス制御技術は,工作機械の制御など,耐環境性・耐ノイズ性が求められる分野で高いシェアを誇っており,関連する企業においては主要技術とされている.高専生は,早くから専門的な技能を習得して,社会に貢献していくため,この技術を習得することは重要な意義を持つ.そこで,電気電子工学科のシーケンス制御実験を対象として,シーケンス制御技術を効果的に習得するための実験用教材を開発して,その効果を調査したので報告する
Research on the effects of the Heisei municipal merger upon international exchange of small local governments: Case study of non-renewed exchange agreements in Kagoshima Prefecture
The purpose of this paper is to show the effects of municipal mergers upon international exchange of small local governments through the consideration of specific examples from the aspect of local communities. In Japan, the Heisei municipal merger started in 1999, and the number of cities, towns, and villages was greatly decreased by 2010. However, detailed investigations focusing on the present situation and issues upon the international exchange activities of small local governments from the perspective of the municipal merger have rarely been conducted. Therefore, this research paper focuses on two non-renewed friendship city agreements of merged small local governments in Kagoshima prefecture as the subject to introduce such local governments’ international exchange activities, incorporated before and after, and analyze them based on three criteria: key persons, organizations, and empowerment. In the research, qualitative analyses were mainly employed. The results indicate that the three criteria were not evident before the merger. Therefore, their friendship city agreements were not renewed. Moreover, the effects of the municipal merger on the community are as follows: (1) exchange activities in the area lost; (2) information sharing declined; (3) tendency towards insularity. The present results suggest that the international exchange of small local governments are effective in local revitalization.本稿の目的は,旧小規模自治体が合併前に独自に取り組んでいた国際交流事業は合併によりどのような影響を受け,合併後どのような変化や課題に直面したのか,地域社会の観点から具体的な事例を通して考察し,自治体における国際交流の意義づけを明確にすることである。市町村の規模・能力の充実と行財政基盤の強化を目指して行われた平成の大合併では,村と町の数が激減し自治体の枠組みは大きく変化した。しかし,合併により周縁部となった旧小規模自治体の,合併後を検証する研究はそれほど進んでいるとはいえない。なかでも,これまで多くの自治体が取り組んできた国際交流事業を,合併前・合併後の連続性から具体的に検討した研究は極めて少ない。本稿では,文鹿児島県内合併自治体に焦点をあて,合併直前まで友好都市交流事業が実施され合併を機に交流が終了となった旧桜島町とリポン市(米国),事実上の解消となった旧宮之城町と安吉県(中国)の2つの国際交流事業を事例として取り上げ検討した。2つの友好都市提携の背景や交流の経緯,合併後の当該地域における国際交流の現状と課題について,関連資料,現地調査,交流に関与した担い手への半構造化インタビュー調査の結果を整理・分析し,考察した。筆者のこれまでの国際交流に関する研究から得られた知見,すなわち交流の発展過程の動的構成要素として捉えられるキーパーソン,中間的な団体や組織,エンパワーメントを分析のキーワードとし,友好都市提携が継続されなかった原因を検証した。2つの事例の合併パターンは異なるが,合併後,当該地域では国際交流は行われておらず,地域住民の社会的接触,地域発信力の低下が共通の現象としてみられ,合併後の旧小規模自治体が抱える課題が浮き彫りになった。考察を踏まえ,国際交流は地域の独自性,自治を維持する政策課題の一つとして,また地域社会にイノベーションを引き起すための道具として有効性があることを示唆した
Development of teacher’s question for bringing up children's ability of establishing moral viewpoint : development of teacher's question for children's ability of questioning themselves
Repot on the disaster prevention measures in kindergarten : focusing on practices in Kyusyu area
Schools as Collaborative Learning Communities
近年,世界において,教育改革が進展しつつある。改革下において,学校や教師たちは,さまざまな圧力を意識的・無意識的に受けながら,組織や自らの成長を遂げていくことが求められている。本研究では,まず,教育改革という社会現象に関連した近年の専門的な学習共同体に関する研究動向と教師研究の動向を整理した。両者に登場する主体とそれらの関係性の検討した結果,専門的な学習共同体やそのネットワーク化を通して,学校長等がリーダーシップを発揮し,同僚性を構築しながら,専門的成長を維持する機会を提供していくことの必要性が示唆された。また,こうした展開は,学校内の教職員間や学校間に競争的な関係性を構築することでは実現されず,協同によってもたらされる価値観,具体的には共通の善なるものの追求,浮沈を共にし,互いの成功を支援・促進して幸福と効力感を分かち合う協同的な学習によって実現されることが,研究
の展望として示された