Niimi College Repository / 新見公立大学学術リポジトリ
Not a member yet
827 research outputs found
Sort by
.
看護学部学生を対象とし,自然科学に対する興味・関心・意識および基礎知識の内容を知ることを目的として調査を実施した。調査対象大学の学部においては,2012 年度学生募集から,大学入試センター試験の指定科目のうち,理科を2科目から1科目に削減した。その結果,高等学校での履修背景について,文系クラス出身者が増加して58%が理系クラス出身者,39%が文系クラス出身者となった。学生の72%が科学全般に興味・関心があると回答し,特に生物学分野にはほとんど全員が興味・関心があると回答した。理系クラス出身では,文系クラス出身者に比較して,科学全般・物理学・化学に対する興味関心が高いことが示された。一方,文系クラス出身者では,物理学・化学分野に関する基本的な知識が少ない傾向が認められた。看護学部の自然科学系科目では,理解の基盤に物理学・化学分野の基礎知識が求められる場合が多い。今回の調査結果を踏まえて,著者らが担当する教養系自然科学関連科目「自然科学I およびII」の内容および教育方法を再考することが必要であると考えられた
Effects of technical training in nursing incorporating the student preceptor system, conducted prior to basic nursing training, and related problems
基礎看護学実習Ⅱ前の技術練習において,上級生が下級生に技術指導を行うプリセプター方式を取り入れた効果を検討することを目的に調査研究を行った。対象は上級生である3 年生64 人,下級生である2 年生63 人で実施した。回収率は3 年生82.8%,2 年生 93.7%であった。指導時期は,3 年生・2 年生とも6 月下旬が適切であるとの回答が多かった。今後は,2 年生が早い時期から取り組み,十分な練習ができる時間的な余裕が必要である。また,次年度以降は基礎看護学実習のオリエンテーションを早い時期に行い,技術練習の必要性を十分認識したうえでのプリセプター方式の技術指導が望ましい。指導する項目は『バイタルサインの測定』ともう一項目は病棟の特徴に合わせた項目とする。3 年生が選択することで責任感が生まれてくると考える。3 年生・2 年生共に次年度も継続を希望していたので,効果的であることが明らかとなった。今年度の課題を改善しながら,継続していきたい。 A survey study examined the effects of technical training incorporating the preceptor system, in which senior students provide juniors with technical advice, conducted prior to "Basic Nursing Training II". Subjects were 64 third and 63 second year students. Theresponse rate among third and second year students was 82.8 and 93.7%, respectively. Both third and second year students considered late June the most appropriate time of preceptor teaching. It is necessary to allow second year students to prepare themselves earlier and take time to undergo thorough training. It is desirable to provide orientation for basic nursing training at an earlier period of the following year, so that they can implement and receive preceptor-based technical training with a sufficient understanding of its necessity. One specific subject of advice is "measurement of vital signs", and another should be selected by third year students according to the characteristics of the hospital ward, which is expected to develop their sense of responsibility. The efectiveness of preceptor-based technical training has been supported because both third and second year students hoped that they would provide or undergo it the following year as well. We hope to continue to organize it while addressing the problems identified during this year'straining session
.
「保育の計画」は保育所において保育の質を担保する重要なものである。しかし,保育士にとっては計画が苦手であったり,計画が実践に活かせなかったりと課題が多い。そこで,保育士は計画の必要性をどの程度感じているか,作成にあたってどのような困り感や悩みがあるのか指導計画に関する実態調査を行った。指導計画の必要性については,保育士の50%が「とても必要」,42%が「必要」と答え,約9 割の保育士が必要であると感じていることがわかった。勤務年数別に見てみると,1 年目の保育士は「とても必要」が4 割弱だったのに対し,21 年目以上のベテラン保育士は9 割が「とても必要」と答えていた。また,計画作成における困り感や悩みは約6 割の保育士が持っており,その内容は,「『保育の内容』理解」や「書き方」に関することが多かった。このことから養成教育や現任研修においては,計画作成の技術論にとどまるのではなく,保育の基本をおさえた上で「計画作成のあり方」および「計画が持つ意味」について理解を深めることが重要であることがわかった
.
2011 年3 月11 日に東日本大震災が発生し,東北地方の太平洋沿岸を中心に未曽有の被害を受けた。地震と津波に加えて原子力発電所の損壊に伴う放射線の問題があることから,遅々として復興が進まない。一方,西日本では,1995 年1 月17 日に阪神淡路大震災が発生した。17 年を経過した今も,復興作業が続いている。本曲は,阪神地域の復興しつつある姿をモティーフに,東日本大震災の被災地の一日も早い復興を祈願して作曲したものである。作曲にあたっては,阪神淡路大震災の発生データ(年月日,時刻,震源地)によって音列を作り,それに基づいて制作した。なお,各数字を下のように置き換えた(派生音を含む)。 1=C 音,2=D 音,3=E 音,4=F 音,5=G 音,6=A 音,7=H 音,8=C 音,9=D 音 演奏の際には,環境音素材をパーソナル・コンピュータにより編集した効果音と,演奏者の背後に神戸市内で撮影した写真を投影する。 本曲の初演は,2011 年12 月23 日にまなび広場にいみで開催された照葉樹定期演奏会Vol.22 で,作曲者自身により行われた
生活支援看護学実習における学生の学習到達度 -ルーブリック評価指標をもとに-
P(論文)本学の短期大学時代,地域看護学実習と老年看護学実習で「サテライト・デイ」を行ってきた。4年制大学 への移行に伴い,「サテライト・デイ」は生活支援看護学実習として新たに特色あるカリキュラムとなった。 今回,この生活支援看護学実習における「サテライト・デイ」での学生の学びをルーブリック評価指標を 基に分析し,今後の生活支援看護学実習の課題を明らかにすることを目的とした。その結果,「サテライト・ デイ」の回数を重ねるたびに学生の学びを深まっていることか明らかとなり,生活支援看護学実習の目標・ 目的はほぼ達成できていた。しかし,若干名であるが,学びの深まりが見られない学生もいることがわかっ た。したがって,個別対応の仕方やミーティングの持ち方など,学生の指導方法について工夫する必要があ ることが明らかとなった
介護実習における学生のアクティビティケアの取組みと課題
P(論文)近年,介護福祉の現場ではアクティビティケア(以下AC)という言葉が盛んに使用されるようになった。 本学においても,ACの学習に取り組ませ介護実習等で実践できるよう教育を行っている。そこで,本研究で はACの学習を終えた2年次の介護実習(4週間)等におけるAC実践に関する学生のレポートを分析し,AC教 育の効果と課題の知見を得ることを目的とした。その結果,学生はゲームなどのいわゆるレクリエーション 活動(以下,RA)に留まらないACを捉え,日常の介護や声かけの中にもACを意識していることが分かった。 一方,実践の内容では,圧倒的にRAが多く,実践力の乏しさが推察できた。また,効果の評価としては,利 用者の表情や発言等から捉えることができていたが,日常生活の変化を捉えたものは少なかった。今後,介 護福祉現場でACに取り組める力をつけていくために,RAの実践力をつけていくと同時に,ACの評価につい ても検討していく必要が示唆された
看護学生が捉えた母性看護の視点 : 母性看護学概論・母性看護学援助論の授業終了後の調査
P(論文)母性看護学(母性看護学概論・母性看護学援助論)の授業を終えたときはどの程度学生が母性看護学を理 解できたかということが重要である。これらの授業を通して,学生は今どのように母性看護を捉えているか に関心を持った。そこで授業内容や授業方法について参考資料とすることを目的に,学生が母性看護の視点 をどのように受け止めているかを調査した。結果,カテゴリー化されたものは<母性看護の対象及びその背 景>,<母性を促し支える看護>,<母性看護の課題や役割>,<母性看護に必要な知識と技術>の4つであ った。学生の母性看護の視点につながる教育内容を考慮する必要が示唆された
学生が持つ母性看護に対するイメージの変化 : 母性看護学の講義と実習を通して
P(論文)A大学の母性看護学概論の授業目的を,「母性看護の対象は,ライフサイクル各期における女性とその家族 であり,対象者の特性を捉え,健康レベルやセルフケア能力が高く,自己決定権をもつ人々への看護援助に ついて学ぶ。また母性看護の基盤となる知識を得ること。」とし,女性のライフサイクル全般を対象としてい る。本研究では,看護学生の母性看護に対するイメージが,母性看護の学習が進む中でどのように変化して いくのかを明らかにする目的で,看護学生を対象に調査を行った。学生は母性看護のイメージとして,対象 者を周産期の女性とその家族を捉えやすく,対象者が健康であることに着目していた。しかし,ライフサイ クルを通した女性については捉えにくいことが分かった。また,母性看護を特徴的な領域と捉え,周産期を 中心とした限定的なイメージが強く,他の領域との違いを認識し,そこに難しさを感じていた。母性看護の 学びの場は,学生の次世代育成の場としての役割も備えていることも明らかとなった。以上のことより,講 義・演習では,女性のライフサイクルを意識し,その視野を継続して持てるような教授の工夫が必要である
保育者養成におけるピアノ初心者に対する指導
P(論文)本研究は,入学時にピアノ初心者である学生に対するピアノ指導の検討を試みたものである。保育者にな るためには,2年間という短期間でピアノの基礎技術と基本的な音楽知識,さらに弾き歌いの技術を習得しな ければならない。しかし,これはピアノ初心者の学生にとっては,非常にハードルの高い目標であり精神的 な負担感も多い。そこで,限られ期間でこれらの知識と技術を習得できる可能性のあるピアノ教本を新たに 導入し,それを活用した指導を試みた。その結果,学生は,練習過程で様々なつまづきや困難を感じながら も,1年終了時には,「楽しみながら練習できた」,「難しいと感じることが多かったがやってよかった」,また 「弾き歌いの伴奏に役立つ」など,非常にポジティブな感想が得られた。反面,指導者である教員は,「テク ニック」の習得を重要視しているため,テクニックをつけるということに対する物足りなさを感じており, 習う側の学生と指導する側の教員との捉え方の大きな相違が浮き彫りとなった。これらのことから,ピアノ 初心者に対する指導には,基礎的技術の習得に偏ることなく学生に達成感や満足感を持たせること,さらに 自己効力感を育てることの必要性が示唆された
肢体不自由者との接触経験と障害者イメージの関連
本研究では,介護福祉士を目指す養成校の学生が肢体不自由者に対してどのようなイメージをもっているのか,また接触経験によってそのイメージに違いが生じるのかを明らかにすることを第一の目的としアンケート調査を行った。はじめに肢体不自由者のイメージ40項目の形容詞対の因子分析より5 つの因子(障害による生活上の支障,障害者との距離感,障害者の性格行動特性,障害者の充実度,障害者の自立)を抽出した。次にその因子を接触経験により比較した結果,接触頻度の多い群は接触頻度の少ない群に比べて,肢体不自由者を身近に感じていた。このことから,障害者との接触頻度が心理的距離感の変容に関わる要因になると推測された。また,全ての因子において接触頻度の少ない群は多い群と比較してネガティブなイメージをもつことが推測された。接触頻度とともにボランティアや介護実習の体験内容によって障害者のイメージが変わる可能性が示唆された