Miyazaki Educational Institution: MEI Library Academic Repository (Miyazaki International College / Miyazaki Gakuen Junior College) / 宮崎学園図書館学術リポジトリ
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リモートによる音楽科演習の一考察 -Zoom を使った音楽の学修と評価-
令和 2 年 4 月 7 日に政府より緊急事態宣言が発令され、コロナ禍において、大学における講義においても対面授業からオンライン授業への突然の転換せざるを得ない状況となり、音楽科の表現活動には様々な制限が余儀なくされた。どのように講義内容を構成し、講義を展開していくのか、日々、教 材作成に追われることとなった。Zoom を使ったシステムなどへの対応ができるのだろうか、音楽科においてオンラインの講義・演習は可能なのであろうか、音楽の本質をどのようにして伝えることができるのだろう、様々な問いがある中、オンラインでの講義・演習を始めることになった。ここでは、今年度の講義や演習の学修の取組や評価の課題をまとめ、今後の音楽科の演習におけるオンライン指導の在り方を考察していく。departmental bulletin pape
小学校国語科における模擬授業指導に関する一考察 -教員採用選考試験における指導を通して-
小学校の教員を目指すものにとって、大学等で学ぶ知識としての教職教養や専門教養等に加え、小学校現場での教育実習を通して児童に直接指導することや教材を分析して授業を構成する能力等は教員として大切な専門性である。教員養成校における教育指導法に関する知識や技術面の学びと教育実習校における授業実践や養成校における模擬授業等の実践が将来のM県の教員としての資質をさらに高め、一時間一時間を大切にした「分かる授業」「できる授業」「楽しい授業」を実践することが児童の教育を担うことにつながる。
ところで、教員採用選考試験は「教員としての知識の量」と「教員としての資質の量」を問う採用試験が多くみられる。M県の第一次選考試験では「教員としての知識の量」を選考し、第二次選考試験で「教員としての資質の量」を選考している。しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、M県の小学校教員採用選考第二次試験は、例年とは異なり「体育実技」「音楽実技」「集団討論」を中止し、「個人面接」「模擬授業」「英会話」のみの試験であった。「個人面接」と「模擬授業」の配点は総 得点の約 85%を占めている(1)。 筆者は、大学における二次試験対策指導 5 年目を迎え、これまで 4 年間の模擬授業指導の経験を活かし て、教員採用選考試験における国語科模擬授業指導の在り方を考察したい。departmental bulletin pape
Effects of Morning Exercise on Sleep-Wake, Moods, and Physical Abilities in College Students
本研究は、一般大学生が朝の 30 分間の運動を週 2 回 6 週間実践することが、睡眠覚醒、気 分、体力・運動能力に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。運動は、朝の時間 (8:20―8:50) を使ったラジオ体操を含む 30 分間の運動とし、週 2 回 (月曜日と金曜日) 6 週間実施した。対象者 は、本学保育科の 11 名であった。本研究の結果、朝の運動が運動後の気分の活性度を高めること、 朝運動の継続が起床時刻を早め、下肢パワー発揮能力を高める可能性が考えられた。さらに、グル ープインタビューより、朝運動は夜の熟睡感を高める可能性が考えられた。一方、グループインタ ビューにおいて、日中の眠気増大を挙げる学生が半数ほど存在した。したがって、大学生の朝の運 動実践は、「早寝」を促す睡眠教育と合わせて取り組むことで、早寝早起き習慣を身に付け、運動 後の気分の活性化および体力・運動能力の保持増進の効果をもたらすものと考えられた。departmental bulletin pape
Current Status of Foreign Workers in MIYAZAKI Prefecture :Focusing on Foreign Workers of Technical-Skills-Test
本論文では、技能実習制度と技能検定の仕組みを整理し、文献調査を基に技能検定の実態 についての把握を行った。その結果を踏まえ、企業への聞き取りを行い、宮崎県における技 能実習生に関する技能検定の実態を調査し今後の課題について検討した。研究の結果、技能 実習の分野によって、技能実習 1 号から 2 号を経て 3 号までの移行状況に差がある可能性が 認められた。今後、移行が多い業種とそうでない業種を比較・分析することで、移行を促進 する仕組みの構築に繋がることが期待される。また、聞き取りを実施した企業においては、 技能検定取得について自主学習や現場の指導に委ねられているものの、技能検定の取得すな わち技能実習 1 号からのスムーズな移行がなされていた。しかし、特定技能への移行や国の 求める専門的、長期的人材の育成という点から考えると、技能実習生が自らスキルアップを 望み実践できる仕組み作りが必要であるとの結論に至った。departmental bulletin pape
学校カウンセリングの現状と課題 -支援対象や支援方法の多様性の検討-
対象者の特性の推移は、児童生徒では非行と関連する不登校からいじめや不安障害、他者との関係 性維持の困難などによる不登校への変遷が見られる。保護者の特性では、教職員に対する高圧的な対 応が増え、対応に追われる教職員の疲労や不眠といったメンタルな問題が生じている。 支援技法の推移では、来談者中心カウンセリングが主要な技法であることには変わりがないが、多様な支援技法が求められている。不登校や発達障害、対人関係などの問題では認知行動療法、授業中の不適切行動の修正については応用行動分析、発達障害の環境調整ではティーチプログラムの構造化、 個人や集団の緊張開放にはリラクセーション技法、さらに教職員への支援ではコンサルテーションや心理教育が欠かせない。 学校緊急支援も増加傾向にあり、緊急支援時の学校関係者との連携、保護者の支援、教職員の支援、 児童生徒の支援などについて検討した。 教職員の支援では、心理教育を通してコミュニケーションを図りながら職業的努力を尊重し、個々の問題行動への対処については、スクールカウンセラーの専門性より生じる方向性の提示が必要とな る。departmental bulletin pape
英語の絵本に見られる英語の見方・考え方の一考察
平成 29 年に告示された学習指導要領において、外国語活動・外国語の目標の中に「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ」外国語による言語活動を通してコミュニケーションを図る資質・能力を育成することを目指す、という文言が盛り込まれている(文部科学省、2017)。そこで本稿ではそのような言語独特の見方や考え方を英語と日本語の絵本の中に探り、英語に特有な「見方・考え方」を児童に感じさせる可能性を探った。
一般的に英語は説明的で客観的な文章を好み、日本語は論理的な表現は好まず、オノマトペの多様に見られるような感覚的で曖昧な文を好むという違いが見られる。本稿ではそのような違いが日英の絵本にも現れるのかを探るために、英語が原本で日本語に訳されている2冊の絵本『はらぺこあおむし』と『あたまからつまさきまで』の英語と日本語を比較分析した。これらの2冊はいずれもエリック・カールによるもので、日本語でもよく読まれている人気の絵本である。比較してみると、日本語の絵本では、語り口調や劇的要素を用いるという特徴や、変化する人称代名詞に加えてオノマトペの多用から、感覚的で直接的な表現が多く見られるということがわかった。一方、英語の絵本では説明的で分析的および客観的表現が特徴として見られた。このような表現方法の違いや特徴は日本の文学作品にも見られ、日本語と英語の一般的な表現方法の違いと見ても良い。そこで、子供達が慣れ親しんでいて理解が容易であると思われるような英語絵本の読み聞かせをすることは、言語によって物事の描き方には違いがあることや、違いだけでなく日本語と英語の共通点への気づきを促すことへとつながる。このように英語の絵本に触れさせる利点の一つとして、英語の見方や考え方を明確に理解するとまではいかないが、英語独特の表現方法にふれることができる可能性を論じた。departmental bulletin pape
Educational Cooperation Between Universities and High Schools for “Parent-related Preparations” and “Childcare Professional Training”
departmental bulletin pape
Construction of working environment for the adjustment of childcare person
本論では保育の質の確保・向上の鍵となる、保育者の適応の研究に対する展望を述べた。 保育者の適応を困難にする保育現場の四つの性質(①保育者の多重役割、②保育の不確定 で未完成という性質、③保育活動に対するフィードバックの不明瞭性、④キャリアに応じ た指導・支援の不足)を述べるとともに、保育者の適応へのアプローチとして、保育の言 語化に基づく省察と基本的心理欲求の充足について論じた。departmental bulletin pape
幼児を対象とした木製玩具等製作の内容と指導法 -杉丸太を使ってつくる-
幼児教育で育みたい資質・能力を育成するために、木育活動は有効である。丸太を木口で切って磨けば美しい年輪を見ることができ、薄く切った丸い形を使って、コマや車などの玩具を製作することができる。コマ、ブンブンコマ、二輪車、丸板磨きの木育活動を宮崎県内保育園・こども園において実施し、活動中の子どもの様子を観察することで、木育活動の内容が適しているかどのような配慮が 必要であるか考察した。
木育活動においては、木の話をした後、丸太材を使った製作をした。丸太を固定する枠を使えば、幼児のこぎりで切ることができた。丸太材に対して垂直にまっすぐ切れるように薄く切り込みを入れておく必要がある。紙やすりの使う順の図を提示することで、幼児はそれを見ながら紙やすりを替えて磨くことができた。幼児は手動ドリルを使うことは難しかった。幼児はマスキングテープを使った塗装ができた。ブンブンコマを回すのは難しそうだった。コマや二輪車で遊ぶ姿があった。
幼児を対象としたコマ製作、二輪車製作、丸板磨きは楽しい活動であり、幼児を対象とした製作活動としてふさわしいと考える。ブンブンコマは回すのが難しく、幼児向きの製作とは言えない。実施した活動において保育者の援助及び指導上の留意事項については概ね有効であった。のこぎりの指導の援助をする保育者には、幼児が使うのこぎりに手を添えるのではなく、やって見せた後は幼児に任せるよう伝えておく。紙やすりを使う際はどこまで磨くのか幼児に目標を持たせるために、滑らかに削った見本を触らせる等の配慮をするとよいなどの新たな気づきがあった。今後は木の話の内容についてどのようなものがふさわしいか考えていきたい。また、新たな木工作教材開発を含め、保育者が実施できる木育活動の内容と方法について検討したい。departmental bulletin pape